By: Amani Hasan - CC BY 2.0

ZenFone2 ( ZE551ML ) に Android 6.0 Marshmallow 来た?

昨日の夜、 ZenFone3 のソフトウェア更新の記事を書いた後、 ASUS のサイトで私が持っている端末のサポート情報を眺めていました。

すると、今年の春頃から放置していた ZenFone2 に Android 6.0 Marshmallow が来ていることがわかりました。

そんなわけで今日は朝から ZenFone2 ( ZE551ML )を引っ張り出してきました。

OS のアップデートの前に溜まっているアプリのアップデートをしてしまおうと、まずは充電ケーブルを挿しましたが、通知ランプが点灯しません。

考えてみればこの端末、もう半年以上も電源を入れたことがありませんでした。
1時間ほど充電ケーブルを挿したままにしておいたのですが、充電状態を示す通知ランプが点灯しないままです。

「これは電源がイカれたかも」と思いつつ、電源ボタンを長押ししていたら、空っぽになったバッテリーの表示が画面に現れホッとしました。

それから充電を3時間くらいしつつ、自分がインストールしていた全てのアプリのアップデートが完了。
やっと、ソフトウェア更新の準備が整いました。

アップデート前の ZenFone 2 のシステム情報

まずは現在のシステム情報を確認。

Android バージョン 5.0
Android セキュリティパッチレベル 2016年1月1日
ソフトウェア情報 JP_2.20.40.174_20160310

と出ました。

2016年4月以降放置されていたZenFone2のシステム情報その1
2016年4月以降放置されていたZenFone2のシステム情報(その1)

 

2016年4月以降放置されていたZenFone2のシステム情報その2
2016年4月以降放置されていたZenFone2のシステム情報(その2)

この状態を ASUS のサイトで確認してみます。

https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone_2_ZE551ML/HelpDesk_Download/

すると「バージョン JP_2.20.40.174」が出たのは「2016年3月16日」であることがわかりました。

その後も国内版のアップデート情報を眺めてみます。

2016/05/03 バージョン JP_2.20.40.183
2016/05/17 バージョン JP-2.20.40.185
2016/08/05 バージョン V2.20.40.195(andriod L)
2016/09/05 バージョン JP-2.20.40.197
2016/12/15 バージョン JP-4.21.40.196

なんと、私がこの端末のアップデートを最後にやった以降、5回ものアップデートが来ていたんですね。

「やるな。 ASUS 」

昨日、アップデートを行なったのは、台湾で販売されているモデルでアップデートファイルは WW 版というものを使います。
国内正規販売モデルは JP 版といって、 WW 版と比べると、アップデートの頻度は少なめです。

それでも、この ZenFone 2 のアップデート情報をもう一度よくみてみると、私が思っていた以上にアップデートをしていることに気付かされました。

ZenFone 2 が日本で発売開始されたのは 2015年5月16日 のことでした。

http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/698670.html

私がこの端末を購入したのはその翌日。 2015年5月17日 のことです。
( ZenFone2 を入れていた箱の中にレシートが入っていました)

当時は RAM が 4GB というのが衝撃的でしたね。
この RAM の容量は 2016年11月2日 に発売が開始された Xperia の最新作 Xperia XZ ( 3GB )よりも多いのですから、今から1年半前にこのスペックはかなりインパクトがあったんです。

実際に購入し使ってみると、 5.5 インチのサイズ、 170 g という重さ、背面が曲面上になっていてバンカーリングがうまく接着しないなど使い勝手が悪く、バッテリーのもちも当時の私の使い方では1日もたないことがわかり、1か月ほどで元の Xperia Z3 に戻した記憶があります。

これも同じく上記の ASUS のサポートから転記します。
購入時のソフトウェア状態から現在までの、アップデート情報です。

2015/04/30 バージョン JP_2.15.40.10 (これが最初の「更新ファイル」です)
2015/05/11 バージョン JP_2.15.40.13
2015/07/08 バージョン JP_2.19.40.21
2015/10/02 バージョン JP_2.20.40.97
2016/03/16 バージョン JP_2.20.40.174 (これが私が今もっている端末の状態です)

こうしてみると、2016年5月16日の販売開始から2016年12月15日までの1年7か月(19か月)で10回ものアップデートを行なっていたんですね。

正直なところ、私が思っていた ASUS のイメージは、 CPU は 64 bit なのに、発売時の OS は 32 bit 版。アップデートで 64 bit に対応といいつつ、いつまでも 64 bit に対応させなかったダメダメなイメージです。

https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone_2_ZE551ML/

スマートフォンでは世界初*となる大容量の4GBメモリ**と、スマートフォンでは日本初*となる、インテルCPUを搭載。一度に複数のアプリを開いて、マルチタスクをしても、圧倒的なスピードが体感できます。
*2015年4月ASUS自社調べ。
** 2.3GHz/4GB ZenFone 2モデルのみ。64-bit OSへのアップデート後、全てのメモリ領域をご使用いただけます。

今回の Android 6.0 Marshmallow で OS は 64 bit 化されたのでしょうか。
そして、メモリ 4 GB はフルに活用できるようになったのでしょうか。

アップデートをしながら確認していきたいと思います。

アップデート作業中

2016/08/05 バージョン V2.20.40.195(andriod L)

ではまずは「システム更新」画面から「更新を確認」してみます。

2016/08/05付けアップデート通知
2016/08/05付けアップデート通知

最初に降ってきたアップデート通知は予想に反して、

2016/08/05 バージョン V2.20.40.195(andriod L)

がいきなり来ました。
この前にある

2016/05/03 バージョン JP_2.20.40.183
2016/05/17 バージョン JP-2.20.40.185

このアップデート内容は含まれていると解していいのでしょう。

このバージョン V2.20.40.195のアップデート内容を ASUS のサポートサイトからみてみると以下のような記載になっています。

Improvement Item:
1)Fix APP2SD issue
2)Update public warning system
3)decrease volume of shutter sound at JP sku.

これを Google 翻訳にかけてみた結果がこちら。

改善項目:
1)APP2SDの問題を修正
2)公衆警報システムを更新する
3)JP skuでのシャッター音の音量を小さくする。

私のスマホではドロイド君が久しぶりに見れて、その後148個のアプリの最適化が行われました。

アップデート後は

Android バージョン 5.0
Android セキュリティパッチレベル 2016年7月1日
ソフトウェア情報 JP_2.20.40.195_20160713

となりました。

一気に半年分のセキュリティパッチが当たったことになります。

2016/08/05更新分にアップデート完了
2016/08/05更新分にアップデート完了(その1)

 

2016/08/05更新分にアップデート完了(その2)
2016/08/05更新分にアップデート完了(その2)

AnTuTu Benchmark の結果

AnTuTu Benchmark v6.2.6 でデバイス情報を見てみました。

Android 5.0 (32-bit)
RAM Total:3907 MB

これを見る限り、64 bit 化はまだされていませんね。

AnTuTu Benchmarkで見る64bit化(アップデート1回目)
AnTuTu Benchmarkで見る64bit化確認(アップデート1回目)

2016/09/05 バージョン JP-2.20.40.197

続いて降ってきたのは JP-2.20.40.197_20160816_1958_user_rel(46.73MB)

これが Android 5.0 の最後のアップデートになると思います。

2016/09/05更新分アップデート通知
2016/09/05更新分アップデート通知

この更新内容の原文と翻訳結果は下記のとおりです。

Improvement Item:

1)Update security patch
2)Update ASUSZenUIServices
3)Slove multiple region calling problem

改善項目:
1)セキュリティ更新プログラムの更新
2)ASUS ZenUIサービスを更新する
3)複数領域呼び出し問題を解く

ドロイド君が出てきたあと、私の環境では147個のアプリの最適化が行われました。

アップデート後は

Android バージョン 5.0
Android セキュリティパッチレベル 2016年9月1日
ソフトウェア情報 JP_2.20.40.197_20160816

となりました。

2016/09/05付け更新後のシステム情報(その1)
2016/09/05付け更新後のシステム情報(その1)

 

2016/09/05付け更新後のシステム情報(その2)
2016/09/05付け更新後のシステム情報(その2)

予想はしていましたが、この時点でも AnTuTu Benchmark で見るデバイス情報に変化は見られません。

ほんとは来てなかった? Marshmallow

さて、ここまで記事を書きながら作業をしてきたんですが、ふと不安になりました。

「この最適化の後、私の端末には Android 6.0 への更新通知は来るのでしょうか?」

こういうのは一斉に配信されるわけではなく、順番があるんですよね。

人柱上等な人は OTA ( Over-The-Air )による配信を待つこと無く、 ASUS のサポートサイトからファイルをダウンロードし端末に入れアップデートしているようですが、私はそこまでしてする気にはなりませんでした。

最新アップデート 2016/12/15 JP-4.21.40.196

最新のアップデート JP-4.21.40.196 での変更点は下記のとおりです。

Note:
Please make sure update to latest Andriod L (2.20.40.197) before update to Andriod M
1)APP2SD not supported in M. Please backup before upgrade.
2)Adjust pre-load app after upgrade to Android M
3) Multi-user and SnapView will not be supported. If you wish to continue to use multi-user, please keep using current account
4)Remove Asus Email, Asus Calendar, Asus Messaging, Asus Browser and Asus Music after Factory Reset. You could use Gmail, Google Calendar, Google Messenger, Chrome and Google Play Music for relevant services
5)Add new features and new apps:
– Google Calendar
– Google Messenger
– Facebook
– Facebook messenger
– Instagram
6)Improve ZenMotion stability
The apps listed below will no longer be pre-loaded once your device has been upgraded to Android 6.0 (Marshmallow).
Thanks for your support.
1. ASUS Backup
2. Data Transfer
3. Dr. Eye (TW SKU)
4. Jawbone UP
5. EZTABLE (TW SKU)
6. Google Play Books
7. Google Play Games
8. Google Play Newsstand
9. Google+
10. Mirror
11. Omlet
12. Party Link
13. PC Link
14. Photo Frame
15. Remote Link
16. TripAdvisor
17. What’s Next
18. Yahoo Shopping (TW SKU)
19. ZenFlash (Can be downloaded from Google play)
20. Zinio
21. Asus Game center

注意:
Andriod Mへのアップデートの前に、最新のAndriod L(2.20.40.197)へのアップデートを確認してください。
1)APP2SDはMでサポートされていません。アップグレードの前にバックアップしてください。
2)Android Mへのアップグレード後にプリロードアプリを調整する
3)マルチユーザーとSnapViewはサポートされません。引き続き複数のユーザーを使用したい場合は、現在のアカウントを使用してください
4)Asus電子メール、Asusカレンダー、Asusメッセージング、Asusブラウザ、Asus Musicを工場出荷時の設定に戻します。関連するサービスにGmail、Googleカレンダー、Googleメッセンジャー、Chrome、Google Playミュージックを使用できます
5)新しい機能と新しいアプリを追加する:
– Googleカレンダー
– Googleメッセンジャー
– フェイスブック
– Facebookメッセンジャー
– インスタグラム
6)ZenMotionの安定性を向上させる
あなたのデバイスがAndroid 6.0(マシュマロ)にアップグレードされると、下記のアプリはプリロードされなくなりました。
ご協力ありがとうございました。
1. ASUSバックアップ
2.データ転送
3. Dr. Eye(TW SKU)
4.顎骨UP
5. EZTABLE(TW SKU)
6. Google Playブックス
7. Google Playゲーム
8. Google Playニューススタンド
9. Google+
10.ミラー
11.オムレツ
12.パーティリンク
13. PCリンク
14.フォトフレーム
15.リモートリンク
16.
17.次のステップ
18.ヤフーショッピング(TW SKU)
19. ZenFlash(Google Playからダウンロード可能)
20.ジニオ
21. Asusゲームセンター

と、書いていたら私の不安的中です。

私の ZenFone2 にはまだアップデートの順番が回ってきていませんでした。
バッテリーの残量も作業前が 100 % でしたが、今は 66 % まで減ってしまいましたので、充電をしてそのうち Marshmallow が降ってくるのを待ちたいと思います。

ZenFone2 Android 5.0 最終バージョンでの各種数値

参考までにこの ZenFone 2 Android 5.0 最終バージョンでの AnTuTu Benchmark スコア、ストレージ中のシステム予約領域、メモリの使用量を記しておきます。

AnTuTu Benchmark スコア 64793
システム予約領域 6.47 GB / 32 GB
メモリ空き容量 1.8 GB (参考値)

OTA での配信がいつになるかわかりませんが、一週間ほどこの ZenFone2 は手元に出しておいてアップデートが来たら続報を書きたいと思います。

 

AnTuTu ベンチマークスコア
AnTuTu ベンチマークスコア

 

システム予約領域の容量
システム予約領域の容量

 

メモリ使用量
メモリ使用量

アップデートを検討中の方へ

ZenFone 2 を Android 5.0 でお使いの皆様。

Android 5.0 から 6.0 にアップデートするとシステムフォントが変更になります。
この変更後のフォントに違和感を覚えたり、これまで SD カードにアプリを移動しておいたりしていた方はそれもできなくなります。
私は他の端末で Android 6.0 以降のものばかり使うようになり、フォントには慣れましたし、アプリを SD カードに逃がすような使い方をしていませんでした。

しかし、2ちゃんねるで Android 6.0 にアップデートが来ている各端末のスレを読んでいる限り、この Android 5.0 から Android 6.0 へのアップデートは後悔をしている人を多くみかけます。

また、私のこのブログ。
サイドバーの「人気記事」をご覧いただくとわかりますが、 ZenFone 2 Laser の Android 6.0 へのアップデートに関する記事を多くの方にご覧いただいております。

https://yuzakasota.com/20160825-zenfone-2-laser-ze500kl-android-6-0-1-update/

それだけ、このアップデートに伴う不安や影響が大きいのだと思います。

もし不安に思うのでしたら、アップデートは今回の「 2016/09/05更新分 バージョン JP-2.20.40.197 」までに留めておいてください。
アップデートはいつでもできますが、ダウングレードはできないと思っていたほうがいいと思いますので。

私が Android 6.0 へ積極的にアップデートをする理由

私は今回のこの端末 ZenFone2 に OTA でアップデートが来たら、すぐにやる予定です。
それはなぜかというと、現在の Android 5.0 ではアプリの権限を拒否することができないからです。

今回、 OS の bit 数やメモリの量を確認するために入れたアプリ Antutu Benchmark ですが、そのアクセス権限を確認すると凄まじいものがあります。

Antutu Benchmark アプリを Android 5.0 の端末で使いたいのであれば、このアクセス権限を全て認めなければなりません。
どうして、ベンチマークを計るのに「正確な位置情報」や「写真と動画の撮影」の権限を与えなくてはいけないのでしょう?

Android 5.0ではインストールするかしないかしか選べません
Android 5.0ではインストールするかしないかしか選べません

しかし、Android 6.0 からはアプリがもっているこれらの権限のうち、自分が認めたくないものは「許可しない」という選択ができるようになっています。
アプリをインストールした時は下記のように全ての権限を許可していない状態です。
アプリが権限を必要とすると、画面に「許可しますか」と尋ねてきますので、自分が納得いかない権限であれば「許可しない」を選択すればいいのです。

それで思うような動作をしないアプリなら、私はそのアプリをアンインストールします。

Android 6.0 でのアクセス権限許可
Android 6.0 でのアクセス権限許可

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.antutu.ABenchMark&hl=ja

私はフォントの見た目の問題よりも、こういったアプリの不必要に思えるアクセス権限を管理できるように Android 6.0 にアップデートできるものは全てアップデートしています。

この年末年始、時間をゆっくり取ることができる人が多いでしょう。
また、お正月にスマホを新規に購入される方もいらっしゃると思います。

最近発売された端末は殆ど Android 6.0 だと思いますが、福袋など激安で入手できる端末は Android 5.0 のものもあるかもしれません。

アップデートするかしないか、よく考えて行なってみてください。

OTA での Android 6.0 への配信は行われていないようでしたので、マニュアル操作でアップデートを行いました。
もし、やってみたい方がいらっしゃいましたら、下記記事を参考に行なってみてください。https://yuzakasota.com/20161226-how-to-manually-update-zenfone2-to-android6-marshmallow/

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