ZenFone3 ZE520KLにセキュリティアップデートWW-14.2020.1712.85

今年、一発目のアップデート記事は ZenFone3 台湾版です。

私が持っている端末ではようやく脆弱性 BlueBorne や KRACK への対策が進み、今後はこれらの対策が完了した端末を中心に使っていこうとしていました。

ところがまた新しい脆弱性が発見されました。
それは CPU の投機的実行機能における脆弱性、通称「 Spectre 」と「 Meltdown 」というものです。

この脆弱性の対象は幅広く Intel 製、Arm 製、AMD 製の幅広い CPU が影響を受けます。

この脆弱性は Android や iPhone などのスマートフォンにも影響し、 iOS では本日 2018年1月9日 iOS 11.2.2 へのアップデートを開始しました。

Android 端末では脆弱性 CVE-2017-13218 を含むセキュリティパッチレベル 2018年1月5日でその対策がなされています。
現在、 Android 端末でその脆弱性対策がなされているのは Nexus5X 以降と Pixel シリーズのみになると思います。

その影響を私達が端末を使うに当たって実感することはないかもしれませんが、私としては常に最新の対策がなされた端末を使いたいと思っています。

アップデート通知

今回のアップデートのファイル容量は 45.6 MB です。
このファイルサイズからみて、新機能の追加は無いと判断できます。

1.WIFI connection qualityimprovement.
2.Security patch updated.

これを Google 翻訳にかけた結果がこちら。

1.WIFI接続の品質改善。
2.セキュリティパッチが更新されました。

この内容は ASUS の公式サポートページには本日現在、まだ掲載されておりません。

しかし、下記の ASUS 公式フォーラムには掲載されています。

このアップデートは 2018年1月8日から配信が開始されたようです。

Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年11月6日
ビルド番号 NRD90M.WW_Phone-14.2020.1711.81-20171216

ファイルサイズ 45.6 MB のダウンロードに我が家の通信環境では 1分以内で完了しました。

Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年12月1日
ビルド番号 NRD90M.WW_Phone-14.2020.1712.85-20171228

当然のことながら、 ZenFone3 の今回のアップデートには「 Spectre 」や「 Meltdown 」といった脆弱性の対策は盛り込まれていません。
今後は各端末メーカーがどれだけ早くセキュリティパッチレベル 2018年1月5日 を配布してくるかに注目したいと思います。