先ほどの記事で思いもよらずにWordPressのプラグイン更新によるブログアクセス不能を体験してしまいました。
これは早々にこのブログシステムであるWordPressのバックアップを取れるようにしておかないとと思い、また記事を書きながら作業を進めることにしました。
参考サイトは下記のところ。
http://bazubu.com/how-to-use-backwpup-23804.html
基本的には上記のサイトのとおりに手順を進めていきますが、参考サイトの内容と自分のところで違ったところを中心に書き留めておきたいと思います。
使うプラグインはこちら。
https://wordpress.org/plugins/backwpup/
BackWPupのダッシュボードというところを見ると、いきなり、最初から解説サイトと違います。
これも日本語化が進んでるんでしょうかね。
ダッシュボードの「最初のステップ」を順番に見ていきます。
1.インストール確認
ここをクリックすると、次のような画面になります。
ここで気になったのが
「Tempフォルダ:」
「ログ用フォルダ:」
この2つの項目について、「-temp/は存在しません。」、「-logs/は存在しません。」というメッセージ。
恐らく、2つのフォルダを作っておけばいいのかなと、FTPアプリで上記の2つのフォルダを指定された名前で作成しました。
もう一度ダッシュボードに戻って、「1.インストール確認」。
すると、上記の「存在しません」というメッセージが無くなりました。
続いて
2.ジョブを作成
をクリック。
ここからは解説サイトの
1−1−1.一般設定
と同じようです。
「このジョブの名前」に「File backup」と入力
「このジョブは …」で「ファイルのバックアップ」のみにチェック
「アーカイブ名」はデフォルトのまま
「アーカイブ形式」もデフォルトの「Zip」のまま
「バックアップファイルの保存方法」で「フォルダにバックアップ」のみにチェック
「ログの送信先メールアドレス」はデフォルトのまま
「メールのタイトル」もデフォルトのまま
「エラー」「ジョブの実行中にエラーが発生した場合にのみログをメールで送信」にチェック
「変更を保存」をクリック。
続いて
1−1−2.スケジュール設定
「ジョブの開始方法」で「WordPressのcron」を選択
「スケジューラタイプ」で「基本」を選択
「スケジューラ」は「毎週」、「日曜日」、朝の「3」時、「0」分を指定
「変更を保存」をクリック。
続いて
1−1−3.バックアップするファイルの設定
「バックアップするフォルダ」に関しては、解説サイトのとおり全てデフォルト設定のままにしました。
続いて
1−1−4.バックアップ先:フォルダ
「バックアップを格納するフォルダ」
ここには初期設定で「uploads/backwpup-ab123c-backups/」といったようなフォルダ名が入っていますが、これはこのプラグインが動くと自動で作られるのでしょうか?
私は不安だったのでFTPアプリで新規に上記の名前でフォルダを作ってしまいました。
(最終的にはセキュリティ上の意味もあると思い、任意の名前に変更しました)
「ファイルを削除」ここは解説サイトと同じく「12」としました。
これは毎週1回、バックアップが作成されるので、12週、約3か月でそれ以降は古いものから削除されるという意味だそうです。
「変更を保存」をクリックして終了です。
1−1−5.設定の確認方法
ダッシュボードに戻ります。
「3.作成したジョブを実行」をクリックすると、先ほど作成した「File backup」というジョブが見えます。
そこにカーソルを持っていくと「今すぐ実行」の文字が現れます。そこをクリック。
バックアップというとすごく時間がかかるイメージがありましたが、
「ジョブは18秒で完了しました。」
とのこと。
こんなに早く終わるとなんだか不安になってしまいます。
ダッシュボードに戻り、
「4.ジョブ・ログをチェック」をチェックをクリック。
すると、ジョブのログが表示されました。
これを見ると私のブログは2016年10月7日14:11に88.74MBを18秒でバックアップされたことがわかります。(スクリーンショットを撮っていたのですが、リサイズしたら文字が読めなくなってしまったので画像省略です)
2か月以上ブログを続けてきましたが、こうやってみるとあっという間なんですね。
WordPressの管理画面、BackWPupの項目の中に「バックアップ」があります。
それをクリックすると、バックアップしたファイルのダウンロードができるようです。
パソコンにダウンロードしてみましょう。
先ほどのバックアップは18秒で完了したということでしたが、私の回線ではそのバックアップファイルのダウンロードに2分以上かかりました。
ダウンロードしたZIPファイルを開いてみると、解説サイトと同じように
wp-admin
wp-content
wp-includes
といったフォルダとファイルが入っていました。
このZIPファイルは定期的にサーバーから自分でダウンロードして、パソコンにも保存しておくといいようです。
続いて
1−2.データベースの自動バックアップ設定方法
こちらも解説サイトを見ながらおこなっていきます。
私はデータベースというのがどういったものか理解していないのですが、同じようにやっていきます。
1−2−1.一般設定
ダッシュボードから「2.ジョブを作成」
「一般タブ」
「このジョブの名前」を「Database backup」と入力
「このジョブは …」で「データベースのバックアップ」と「インストール済みプラグインリスト」にチェック
「バックアップファイルの保存方法」で「フォルダにバックアップ」のみにチェック
それ以外はデフォルト設定のままです。
「スケジュール」
「ジョブの開始方法」を「WordPressのcron」を選択
「スケジューラ」を「毎日」、「3」時「0」分を選択
1−2−3.バックアップするデータベースのファイル設定
「DBバックアップ」タブ
解説サイトではデフォルトのままということでしたが、唯一違うのが現在のBackWPupの設定だと
「バックアップファイルの圧縮」が「なし」になっていました。
解説サイトでは「GZip」がデフォルト設定のように書いてあります。
私はこの「GZip」という拡張子について知らなかったので、ググってみました。
すると、これはLinux系の圧縮フォーマットっぽかったです。
この拡張子のファイルを解凍するWindowsアプリとしては「7-Zip」があるようなのですが、私の場合、圧縮率よりもデータの復元性を大事にしたいと思い、ここは「なし」を選択しました。
1−2−4.バックアップするプラグイン一覧の設定
「プラグイン」タブ
「プラグインのリストファイル名」、「ファイルの圧縮」ともにデフォルト設定のままです。
1−2−5.バックアップ先:フォルダ
「宛先:フォルダ」
「バックアップを格納するフォルダ」
デフォルトでは「uploads/backwpup-ab123c-backups/」という風になっています。
解説サイトでは「uploads/database-backup/」になっています。
先ほどの「File backup」の時はデフォルトの設定を使ったのですが、このままだと「File backup」も「Database backup」も同じフォルダに入ってしまいます。
ここは分けておいた方が後でわかりやすいと思いますので、設定を変更します。
「ファイルを削除」
解説サイトのように毎日1回バックアップして月に約30回、バックアップが30たまったら古いものから削除していくという意味の「30」に変更しました。
ダッシュボードに戻り、今作ったジョブ「Database backup」の動作確認をします。
こちらはなんと0秒で終わりました。
本当に終わっているんでしょうか。
WordPressの管理画面。サイドメニューのBackWPup、「バックアップ」を選択します。
「バックアップ アーカイブを管理」
「FOLDER:Database backup」に変更し、「先を変更」をクリックすると先ほどバックアップしたZIP形式のファイルがみつかりました。
こちらは797.89KB。
たしかに、これならあっという間に終わりそうです。
このファイルをダウンロードしてパソコンに保存しておきます。
パソコンに先ほどのFile backupしたものと合わせて保存したのですが、これファイル名を見ただけではどちらがなんのバックアップなのかわからないですね。
容量がかなり違うのでそこで見分けは付くと思いますが、パソコンに保存する際、「ファイルのバックアップ」と「データベースのバックアップ」と自分がわかりやすいようにフォルダ分けをしておいた方がいいと思います。
あわせて、先ほどのジョブ「File backup」で決めた「バックアップを格納するフォルダ」も変更しました。
「uploads/backwpup-ab123c-backups/」を
「uploads/file-backup/」に変更
と思ったのですが、これセキュリティ上あえてランダムな数字の入ったフォルダにしてるんですね。
というわけで、
「バックアップを格納するフォルダ」の名称は他人に知られないような名前にした方がいいと思います。
あと、「Database backup」の際の「バックアップファイルの圧縮」を「GZip」にして、バックアップも試してみました。
すると拡張子「.sql」というファイルが「GZip」形式で保存すると「.gz」という拡張子で圧縮されていました。
このファイルをダブルクリックすると私のパソコンの環境では解凍するアプリが無いというような表示がされました。
ちなみに「.sql」タイプだとファイルサイズ「8937KB」
「.gz」というタイプだとファイルサイズ「807KB」でしたから、確かに圧縮すると10分の1以下に量を節約できるんですね。
ただ最終的に「バックアップを格納するフォルダ」に保存される時には「.sql」ファイルもZIP形式に圧縮されて、サイズにほとんど違いはありませんでした。
GZipを使わなかったバックアップファイルが798KB
GZipを使ったバックアップファイルは784KB
このことから、私は「GZip」での圧縮は不要と判断しました。
2.手動バックアップの方法
最後に手動バックアップの方法です。
これは私には当分縁のなさそうな話しですが、サーバーの移転を行う際に必要な作業だそうです。
ダッシュボードから「2.ジョブを作成」
「一般」タブ
「このジョブの名前」に「20161007backup」などのわかりやすい名前を付けます。
「このジョブは …」で「データベースのバックアップ」、「ファイルのバックアップ」、「インストール済みプラグインリスト」にチェック
「アーカイブ形式」で「Zip」を選択
「バックアップファイルの保存方法」で「フォルダにバックアップ」のみにチェック
あとはデフォルト設定です。
「スケジュール」タブ
「ジョブの開始方法」で「手動」を選択
「DBバックアップ」タブ
すべてデフォルト設定
「ファイル」タブ
すべてデフォルト設定
「プラグイン」タブ
すべてデフォルト設定
「宛先:フォルダ」タブ
「バックアップを格納するフォルダ」を任意に変更「uploads/20161007-backup/」
「ファイルを削除」を「1」に変更
そして「変更を保存」をクリック。
ここで決めた「バックアップを格納するフォルダ」は毎回手動でバックアップを取るたびに変えないと、最新のものが一つしか残らないので要注意です。
今回は14秒でバックアップが完了しました。
バックアップファイルをダウンロードしておきます。
「WordPressの管理画面」
「BackWPup」の「バックアップ」をクリック
「バックアップ アーカイブを管理」から「FOLDER:20161007backup」に変更し「先を変更」をクリック
今回のファイルは89.52MBでした。
「ダウンロード」をクリック。「残り2分」の表示でした。
このファイルをパソコンの任意のフォルダに移動して完了です。
今後は自動でバックアップをしてくれるはずなので、プラグインのアップデートで管理画面にアクセスできなくなっても、なんとかもとに戻せそうな気がします。
あと、一連の作業をしてみると、フォルダというのはプラグインが勝手に作ってくれて、自分がFTPアプリで別に作る必要は無いということがわかりました。
今回の作業は、殆ど参考サイトをなぞってやっただけです。
恐らく、この記事を検索から来て読む人はいないとは思いますが、自分のための記事として残しておきます。
おまけ。
今回は途中経過をスクリーンショットを撮りながら行いましたが、実際、記事にその画像を入れようとするとある程度のリサイズが必要になります。
私はFHDのディスプレイを使っているので、そのサイズでスクリーンショットを撮るのですが、それを半分程度にリサイズするとほとんどの文字が読めなくなってしまうことがわかりました。
今後は、スクリーンショットを撮る際に、ウィンドウサイズを小さくしてからから撮れば、リサイズする際の縮小率も少なく、文字も見やすくなるだろうということに気が付きました。
ただ、実際にスクリーンショットを撮ったものを加工しながら記事を編集するというのは、文章を書くのと同じくらい時間がかかります。
それをやってるブロガーの方はやはりそれなりに苦労して、工夫してやっているんだなということがよくわかりました。