いきなり、おかしなタイトルで失礼しました。
簡単にいうと、ある時期に発売されたSIMフリー版arrowsに付属のACアダプタ(充電器)に不良品があり、それを使用しているとACアダプタが破損し、感電する可能性があるということです。
まずは、下記リンク先をご覧ください。
スマートフォン・タブレット・携帯電話(スマートフォン・タブレット用ACアダプタの予防交換(無償)について) – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
http://www.fmworld.net/product/phone/topics/ac_alert/index.html
平素は、富士通製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
日本国内で販売された、富士通製スマートフォン・タブレット用の一部のACアダプタにおいて、製造不良によりプラグ部分(差し込み部分)が外れて電源コンセントに残り、感電の原因となる可能性があることがわかりました。不良品はプラグ部分とアダプタ本体との間に段差が生じています。
これまでに5件のプラグ部分の脱落事象(人的被害なし)を確認しておりますが、今後の感電事故の未然防止に向けた予防措置として、該当のACアダプタを無償で交換させていただきます。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げますとともに、ACアダプタの交換にご協力いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
我が家には格安SIM、mineoを契約するときに併せて購入したarrows M02が2台あります。
先日、mineoのメールアドレスにこのarrows M02に付属のACアダプタに製造不良品があり、感電事故を防止するために交換手続きをするよう促すメールが届きました。
私が購入したarrows M02のACアダプタを確認したところ、対象の製造番号でした。
このarrows M02はドコモとauの両キャリア対応端末で、MVNO各社でSIMと一緒に販売されることが多かった製品だと思います。
販売台数は298,780台。
製造時期は2014年10月から2016年8月まで。
これはACアダプタの販売台数なので、arrows M02以外にも、最新のarrows M03、楽天版のarrows M02であるarrows RM02、SIMフリーモデルとしては初代のarrows M01、タブレットのarrows Tab M01T、さらにそれらの法人向け端末に付属やオプション品として販売されたACアダプタです。
キャリアで販売されている富士通の端末では、ACアダプタは別売りとなっていますから、今回の対象外です。
自分が持っている端末が、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)版以外のものである場合には、該当品でないか確認してください。
私の場合は、2015年の12月に購入したarrows M02でした。
mineoから予防交換についてのメールが来たのが2016年10月17日(月曜日)。
同日の17:30頃に上記のアドレスで交換対象品であることを確認のうえ、予防交換及び回収の申し込みを行いました。
この時点での受付確認メールではお届け日は7日間から10日間という表示でした。
今、下記のサイトをみると、
[注]お申し込み多数のため、お届けまで1ヶ月程度かかる場合があります。
とあります。それだけ影響範囲が大きいということでしょう。
交換対象のACアダプタの確認 : 富士通
http://www.fmworld.net/product/phone/ac_alert/
そして、本日2016年10月23日(日曜日)に日通航空が交換品を配達にきました。
私はその場で、古いACアダプタを渡すのかと思いましたが、今回はその場での返却ではなく、交換品の入った段ボールに返信用の封筒とビニール袋が入っており、それに入れてポストに投函してくださいという対応でした。
送付されたものの中身。
この画像、左下にある透明のビニール袋に前のACアダプタを入れて、左上の封筒に入れてポストに投函して返却する仕組みです。
送られてきたものの中にはUSBケーブルも入っていましたが、返却するものはACアダプタのみで以前のUSBケーブルの返却は不要と判断しました。
しかし、今回の交換対応、コストが大変ですね。
ACアダプタ自体は今は100均でも買えるような値段です。
ただ台数が30万台近く。
1個10円の原価(適当)だとして、300万円。
今回の交換、返品にかかる送料が300円(これも適当)として、9千万円。
その他、交換品の受付、発送処理にあたる人件費。
私なりにざっと計算して1億円くらいかかるんじゃないかと思います。(勝手な見積もりです)
富士通、大丈夫なんでしょうか?
それでも、Galaxy Note 7の生産終了、販売停止にかかる費用と比べたら桁違いですけどね。
ACアダプタは端末を買い替えてもそのまま使うことが多いと思います。
私の場合、この端末に付いてきたACアダプタは使わず、以前にドコモの製品と一緒に買ったドコモ純正のACアダプタを使用し続けています。
長く使っていたり、端末を何台か買い替えていくと、どれがどの端末に付いてきたACアダプタなのかケーブルなのかなんてわからなくなってしまうと思います。
まずは皆さんが過去にSIMフリー版の富士通端末を使っていたかどうか思い出してください。
その結果、使っていたことを思い出したら、今使っているACアダプタが今回の対象製造番号かどうか確認してください。
製造番号はとても小さな文字で書いてあるので、自分の目で読めないと思ったら、周りの人に見てもらってください。
私の場合は、スマホで撮って、それを拡大して確認しました。
また、今回のACアダプタでなくても、不具合のあるACアダプタをコンセントにさしたままにしておくのは危険です。
感電は自分だけで済むかもしれませんが、火災になると人に迷惑をかける可能性がとても高くなります。
もし身近にSIMフリーの富士通製端末を使っている人がいた場合には、念のため、今回の問題を教えてあげてください。