By: opopododo - CC BY 2.0

OnePlus3Tの開封から初期セットアップまで

昨日の記事で私が OnePlus 3T を購入するに至った理由を書いてみました。

https://yuzakasota.com/20170314-until-purchasing-oneplus-3t/

今日はその続編です。

まずは私が購入した OnePlus 3T の箱の裏をみてみてください。

expansys の商品紹介ページをみてみると、

タイトルは

OnePlus 3T Dual-SIM A3010 (128GB, Gunmetal)

となっているのですが、

製品仕様のところは

メモリ:内蔵ストレージ: 64GB / RAM: 6GB

と書いてあり、「もしかしてストレージ 64 GB 版が来たらどうしよう」と思っていました。

結局、届いてみた箱の裏をみてみると、「内存容量:128GB」となっておりひとまず安心。
あと、合格証というところに「日期:2017.02.06」と記載されていましたので、製造(検査)から約1か月ちょっとの商品だと思われます。

届いたOnePlus 3Tの箱の裏
届いたOnePlus 3Tの箱の裏

OnePlus 3Tの仕向地別BAND

ほかにチェックしたポイントとしては、 OnePlus 3T には次の3つの仕向地モデルがあります。

https://oneplus.net/3t/specs

North America model

WCDMA: Bands 1/2/4/5/8
FDD-LTE: Bands 1/2/4/5/7/8/12/17/30
CDMA EVDO: BC0

Europe / Asia model

WCDMA: Bands 1/2/5/8
FDD-LTE: Bands 1/3/5/7/8/20
TDD-LTE: Bands 38/40

China model

WCDMA: Bands 1/2/5/8
FDD-LTE : Bands 1/3/5/7/8
TDD-LTE: Bands 38/39/40/41
TD-SCDMA : Bands 34/39
CDMA EVDO: BC0

日本語に直せば「北アメリカ版」、「ヨーロッパ、アジア版」、「中国版」ということです。

このバンド構成を見ればわかるように、この端末はドコモの FOMA プラスエリアである BAND 6/19 は使えません。
ドコモキャリア販売同士の端末間でないと VoLTE が使えない現状、通話の際に必要なのは最低限 WCDMA BAND 1 。
ビルの奥や地下街、そして中国地方に多い FOMA プラスエリアオンリーの地域など BAND 1 が使えないところでの通話には、 WCDMA BAND 6 の対応が必須です。( WCDMA の BAND 19はほぼ使われていないようです)

これまで、ドコモ系の MVNO しか使ったことがなかった私が、今回この OnePlus 3T を選択の候補に入れられたのは、私が通話用の回線をワイモバイルに MNP したからです。
ドコモ FOMA 音声プランとドコモ系 MVNO の組み合わせで使っていたら、この端末を購入することはなかったでしょう。

ワイモバイルの使用可能周波数帯(BAND)

ワイモバイルで利用できる周波数帯はソフトバンクと同じです。

具体的には

WCDMA
3G (2.1GHz)B1
3G (1.7GHz)B3 2018年1月末終了
3G (1.5GHz)B11 2017年3月31日(金) 午前2時終了
3G (900MHz)B8

LTE
4G (LTE) (2.1GHz)B1 SoftBank 4G LTE 受信最大112.5Mbps
4G (LTE) (1.7GHz)B3 SoftBank 4G LTE 受信最大75Mbps
4G (LTE) (900MHz)B8 SoftBank 4G LTE 受信最大75Mbps
4G (AXGP) (2.5GHz)B41(TD-LTE)SoftBank 4G 受信最大110Mbps

となります。

このワイモバイルで使用できる周波数帯( BAND )と上記の OnePlus 3T の仕向地別使用可能 BAND を見比べていただくと、どの仕向地モデルがワイモバイルでもっとも使いやすいかがわかると思います。

そうです。

China model
WCDMA: Bands 1/2/5/8
FDD-LTE : Bands 1/3/5/7/8
TDD-LTE: Bands 38/39/40/41
TD-SCDMA : Bands 34/39
CDMA EVDO: BC0

これが、ワイモバイルの電波をフルに活用出来るモデルとなります。

ZenFone 3 の外箱にはこの周波数帯が記載されていました。

https://yuzakasota.com/20161105-received-zenfone-3-ze520kl-ordered-etoren/

しかし、今回の OnePlus 3T には使用可能周波数帯の記載はありません。

頼りになるのは、 expansys の製品仕様「ネットワーク」の記載のみ。
ちなみにその「ネットワーク」の部分には以下のような記載があります。

ネットワーク: 4G: LTE Band 1/3/5/7/8/38/39/40/41 / 3G: 850/900/1900/2100 MHz / GSM: 850/900/1800/1900 MHz

この「LTE Band 41」の記載があるため、中国版であると想像はできますが外箱からは確信はもてませんでした。

箱の中には本体の他に充電器と USB Type-C ケーブル。
画面の保護シールは最初から貼られていました。
この保護シールは、国内キャリアモデルのような郵送時の一時保護目的ではなく、多少の指紋や指すべりにこだわらなければ常用できるものです。私は購入時に貼られていたものを現在もそのまま使っています。

充電器は入力 100-240 V – 50/60 Hz 0.6 A
出力は 5V-4A

とかなり高出力のものです。

OnePlus 3Tに付属のACアダプタ
OnePlus 3Tに付属のACアダプタ

サイトの記載をみると、30分でバッテリー残量0から50%程度まで充電できそうです。

https://oneplus.net/3t/dashcharge

私はドコモの AC アダプタ 06 ( 6V-3A / 9V-3A / 12V-2.25A )を使って充電しています。

以下の画像が上記のドコモの AC アダプタ 06 で充電した時の模様です。
1時間あたり25.6%の充電スピードとなっています。

OnePlus 3TをドコモACアダプタ06で充電した時
OnePlus 3TをドコモACアダプタ06で充電した時

最近は寝床用端末として Galaxy S7 を使っているのですが、こちらは1時間あたり41.7%となっております。
充電器はドコモの AC アダプタ 04 ( 5V-1.8A )です。

Galaxy S7をドコモACアダプタ04で充電した時
Galaxy S7をドコモACアダプタ04で充電した時

バッテリー容量が
OnePlus 3T 3,400 mAh
Galaxy S7 3,000 mAh

3,400 * 25.6% = 870.4 mAh
3,000 * 41.7% = 1,251 mAh

どの電圧と電流の組み合わせで OnePlus 3T が充電されているのかはわかりませんが、 Galaxy S7 の方が充電スピードは早いです。

セットアップ直後

セットアップは日本語も選べます。
シンガポール版 Galaxy S7 の初期状態では日本語は表示されませんでした。

プリインストールアプリ

セットアップして最初に驚くのはプリインストールアプリの少なさです。

プリインストールアプリは全部で26個。
そのうち、「ミュージック」、「音声レコーダー」、「天気」アプリは削除できます。
それらをアンインストールすると消せないアプリは全部で23個となります。

OnePlus 3Tの初期インストールアプリから削除できるものを3つ削除した後
OnePlus 3Tの初期インストールアプリから削除できるものを3つ削除した後

Nexus 5X ( Android 7.1.1)は Google 純正スマートフォンですが、 Google 製のアプリ例えば「クラウドプリント(7.49MB)」、「Gboard(78.28MB)」は「無効」にすることはできても「アンインストール」することはできません。

このクリーンなプリインストールアプリは Nexus シリーズと同じかそれ以上に気持ちいいものです。

ストレージ容量

こちらはプリインストールアプリから削除できるアプリ「ミュージック」、「音声レコーダー」、「天気」を削除したあとのストレージ容量とその内訳です。

OnePlus 3T のストレージの総容量はスペック上「128GB」なはずですが、ここでは「113GB」と出ていますね。

OnePlus 3Tの初期ストレージ容量
OnePlus 3Tの初期ストレージ容量

参考までに Nexus 5X ( Android 7.1.1 )のストレージ容量と比較してみます。
こちらは 32 GB モデルですが、ストレージの総容量は「 29.12 GB 」と出ています。

Nexus 5Xのストレージ容量内訳その1
Nexus 5Xのストレージ容量内訳その1
Nexus 5Xのストレージ容量内訳その2
Nexus 5Xのストレージ容量内訳その2

この差はいったいどこで使われているのでしょう?

他の端末ですとシステム用として確保されているものと認識しています。
その認識からいけば OnePlus 3T のシステム用領域は「 15 GB 」確保されているのかと思います。

一方、 Nexus 5X では システムとして「 4.24 GB 」が計上されていますので、それとは別な領域が「 2.88 GB 」確保されていることになります。

このシステム用領域の大きさについては、下記の記事で他の Android 7 端末同士で比較している部分がありますので、よろしければご参照ください。

https://yuzakasota.com/20170309-bug-with-android-7-of-zenfone3-ze520kl/

もし、 OnePlus 3T がシステム用領域として15GBを確保しているのだとしたら、それは私が持っている Android 7 対応端末の中では最大となります。
プリインストールアプリは最小なのに、確保されている領域が最大というのは、少し疑問が残るところです。

メモリの使用量

今回の記事ではセットアップ直後のメモリ容量を書いて終わりにします。

OnePlus 3T の RAM は私がこれまでに所持してきた端末の中では最大の 6GB です。

システム 1.6 GB
アプリ 369 MB
空き 3.6 GB

と他の端末であれば空き容量の中に全てが収まってしまいそうです。

OnePlus 3Tのメモリ使用量その1
OnePlus 3Tのメモリ使用量その1
OnePlus 3Tのメモリ使用量その2
OnePlus 3Tのメモリ使用量その2
OnePlus 3Tのメモリ使用量その3
OnePlus 3Tのメモリ使用量その3

中国製端末ということで、バックドアがある可能性もあります。
過度に心配するのもどうかと思いますが、購入する場合には頭の片隅においておいてもいいかと思います。

OnePlus の Twitter アカウント @oneplus を見てみるとフォロワーが100万人以上いることがわかります。

https://twitter.com/oneplus

ちなみに Galaxy でおなじみの Samsung Mobile のフォロワーは1200万人以上です。

https://twitter.com/SamsungMobile

これらのフォロワーを敵に回すような真似はしないとは思いますが、もし私の環境でバックドアに気づくようなことがあれば記事にします。
まぁ、私にわかるようなやり方をしたとしたら、とっくに世間に知られていると思いますけどね。

今日はこの OnePlus で何か発表があるようです。
私が OnePlus 3T を買ったばかりなのに新モデルが発表されたとしたら、かなりショックです。
でも、おそらく新色が追加されるのではないかと思っています。

https://twitter.com/coletteparis/status/841719501343358976

そうでなくても、私が expansys で OnePlus 3T を注文した翌日に Google Pixel の5インチ 128 GB モデルを expansys が取り扱い始めたんですけどね。

まぁ、 Pixel シリーズの長いセキュリティパッチの配布に未練はありますが、スクリーンショットが無音で撮れないというデメリットもありますので、今は OnePlus 3T を楽しむことにします。

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