昨日の記事で懸案だった Galaxy S7 SM-G930FD の Android 7.0 へアップデートが完了した旨を書きました。
https://yuzakasota.com/20170326-android-7-0-came-to-galaxy-s7-sm-g930-fd/
これを書かないと、次のことに進めない気がしていたんですよね。
今日は私が最近買った OnePlus 3T のアップデートについて書きたいと思います。
OnePlus 3T のアップデート状況は下記のリンク先からわかります。
私が購入後に最初に来たアップデートは OxygenOS 4.0.3 でした。
http://downloads.oneplus.net/oneplus-3t/oneplus_3t_oxygenos_4.0.3/
このアップデートによって、私の OnePlus 3T は販売開始時期のバージョン OxygenOS 3.5.1 ( Android 6.0.1、 Android セキュリティパッチレベル 2016年10月1日)から2017年2月13日に公開された OxygenOS 4.0.3 ( Android 7.0、 Android セキュリティパッチレベル 2016年12月1日)へ更新されました。
https://yuzakasota.com/20170316-about-oneplus-3t-os/
その後、2ちゃんねるをみていると、 OnePlus 3T に Android 7.1.1 が来ていることがわかりました。
また、 OnePlus の Community を見ていると、2017年3月16日に OxygenOS 4.1.0 (7.1.1) OTA for OnePlus 3T についての書き込みがありました。
https://forums.oneplus.net/threads/oxygenos-4-1-0-7-1-1-ota-for-oneplus-3t.506195/
Community の内容は英語ですが、 Google 翻訳を通して読めば内容はなんとなく理解できます。
アップデート内容を日本語に翻訳すると下記のようになりました。
- アップグレードされたAndroid 7.1.1
- Googleのセキュリティパッチが2017年3月1日に更新されました
- 拡張スクリーンショットを追加
- ぼやけの軽減された動く物体の写真撮影の改善
- 録画時のビデオの安定性向上
- 改善されたWiFi接続
- ブルートゥース接続の改善
- 一般的なバグ修正
OTA ( Over The Air )、いわゆる無線ネットワークを使ったアップデートは徐々に広げられると書いてあります。
しかし、 Community にアップデートの書き込みがあった日から10日間、私は毎日
「設定>システムアップデート」
を確認していたのですが、私の端末には更新プログラムが落ちてきませんでした。
また、上記の Community ではインドのユーザーを中心に世界中のユーザーから、「 OTA がまだ来ない。いつ来るんだ?」というコメントで溢れています。
そんな Community の中でも目につくコメントが、「 Opera VPN を使ってアップデートできる」というもの。
私もさっそく、試してみました。
日本では OnePlus の製品を輸入して使っている人は少ないと思いますし、使っている人にとっては既に当たり前のやり方なのかもしれません。
でも、私のブログを読んで興味をもった人や世界中で OnePlus 3T の OTA アップデートを待つ人の目に止まれば幸いです。
目次
アップデート前
まずはアップデート前の状態を記録しておきます。
端末の状態
OxygenOS バージョン 4.0.3
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2016年12月1日
ビルド番号 ONEPLUS A3010_28_170208
ストレージの内訳
ストレージ内訳はこちら。
OnePlus 3T を OTA を待たずにアップデートする方法
Google Play にて Opera VPN で検索します。
正式名称は「 Opera Free VPN – Unlimited VPN 」です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.opera.vpn&hl=ja
これをインストール。
アプリを「開く」
とりあえず、説明を読み進めていきます。
最後の「解りました」をタップすると次のような注意メッセージが表示されます。
「 OK 」をタップ。
この時点ではまだ VPN 接続はされていません。
「接続済み」をタップすると「接続中」になります。
ステータスバーの右上に鍵マークが点くと、 VPN 接続されたことがわかります。
私の場合は「オランダ」の VPN サーバーに接続されました。
Community のコメントでは接続先を「ドイツ」か「カナダ」にするとアップデートできると書いてありました。
「地域を変更」をタップします。
選択できる VPN サーバーの一覧が表示されます。
私は「カナダ」を選択しました。
接続先が「カナダ」に変更されました。
この状態で OnePlus 3T の 設定 > システムアップデート を開きます。
すると先程までは、「お使いのシステムは最新の状態です」というメッセージだったのに、今度は「今すぐダウンロード」のメッセージが表示されました。
アップデート内容は先程の Community にかかれていたものと同じですね。
- Upgraded Android 7.1.1
- Updated Google security patch to 1st March 2017
- Added expanded screenshots
- Improved picture taking of moving objects with blur reduction
- Improved video stability when recording
- Improved WiFi connectivity
- Improved bluetooth connectivity
- General bug fixes
この画面が表示されたら、もう「 Opera Free VPN 」アプリに用はありません。
Opera といっても、現在は中国の企業に買収されています。
OnePlus 3T という中国製端末を使っておいてなんですが、本来はセキュリティアップの為に使う VPN がそこで情報を抜かれる可能性もあります。
私はアップデート通知のみ受信できた段階で「 Opera Free VPN 」アプリをアンインストールしました。
画面を再度、「システムアップデート」の画面に切り替えます。
「今すぐダウンロード」をタップ。
353 MB の更新用ファイルがダウンロードされました。
私の通信環境では約2分でダウンロード完了です。
「今すぐアップグレードするには再起動します。」という文字の部分をタップします。
「更新」、「再起動」が始まります。
更新中の画面はこんな感じです。
アップデート完了
約10分後に再起動が完了し、ホーム画面が表示されました。
アップデート後
システム情報
OxygenOS バージョン 4.1.0
Android バージョン 7.1.1
Android セキュリティパッチレベル 2017年3月1日
ビルド番号 ONEPLUS A3010_28_170313
expanded screenshots (スクロールスクリーンショットの良し悪し)
このスクリーンショット。
Galaxy S7 や HUAWEI P9 、 Mate9 にも同様の機能がありますが、いわゆる「スクロールスクリーンショット」と呼ばれるものです。
これが今回のアップデート内容の一つ、「 Added expanded screenshots 」(拡張スクリーンショットを追加)ですね。
この機能、 Galaxy S7 では単ページでスクリーンショットを止めるか、スクロールして続きを撮るか、設定メニューで選択することができます。
HUAWEI の端末は、設定メニューにはそういった項目はありません。
1画面のみのスクリーンショットを続けて撮りたい時は、「続きを撮る」マークが消えるのを待たなくてはいけません。
OnePlus 3T に今回追加されたこの「スクロールスクリーンショット」は残念ながら、 HUAWEI と同じ方式です。
いちいち、一画面単体(見えている範囲内)で留めるか、続きをスクロールして繋げて撮るのか間が空くので私には使いにくく感じます。
それでも、1画面に収まらない画面をスクリーンショット撮る時には便利です。
ストレージ容量内訳
こちらはアップデート後のストレージ容量内訳。
「その他」の容量がアップデート前は
アプリ 5.86 GB
画像 513 MB
動画 12.00 KB
音声 0
その他 69.75 GB
キャッシュデータ 874 MB
合計 77.83 GB使用中
アップデート後は
アプリ 5.46 GB
画像 526 MB
動画 12.00 KB
音声 0
その他 76.48 GB
キャッシュデータ 863 MB
合計 83.29 GB使用中
と、その他が 6.73 GB 増えています。
先程の Community では今回のアップデートで「 2GB 余分なスペースを取る」という書き込みがありました。
上記のスクリーンショットでは使用済みの容量しかわかりません。
下記のスクリーンショットをみていただくと、現在の使用済み容量が 83.46 GB 、使用可能容量が 29.75 GB あることがわかります。
合計で 113.21 GB 。
私の OnePlus 3T は128 GB モデルですので、単純に計算すると 14.79 GB がシステム用領域として確保されているのだと思います。
下記の記事で私がこの端末を初期セットアップした当時のストレージ内訳を記載しています。
その記録によれば、 Android 6.0.1 ( OxygenOS 3.5.1)当時の使用可能量が113 GB 、システム用確保領域が 15 GB でした。
この結果からいうと、今回のアップデートでもシステム用として確保されている領域は約15 GB のまま変わっていないということになります。
https://yuzakasota.com/20170315-from-opening-of-oneplus-3t-to-initial-setup/
今回のアップデートで「その他」の項目が 6.73 GB 増えた理由は不明ですが、 Community で言われていた「 2GB 」と私の端末での現象は異なることがわかりました。
バッテリードレイン問題はあるのか
また、 Community ではアップデートに伴って、バッテリーが異常に消費するようになったというような書き込みをみつけました。
これが私が VPN を使わず、 OTA で降ってくるのを待とうかとも思っていた理由の一つでした。
しかし、アップデートから丸1日が経過した現在、目立ったバッテリードレイン問題は発生していません。
アップデート前
まず、こちらがアップデートする前の Battery Mix のグラフです。
3月25日の19:30頃に満タンにして、そこから殆ど使わずに翌朝撮ったものです。
本体の 設定>電池 の項目でみる使用状況はこんな感じ。
私は Lifelog というアプリを使用しているのですが、 HUAWEI の端末では「スリープモードにしない」という時間が多くなり、バッテリー消費の元凶になっています。
しかし、この OnePlus 3T では特別なんの対策もしていませんが、そういう現象は起きていません。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sonymobile.lifelog&hl=ja
アップデート後
そして、こちらがアップデート後、今朝の Battery Mix のグラフです。
こちらは3月26日の18:00頃に満タンにして、画面の点灯時間が約15分ですから、これも殆ど使っていない状態ですね。
こちらでも、 Android システムや Android OS の消費電力に異常は見受けられません。
OnePlus 3Tの満足度
今回の OnePlus 3T のアップデート。
目立った改善点としては、スクロールスクリーンショットが撮れるようになったこと。
Android のバージョンが私の手持ち端末の中では Nexus 5Xの Android 7.1.1 と同じく最新になったこと。
Android セキュリティパッチレベル が Nexus 5X の2017年3月5日には惜しくも及ばないものの2017年3月1日となったことです。
これで、カメラアプリの機能が HUAWEI P9 や Mate9 のように、水準器が付いたり、ホワイトバランスの色温度をもっと細かくいじれたりしたら、カメラの写りはそれ程でなくても別な楽しみ方があるんですけどね。
でも、それ以外の点ではかなり満足度の高い端末だと思います。