電源の入らないiPhoneを直す方法

Android端末はXperia Z3 Tablet Compactを除いて全て片付けました。
そして今日は古いiPhoneをMacにバックアップとiOSのアップデートをしようと思いました。

まず引っ張り出してきたのが、iPhone 5sとiPhone 6s Plus。
iPhone 5sはiPhone SEのバックアップ機としてiPhone 6s PlusはiPhone Xのバックアップとしていつでも使用できるようにという考えです。

iPhoneが充電できない

ところがiPhone 5sを電源ケーブルに繋いでも充電開始の画面が表示されません。
30分以上待っても画面に充電中のマークが出てこないことからバッテリーの過放電による故障を疑いました。

試しにiPhoneのバッテリー交換って今は安くできるんだよなとググってみました。

すると対象となっているのはiPhone 6以降。
残念ながらiPhone 5sは対象外です。

https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/battery-power

ちなみに私のiPhoneはバッテリーの交換で直るものなのかそれとも基盤の問題なのかわかりません。
そこで下記アドレスの「それでも問題が解決しない場合」から「Apple サポートにお問い合わせ」リンクをクリックしてみました。

https://support.apple.com/ja-jp/ht201412#whattodo

2ファクタ認証を終えると私の手持ちApple製品の一覧が出てきます。
そこには今回のiPhone 5sがありました。

「どのような問題がありますか」の問いに「バッテリーと充電」を選択。

次の項目では「電源が入らない」を選択。

「どのようなサポートをご希望ですか」の問いには「配送修理」を選択。

iPhone 5sの電源が入らない修理見積金額は30,800円

すると出てきた画面には「修理見積」金額が記載されていました。
その金額はなんと「30,800円」。

iPhone5sの電源が入らない修理見積もり額
iPhone5sの電源が入らない修理見積もり額

予備機の修理に30,800円はちょっとなぁと思い、その画面を放置したまま一緒に持ってきたiPhone 6s Plusのアップデートとバックアップを済ませました。

こちらは普通に電源が入りました。

使わない端末だからといって、放置しておくのはダメなんでしょうね。

一度、iPhone 5sを片付けて、iPhone 6を出してきました。
こちらもしばらく電源を入れたことのない端末です。

恐る恐る電源を入れましたらこちらも電源は入りました。
アプリのアップデートを終えて、iTunesにバックアップを取りiOSのアップデートをかけようとしたところで一度中断。

「iPhone 電源が入らない」でググる

先ほどのiPhone 5sが電源が入らない問題をなんとかできないかとググりました。
するとDFUモードで復元するという手段があることを知りました。

DFUモードとはDevice Firmware Upgradeモードの略です。
このモードに関してはAppleのサイトに正式名称としては出てきません。
ですから、試す場合には自己責任でお願いします。

Googleで「iPhone 電源が入らない」のキーワードでググるとAppleのサイトよりも上位に記事が表示されました。

方法は

  1. iTunesが入ったパソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続します。
  2. iPhone 5sの電源ボタンとホームボタンを10秒以上長押しし、ホームボタンを押したままの状態から、電源ボタンのみ指を離します。
  3. そしてさらに10秒ほどそのままの状態で待つというものです。

DFUモードで復元したらiTunesに認識された

私のiPhone 5sはこの方法でiTunesで認識されました。

DFUモードからの最新OSダウンロード中
DFUモードからの最新OSダウンロード中

サーバーからiPhone 5sの最新iOSバージョンiOS 11がダウンロードされるまでしばらくかかります。

この間にiPhone 6のiOSアップデートをiTunesを使わずにOTAでアップデートをかけています。

次のiOS 12はiPhone 5s以降がアップデートの対象ですからiPhone 6をiOS 11にアップデートしてもそれなりに使えると判断しました。

DFUモードから復元する場合にはバックアップがないと初期状態になる

ちなみにDFUモードからiPhoneを認識させる場合、iPhoneは初期化されるのでパソコンにバックアップを取っていないと設定を再度し直さなければならなくなります。

今回はiPhone SEのバックアップがMacに入っているので、それを使って復元しました。

iPhoneはiTunesで暗号化をしてバックアップしておけば殆どの設定が元のiPhoneと同じように復元できるのが良いところです。

以前はGoogle認証アプリ内のデータが復元されなかったのですが、Google認証アプリを使うのを止めてAuthy1Passwordへのワンタイムパスワード登録をするようにしたので、それも問題ではなくなりました。

ただし、今回はInboxというメールアプリのGoogleアカウントが空っぽになっていました。

iOS 12パブリックベータプログラムを試してみたい

今回の復元でiPhone 5sが無事使えるようになった暁には、iOS 12をインストールしてみようと思いました。

https://beta.apple.com/sp/ja/betaprogram/

ところがこのApple Beta Software Program。
スクリーンショットやパブリック・ベータ・ソフトウェアに関する情報を公開してはいけないっていうのがきついですね。

私のことですからiOS 12を入れるとその内容をブログに書きたくなってしまいそうなので、入れるのは止めておきます。
今年の秋には正式版が出ることでしょうからそれまでのお楽しみということで。

DFUモードからの復元を試す場合にはバッテリーの残容量に注意

私のiPhone 5sはDFUモードからの復元で無事使えるようになりました。
DFUモードから工場出荷状態に戻るまではずっとMacに繋がったままでしたが、バッテリーは全く充電されませんでした。

その後、iPhone SEのバックアップをiPhone 5sに復元するのにMacに接続して2時間以上かかったのですが、その間にiPhone 5sのバッテリーが満タンになりました。
iPhone 5s自体もかなり熱を持っています。
この復元作業をやる場合にはパソコンのUSB端子から充電できるのであればiPhoneの充電は満タンにしておかない方がバッテリーに優しいと思います。

iPhone 5sはこうして30,800円をかけるまでもなく、無事使えるようになりました。

もし、皆さんが昔のiPhoneをお持ちで充電してみても電源が入らないようなことがあれば諦める前に一度DFUモードからの復元を試してみることをお勧めします。

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