この記事は私が最近始めた株式投資について、非常に役に立つYouTube動画を見ましたのでその内容を自分でわかりやすいようにまとめたものです。
目次
マイナス5%一括投資法とは
YouTubeチャンネル「【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話」で紹介された株価暴落時における株式の購入方法です。
ネタ元
https://www.youtube.com/watch?v=cnI7dcJxK8c
https://www.youtube.com/watch?v=WRa9B2nCofA
https://www.youtube.com/watch?v=ODXHp6KitCU
https://www.youtube.com/watch?v=EDv0L6wb75A
マイナス5%投資法におけるルール
積立投資を休止しない
最初に決めた、期間、金額、投資先を守る
一括投資先は積立投資銘柄と同一とする
個別銘柄は触らない
投資信託またはETFを活用する
週間ベースで5%以上、下落した際に一括投資をする
週間ベースとは前の週の金曜日の終値と今週金曜日の終値で判断します。
終値の確認方法は最後の方にまとめてあります。
S&P500指数を判断資料とする
1週間でマイナス5%以上の下落は2000年1月から2020年6月の1,069週のうち28回起こった
(マイナス3%以上の下落は86回)
(マイナス4%以上の下落は53回)
1年を52週とすると1年間のうち1週間でマイナス5%になることは年に1.37回起きた事になる
(マイナス3%以上の下落は年に4.26回)
(マイナス4%以上の下落は年に2.58回)
自分が投資している米国株式、ETFがS&P500以外の場合、その株式やETFがマイナス5%になった時ではなく、あくまでS&P500指数がマイナス5%になった時に注文します。
NASDAQ100に投資している場合
この場合はS&P500指数がマイナス5%になった時ではなく、NASDAQ100指数が前週末比マイナス5%時に注文をします。(2021年8月14日追記)
https://www.youtube.com/watch?v=RkoF3P1q4NE
注文は金曜日でも月曜日どちらでもいい
買えたかどうかが大事
投資信託の場合
金曜日の日中、先物を確認し5%以上下落していたら発注する
金曜日ではなく5%以上の下落を確認後、月曜日に発注してもかまわない
(金曜日の終値が5%以上の下落かつ、月曜日の日中に先物が大幅反発していない場合)
ETFの場合
金曜の寝る前に5%以上の下落を確認できたら発注する
金曜に注文できなかったら、月曜日でもかまわない
注意点
マイナス5%になったから購入していいわけではない
前の週金曜日の終値に対し、マイナス5%の金額で指値注文するわけではない
(株価の下落がマイナス5%にとどまらず、マイナス10%になるかもしれない)
積立金額例(積立投資分)
積立金額
・毎週50ドル
月換算
・50ドル/週*52週/年/12か月/年*106円/ドル=約23,000円/月
積立投資の頻度は毎日・毎週・毎月問わず、どの方法でも良い
一括投資金額
一括投資一回あたり積立金額の1年分とする
毎月1万円の積み立てをしている場合
1回あたりの一括投資金額は12万円
一括投資用の資金保有額
積立金額1年分の3から5倍用意しておく
(マイナス5%以上の下落は多くて年に3回あったため)
毎月1万円の積み立てをしている場合には年間12万円
その3から5倍なので36万円から60万円をいつでも投資に回せるようにしておく
積立金額例(積立投資+一括投資)
積立金額 50ドル/週
一括投資額 50ドル/週*52週/年=2,600ドル/回
上級者用
一括投資の1回あたりの金額をS&P500の下落率に応じて以下のように変える
マイナス5%からマイナス10%の場合
毎月の積み立て投資額の1年分
マイナス10%からマイナス15%の場合
毎月の積み立て投資額の2年分
マイナス15%からマイナス20%の場合
毎月の積み立て投資額の3年分
実際の積立投資と一括投資金額例
積立NISAで年間40万円を積立している場合
毎月33,333円
一括投資金額 1回あたり40万円(33,333円*12か月分)
S&P500指数の前の週、金曜日の終値を知る方法
楽天iSPEEDアプリを使う場合
楽天iSPEEDアプリは以下の公式サイトにiOS用とAndroid用にリンクがありますので、そちらからダウンロードしてください
S&P500指数の追加方法
「指標ウォッチ」のタブに初期状態ではS&P500がありませんので追加します。
追加方法は画面左上の歯車マークをタップです。
「指標ウォッチ」タブの編集画面、一番下に丸に+マークが2個横に並んでいると思います。そのどちらかをタップします。
「パーツ選択」画面に移ります。
この一覧の中から「市況:リスト」をタップします。
「市況選択」画面に移ります。
この一覧の中から「S&P500指数」をタップします。
すると、「指標ウォッチ」の画面の一番下に今追加した「S&P500指数」が表示されます。
この画面で自分の見やすい場所にこの「S&P500指数」をドラッグします。(私は一番上に移動させました)
移動が完了したら、画面右上の「完了」をタップします。
以上で「S&P500指数」が「指標ウォッチ」タブに表示されるようになりました。
ではこの「S&P500指数」の項目をタップしてみましょう。
下記のような画面になりましたか?
もし違っている場合は以下の画面の上部にある「日足」の部分をタップしてみてください。いろんな表示方法があります。
今回は先週金曜日の終値を知りたいので「週足」をタップしてください。
すると以下のような画面になります。
このときに注意してみてほしいのは画面下にある日にちです。
上記の画面では<07/10>となっており、先週金曜日になっています。
この<07/10>の部分をドラッグするとさらに過去の週の金曜日の状態を確認することができます。画面が見にくいときにはグラフ部分をピンチアウトすると拡大して表示することが可能です。
この日付を変えると画面上部の方にある「始 高 安 終」の値が変わります。
今回の場合は先週金曜日(7月10日)の終値を知りたいので、画面下の日付が<07/10>となっているのを確認し、「終」の値を確認します。
7月10日の終値は3,185.04ポイントであることがわかりますね。
では次に、この「3,185.04ポイント」からマイナス5%になった時に通知が来るように設定してみましょう。
前の週、金曜日の終値からマイナス5%になったのを知る方法
前の「チャート詳細」の画面右上にベルのマークがありますので、それをタップしてください。
次のような画面になりましたね。
ここで「現在値」が白く塗られていることを確認し、「以下」の右側にあるスイッチをタップします。
すると現在の値が自動入力されています。
この値を先週金曜日の終値から5%下がった値に変更します。
上記の例ですと、7月10日の終値は3,185.04ポイントでしたので、5%下がった値は「3025.788」となります。
入力できるのは小数点以下第2位までですので、今回は「3025.78」に変更し、「確定」をタップします。
次にこの値で「登録」をタップします。
これでS&P500指数が5%下落した時にスマホに通知がきます。
あとは金曜日にこの値以下になっているかを再度確認し、自分が投資したい米国株式や投資信託を注文すれば終了です。
Webサイトで終値を知る方法
楽天証券以外の証券会社を利用していたり、iSPEEDアプリを使いたくない場合には以下のキーワードで検索してみてください。
「S&P500 週足 データ」
私の場合は検索結果のトップページに以下のサイトが表示されました。
https://jp.investing.com/indices/us-spx-500-historical-data
こちらから「2020年7月10日」の「終値」の値を見てみてもiSPEEDアプリを使って調べた時と同じ「3,185.04ポイント」であることがわかります。
おわりに
すでに株式投資を始めている私としては、マイナス5%以上の株価暴落というのは起きて欲しくありません。
しかし、逆に考えると株価暴落時に投資できる余剰資金とメンタル、そして今回のようなマイルールをしっかり実行することができれば、株価回復時に大きな利益を得ることができます。
私も株式投資を始めてまだ数か月なので記事中、間違っている部分やもっとやりやすい方法などあるかもしれません。
投資は自己責任です。
今回のマイナス5%ルールも自己責任のもと行ってください。
謝辞
今回記事にした「マイナス5%ルール」は下記のYouTubeチャンネルでアップロードされた動画を文章にまとめようとしたものです。
投資初心者の私にも数値でわかりやすく紹介がされており、これまで自己判断で場当たり的に投資を行っていた私にとって、今後の指針となりました。
改めまして、ここで感謝とお礼を申し上げます。
【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話
https://www.youtube.com/channel/UChU4moT-yZa2SNHpSbYciFw
大変有益な情報ありがとうございます。
こちら質問なのですが、通知設定した値は毎週変えていかないといけないのでしょうか?
また変えるとしたら、今回のこちらのルールですと何曜日に変えないといけないとかはありますでしょうか?
たかよしさん、ご質問ありがとうございます。
ご質問の件ですが以下のとおりです。
Q.通知設定した値は毎週変えていかないといけないのか
A.そうですね。
このルールの基準とする価格は前の週、金曜日の終値ですので、毎週変える必要があります。
私は毎週土曜日の朝に通知が来るようiPhoneのリマインダーをセットしておいてます。
そして、その日のうちにS&P500の95%の値を電卓で計算し、アラームを設定し直しています。
Q.変えるとしたら何曜日に変えないといけないのか
A.マイナス5%は前週金曜日の終値に対してですので、遅くとも木曜日までには変える必要があります。
注文する日は金曜日にマイナス5%以上になったのを確認してからになります。
ですから米国の市場が開く前であれば日本時間の金曜日の日中でも構わないのですが、忘れないためと前日から市場価格をチェックしておくと言う意味で遅くとも木曜日にはセットしておいた方がいいと思います。
いかがだったでしょう。
私はマイナス5%になるのを待ちきれなくて、現在はこのルールによるアラームを設定しつつも色々な銘柄に手を出してしまっています。
そして日々、上がった、下がったと一喜一憂してしまってます。
YouTubeを見ていると色んな人の色んな投資方があり、それをごちゃ混ぜにしてしまうと一貫性が無くなってしまいます。
投資は自己責任、自己判断で細く長く続けていきましょう。
大変参考になります。
-5%確認して、買いの注文を入れる時は、
どうすれば良いのでしょうか?
1、成り行き
2、指値 金曜の終値
3、その他
よろしくお願いします。
ジンさん、コメントありがとうございます。
買い注文時の金額ですが、私なら「成行」でいきます。
この記事の元となっている、投資塾ユウさんの言葉を引用します。
https://youtu.be/WRa9B2nCofA?t=310
「いくらで買えたかが重要ではなく、買えたか買えなかったかが重要」
はじめまして。
「だい」と申します。
S&P500が-5%になったら投資信託もしくはETFを「買い」とのことですが、高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)でもよろしいのでしょうか?
だいさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
この記事にあるマイナス5%ルールというのは私が考えたものではなく、リンク先にあるYouTubeの動画の内容を文章にまとめたものとなっております。
https://youtu.be/WRa9B2nCofA?t=97
そのため、だいさんの質問に対する明確な答えを私は持ち合わせておりません。
そのうえで私が行ってみたことはTradingViewという株価チャートサービスでS&P500指数(SPX)と高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)の相関係数(CC)を週足と日足で見てみました。
すると週足ベースではSPXと高配当ETFの相関係数はほぼ正の関係(S&P500指数の上下と高配当ETFの上下が連動する)ことがわかりました。
日足だと、時々負の関係になることがあります。
明確な答えを出そうとすれば、SPXが週間ベースでマイナス5%になった時、高配当ETFの値動きがどうなっているか自分で検証しなければなりません。
ただ、この動画の作成者であるユウさんの考えによれば
「株式市場は米国を中心に動いている。」
「米国の指数の中で最も重要なのがS&P500」
「S&P500を見ていれば指数全てに応用ができる」
とおっしゃっています。
そのため、自分でSPXと高配当ETFの値動きを検証することができないのであれば、買いの目安としてS&P500指数を基準としたマイナス5%ルールを実行してみるのもいいのではないでしょうか。
先日5%ルール投資を知り、株を始めて見たいと思い昨日やっとsbi証券に口座を開くところまでいけた超初心者です。とりあえずちゃんと株を買えるのか少額で試してみたのですが、10/29金曜日の午前中に2000円sp500を買ってみたのですが、確認してみたら3日後に買うみたいになってました。
本当にマイナス5%で買うときは金曜日の寝る前に買うとして、ちゃんと買えるのか不安です。なにか買い方を間違ってるんでしょうか?
あと積立NISAで月々の積立額を1000円くらいに設定してマイナス5%金曜日が来たら月曜日にボーナス払い設定で36万円入れていこうかと思ってます。
はみだしたらnisaでなく同じ銘柄を買って同じことをする。このやり方はありだと思いますか?数字に弱くテストのたびに赤点取りで致命的な勘違いをしてないか心配です。
あたりさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
マイナス5%ルール。
株価が落ちてきた時もこのルールを自分の中で守っていれば狼狽売りすることもなく、逆に落ちてくるのを待つことができると思っています。
あたりさんが今日の午前中に注文を出されたのはおそらく約定日が11月1日になっていたと思います。
買い方は間違っていません。
投資信託の場合、現在表示されている金額で買えるわけではないのでややこしいですよね。
つみたてNISAで毎月1,000円を積み立てしつつ、マイナス5%が来た時にボーナス設定で36万円を入れるやり方ですが、おそらくボーナス設定をしてもすぐには買い付けができないと思います。
SBI証券のつみたてNISA設定で途中まで手続きを進めて確認してみてください。
私はSBI証券の積み立てでは無い投信(積立買付)の画面で確認してみましたが、毎月29日に100円積み立て、ボーナス月(本日10月29日)に100円積み立てという設定で試してみましたら、次の発注予定日が毎月分は2021年11月27日、ボーナス月分は2022年10月29日と表示されました。
ですから、金曜日にマイナス5%を確認し、月曜日に積み立て設定でボーナス分を設定しようとすると翌年になってしまうかもしれません。
課税されるのは仕方ないですが、マイナス5%ルールを使って買い付けするのであれば特定口座で月曜日に注文するしか無いと思います。
あと、参考までに以下のリンク先も一度ご覧ください。
https://hayatoito.github.io/2020/investing/
私はこの記事を読んで自分の投資方針を変えました。
補足 10/29の午前中に買ったのはnisaじゃない普通の金額設定買いしました。
本当にアホな質問に答えてくださり感謝です。まわりに株をやってる人がいないので聞くに聞けず、説明を読んだり動画を見たりして理解しようとしてもアホすぎて理解できず。
いろいろ教えていただき助かりました。
今から参考リンクに飛んで勉強させてもらいます!
あたりさん、こんばんは。
私もまだ投資を始めて1年半くらいしか経っていません。
ですから他人に教えるほどのノウハウを持っているわけではありません。
ただ、もっと早くから始めていればと思っています。
職場の人には自分が投資をしていても積極的に勧めないですね。
一から十まで教えるわけにもいかず、かといって損失を出せば私のせいにされますからね。
投資は自己責任という言葉をよく目(耳)にすると思います。
あたりさんも自分のリスク許容度がどれくらいあるかわかるまでは投資したお金が半分になってもいいくらいの額を投資していけばいいのかなと思っています。