0 SIM vs mineo Dプラン、スピードテスト結果

今日で8月も終わりです。
私が契約している2つのSIM、0SIMとmineo Dプランですが、0SIMは繰り越し無し。
mineoは月3GBの契約ですが、前月繰り越し分の3GBを使い切っておらず、このままだとまた来月も6GB使用できることになりそうです。

そんなわけで今日はスピードテストを行ってみました。

スピードテストの計測アプリには下記のものを使用しました。

スピードテスト – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.speedspot.speedspot&hl=ja

まずは0 SIM。
6:11
ping39ms、下り7.96Mbps、上り6.44Mbps
なかなかのスピードです。
計測アプリのデータ使用量は21.65MB。

次はmineo。
6:14
ping54ms、下り11.39Mbps、上り5.45Mbps
さすがmineo早いですね。
データ使用量は28MB。

通信速度が速いと計測アプリが使うデータ量も多くなります。

7:35
0SIM
ping43ms、下り0.12Mbps、上り9.18Mbps
かなり遅くなりました。
データ使用量は17.68MB。

7:37
mineo
ping54ms、下り27.16Mbs、上り11.56Mbps
6時台よりもスピードが出ています。
データ使用量は54MB。
スピードテスト1回でこのデータ使用量はきついです。

9:10
0SIM
ping43ms、下り0.01Mbps、上り11.88Mbps
ついに10kbpsしかでなくなりました。
データ使用量は19MB。上りが速いのでそっちで使ってるんでしょうかね。

9:13
mineo
ping44ms、下り7.45Mbps、上り3.85Mbps
上りが落ちてきました。
データ使用量24MB。

10:31
0SIM
ping41ms、下り0.01Mbps、上り10.16Mbps
相変わらず下りはひどい低速です。
データ使用量11MB。

10:34
mineo
ping56ms、下り15.43Mbps、上り6.64Mbps
また持ち直してきました。
データ使用量27MB。

12:35
mineo
ping94ms、下り0.37Mbps、上り2.60Mbps
データ使用量8MB。なぜか少なかったです。

12:49
0SIM
ping50ms、下り0.01Mbps、上り0.00Mbps
スピードが遅すぎるせいか、何度かやり直しをしました。
データ使用量1MB。

14:11
0SIM
ping50ms、下り0.03Mbps、上り7.04Mbps
データ使用量8MB。

14:14
mineo
ping59ms、下り10.14Mbps、上り3.79Mbps
スピードが遅いのはお昼の時間帯だけだったみたいですね。
データ使用量25MB。

15:44
0SIM
ping42ms、下り0.04Mbps、上り4.57Mbps
データ使用量6MB。

15:47
mineo
ping51ms、下り10.27Mbps、上り2.91Mbps
データ使用量23MB。

18:47
0SIM
ping60ms、下り0.03Mbps、上り7.28Mbps
データ使用量14MB。

18:50
mineo
ping112ms、下り4.49Mbps、上り4.99Mbps
データ使用量23MB。

20:08
0SIM
ping50ms、下り0.01Mbps、上り6.92Mbps
データ使用量8MB。

20:10
ping84ms、下り8.23Mbps、上り4.62Mbps
データ使用量24MB。

本日のスピードテスト9回に必要なデータ量は0SIMが106.33MB。1回あたり11.81MB。
pingは平均46.44ms。
下り平均0.91Mbps(朝の一発目が効いています)
上り平均7.05Mbps

mineoの方は、データ総量が236MB。1回あたり26.22MB。
ping平均67.56ms。
下り平均8.91Mbps
上り平均5.16Mbpsでした。

pingと上り平均は0SIMの方が速く、下りはmineoの圧勝ですね。

いかがだったでしょう、同じドコモの回線を使っていますが、かなりスピードが違いますね。

格安SIM(MVNO)はドコモから帯域を借りてそれを契約者にまた貸ししています。

MVNOとしての事業をご検討の事業者様へ | 企業情報 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mvno/business/

ここの中の資料

MVNO様向け卸携帯電話サービス概要のご説明(PDF形式:654KB)
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/disclosure/mvno/business/gaiyou.pdf

これの19ページ目に定額通信料という項目があります。

10Mb/sのもの784,887円

とありますね。

つまり、(実際には他にもお金はかかると思いますが)10Mbpsの帯域を独り占めするには月に78万円以上のお金がかかるということだと思います。

それを月額1,000円程度で使えてるというのは、なにか仕掛けがありそうですよね。
それはMVNOが借りたこの帯域を、MVNOを契約した人たちが共用しているからです。
みんなが24時間ずっとこの帯域を10Mbpsで使えているわけではなく、実際に使用するのはそのうちの何割か、しかも、同時というわけではありません。

簡単に考えると10Mbpsを一人占めするなら月額78万。キリ良く月額100万円としておきましょう。

それを月額1,000円でMVNOと契約しているということは、1,000円/100万円=1,000円/1,000,000円=1/1,000

つまり10Mbpsの1/1,000=0.01Mbps(10kbps)分の帯域しか、使えないわけです。

実際にMVNOはドコモからどれだけの帯域を借りているかわかりません。
しかし、MVNOはそこから儲けを出さなくてはいけません。
つまりは、小さな枠(ドコモから借りている帯域)の中により多くの人を詰め込めば、MVNOの儲けは多くなります。

しかし、あまりにも詰め込み過ぎると、今回の0SIMのようにスピードが殆ど出ず、それを不満に思う契約者は解約し、儲けもなくなります。かといって、契約者の要望を受けて、ドコモから借りる帯域を増やせばその分、MVNOがドコモに支払う通信料が増えてしまいます。

そこが各MVNOの契約(利用)者数とドコモから借りる帯域量のバランス加減になるということでしょうか。

0 SIMの場合は月500MB未満なら無料という太っ腹なことをしています。
でも、通信速度が0.01Mbpsしか出ないことも多くありました。
ある意味、上の計算式のとおり、0 SIMの一人あたりに割り当てられた通信帯域というのは値段相当かと思います。(無料の範囲内であれば、大盤振る舞いですが、いくら無料でもこの速度で満足できるでしょうか?)

ただ、mineoのようにある程度の速度が出ているMVNOもあります。
どこで儲けを出しているのか。
その損益分岐点はどのあたりにあるのか。

今後のMVNO各社の行く末をあれこれ試しながら見守りたいと思います。

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