By: Karl Baron - CC BY 2.0

mineo、0 SIM、YAMADA SIM PLUS、LINEモバイルスピードテスト20170130編

2017年1月30日月曜日。

今月も残すところあと2日。
このペースでスマホのデータ通信を使っても、通信量の枠内に収まりそうだという目星も付いたので、今日も一番通信回線が混雑すると思われる平日12:30頃にスピードテストを行いました。

毎度のことながら、スピードテストを行なった MVNO の SIM は下記の4社です。

mineo D プラン

0 SIM

YAMADA SIM PLUS 1GB/月 プラン

LINE モバイル

YAMADA SIM PLUS は使い放題プランではなく、1 GB の定量制プランであることにご注意ください。

先週の月曜日(2017年1月23日)にも同様のスピードテストをしていますので、お時間のある方はそちらもご参照いただければと思います。

https://yuzakasota.com/20170123-mineo-0sim-yamada-sim-plus-line-mobile-speed-test/

mineo D プラン

まずは、 mineo D プランです。

先に計3回計測した結果一覧を貼っておきます。
前回、1月23日に計った時と違う点があります。
前回は Moto G4 Plus という Android 端末を使って計測しましたが、今回は iPhone SE に SIM を入れ替えて計測しています。

通信速度は最速で0.60 Mbps 。最低で 0.45 Mbps 。
前回の最速が1.01 Mbps 。最低が 0.92 Mbps でしたから、若干数値が落ちてますね。

これは端末のせいというわけではなく、月末近くになり、私のように通信容量の残りにめどが付いた人がお昼休みも遠慮なく使っているのかと想像しています。

お昼時のmineoのスピードテスト結果一覧
お昼時のmineoのスピードテスト結果一覧

最後に測った時のグラフを参考に貼っておきます。

お昼時のmineoのスピードテスト画面
お昼時のmineoのスピードテスト画面

また、この計測が mineo の回線を使ったものであることがわかるように、 IP アドレスが載った画面のスクリーンショットもあげておきます。

mineoのIPアドレス
mineoのIPアドレス

3回の計測で使用したデータ量は mineo スイッチアプリ上で 36 MB でした。

iPhone の 設定>モバイルデータ通信 からみた差し引き使用量は 42.8 MB でした。
(アプリ毎の使用量は、計測前のスクリーンショットを撮っておらず不明です。)

0 SIM

続いて、 0 SIM です。

最速で 0.09 Mbps 、最低で 0.08 Mbps 。
この計測前に、モバイルデータ通信で 0 SIM の管理用サイトに接続しようとしたのですが、あまりにも速度が遅かったせいか、接続できませんでした。

0 SIMの通信量を確認しようとしたら、繋がりませんでした
0 SIMの通信量を確認しようとしたら、繋がりませんでした

スピードテストができただけマシですが、お昼休み時間帯に使うのはお薦めできません。

上りは空いているんですけどね。
mineo と同じように、参考のスクリーンショットを貼っておきます。
(以下、全て同様に貼っておきます)

お昼時の0 SIMのスピードテスト結果一覧
お昼時の0 SIMのスピードテスト結果一覧
お昼時の0 SIMのスピードテスト状況
お昼時の0 SIMのスピードテスト状況
0 SIMのIPアドレス
0 SIMのIPアドレス

0 SIM では使用したデータ量がサイト上にすぐに反映されないので、端末のデータ使用量の値を計測前と計測後に記録しておき、その差から3回の計測に使用したデータ量を計算しました。

結果は16.99 MB 。

アプリ毎のデータ使用量から差し引いた数値だと 15.39 MB となりました。

以下の計測結果も同じですが、私は Android 端末で広告除去のために FilterProxy というアプリを常駐させています。
そのため、アプリごとのデータ使用量では、スピードテストアプリではなく FilterProxy アプリにデータ使用量が含まれていることもあります。

結果的に端末全体のデータ使用量の差とスピードテストアプリの使用量の差の数値が異なっている場合があります。
ほかにも、計測時に他のアプリが裏で通信を行なっている可能性もありますので、この使用データ量は参考値としておいてください。

YAMADA SIM PLUS

次は YAMADA SIM PLUS 1 GB コース。
計測結果の一覧には載らなかったのですが、1回目の計測途中、「ネットワーク通信の問題」という表示が出て、スピードテストが中断されました。
そのため、他の端末が3回の計測を終えたあとに、もう一度この回線だけスピードテストを行いました。
一覧上の計測時間が一つずれているのはそのせいです。

速度は最高4.72 Mbps 、最低が1.56 Mbps となっています。
これをみても、やはり使い放題プランとは違って、上限3 Mbps 制限がかかっていないことが推測されます。

PING の値も前回と同様小さいですね。

お昼時のYAMADA SIM PLUSのスピードテスト結果一覧
お昼時のYAMADA SIM PLUSのスピードテスト結果一覧

計測中のグラフをみても、大きな上下のない安定した速度が出ていると想像できます。

お昼時のYAMADA SIM PLUSのスピードテスト状況
お昼時のYAMADA SIM PLUSのスピードテスト状況
YAMADA SIM PLUSのIPアドレス
YAMADA SIM PLUSのIPアドレス

YAMADA SIM PLUS のサイト上でみる、今回(失敗した分も含めた)4回分のデータ使用量は40.85 MB となりました。

端末上のデータ使用量から計算した通信量は43 MB 。
アプリごとのデータ使用量から計算した通信量は 41.35 MB となっていました。

LINEモバイル

最後は LINE モバイルです。
最速で5.24 Mbps 、最低で 2.73 Mbps です。

PING が YAMADA SIM PLUS と比べると少し大きいのが気になりますが、これは接続先サーバーとの距離も関係しそうなので、一概には言えないと思います。

お昼時のLINEモバイルのスピードテスト結果一覧
お昼時のLINEモバイルのスピードテスト結果一覧
お昼時のLINEモバイルのスピードテスト状況
お昼時のLINEモバイルのスピードテスト状況
LINEモバイルのIPアドレス
LINEモバイルのIPアドレス

LINE モバイルのデータ使用量は LINE アプリで確認することもできますが、私は SIM を入れ替える際に新しい端末で LINE アプリのセットアップをしていません。
そのため、サイト上の数値からデータ使用量を計算してみました。

結果は計測3回で50 MB 使用。
端末上でのデータ使用量は 51 MB 。
アプリごとでみるデータ使用量は 49.35 MB となっていました。

他の MVNO と 各端末上のデータ使用量との比較ではこの組み合わせ( LINE モバイルと Xperia XZ )が一番、精度が高そうです。

Androidで標準にあるデータ使用量の設定関連

ちなみに、端末のモバイルデータ使用量というのは、 Android 端末であればどの端末でも使用量の上限を設定することができます。
(少なくとも私が今回使用した、 Galaxy S7 、 Mate9 、Xperia XZ では可能です)

0 SIM の場合は毎月500 MB 未満であれば、データ使用料は無料なのでこの上限設定をすることで、 SMS オプションの 165円のみで使用が可能です。

今の 0 SIM は速度的に、お昼時間帯は使い物にならないのでお勧めできませんが、それ以外の時間帯であればまだ使えます。

試しに私のブログのトップページをブックマークから Chrome で表示させたら、約22秒かかりました。(14:25頃)

あと、端末にあるデータ使用量の設定ですが、 Galaxy S7 と Xperia XZ については、毎月使用量をリセットする日にちを自由に設定することができます。

Galaxy S7のリセットサイクルの設定画面
Galaxy S7のリセットサイクルの設定画面
Xperia XZのデータ使用周期の設定画面
Xperia XZのデータ使用周期の設定画面

一方、 HUAWEI Mate 9 に関しては、リセットする日にちを設定することができません。
常に毎月1日から月末までの集計になるようです。

通常、通信会社のデータ使用量の締め日は月末なので、毎月1日から月末までの Mate9 の仕様で問題はないのですが、私のように月の途中で SIM を入れ替えるような使い方をしていると、前に入れていた SIM の使用量も合算されてしまいます。

Galaxy S7 と Xperia XZ では、リセットする日にちを SIM を入れ替えた日の1日前にすることで、今後の使用可能量を把握することができます。

Mate9 の場合には、月の途中でリセットする日にちは変えられないのですが、「今月の使用量」を自分で編集することが可能です。

Mate9にある今月のデータ使用量を編集する画面
Mate9にある今月のデータ使用量を編集する画面

これは他の端末では見たことがありません。

端末上のデータ使用量と MVNO のアプリやサイト上からみるデータ使用量は合いません。あまりにもその差がひどくなったら、自分で端末上のデータ使用量をサイト上の数値と合わせることが可能なのです。

この仕様はデータ使用量の上限設定と併せて使うと、よりきめ細やかな使用量の管理ができるなと思いました。

一方、昨日から SIM を入れて使い始めた iPhone の場合は、月末に自分で「統計情報のリセット」を行わないと、ずっと以前からの使用量が残ったままになります。

ある一定の使用量まできたら注意の通知を出すとか、それ以上モバイルネットワークを使わないといった Android では標準の機能はありません。

それゆえに、 iPhone と 0 SIM との組み合わせは相性がよくありません。
0 SIM は500 MB 以降は使った分だけ使用量がかかるからです。

昨日、 Moto G4 Plus を片付ける際に、それまで使っていた SIM ( mineo )をどの端末に入れるか考えました。

結果、この iPhone に入れたのですが、 mineo は低速( 200 kbps )無制限でも使えますので、 Bluetooth テザリングの子機にはなれない iPhone に入れたのは自分ながら良い選択だったと思います。

15:15頃のスピードテスト結果

最後に、本日15:15頃から再度、同じ4社のスピードテスト結果を貼って終わりにします。

mineo Dプラン

まずは mineo 。
お昼時とはかなり違いますね。
最大では10倍位早くなっています。

平日15時過ぎのmineo
平日15時過ぎのmineo

0 SIM

次は 0 SIM 。
お昼時の3倍位は早くなっています。
元が遅かったので、この3倍は大きいです。

平日15時過ぎの0 SIM
平日15時過ぎの0 SIM

YAMADA SIM PLUS

続いて YAMADA SIM PLUS 。
もともと早かったのですが、さらに安定しましたね。

平日15時過ぎのYAMADA SIM PLUS
平日15時過ぎのYAMADA SIM PLUS

LINEモバイル

最後が LINE モバイル 。
こちらも安定のスピードです。
PING の値もお昼と比べると小さくなりましたね。

平日15時過ぎのLINEモバイル
平日15時過ぎのLINEモバイル

スピードテストに使った通信量のまとめ

今日のスピードテストで使用したデータ通信量を端末上の数値から計算し、書き残しておきます。

この15時台の計測はスピードが早かったせいもあり、消費したデータ量もお昼時と比べて大きくなりました。
カッコ内はお昼の時の通信量

mineo 50 MB ( 42.8 MB )
0 SIM 30.02 MB ( 16.99 MB )
YAMADA SIM PLUS 85 MB ( 43 MB )
LINE モバイル 68 MB ( 51 MB )

おわりに

このように、スピードテストの結果は時間帯によって大きく異なります。
また、スピードテストアプリだけ速度制限が外されているなんて言葉もよく聞きます。

数値の大小で一喜一憂するのではなく、自分が実際に使ってみて体感的にどうなのか。
格安 SIM ( MVNO )に MNP する前に、一度データ契約をしてみてその体感速度に自分が納得できるのか確認することをお薦めします。

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