昨日はドコモ版の Galaxy S8 / S8+ に、今日は au 版の Galaxy S8 / S8+ にアップデートが来ています。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/sc03j/index.html
https://www.au.com/information/notice_mobile/update/update-20170613-01/
内容は
・画面下のナビゲーションバーを、表示状態または非表示状態に選択できるようになります。
・セキュリティ機能の改善
Androidセキュリティパッチの適用を実施します。セキュリティパッチレベルが2017年6月1日となります。
上記内容は au 版のものですが、ドコモ版も「ナビゲーションバーの表示、非表示切り替え」機能が付いたことは下記記事からもわかります。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1706/12/news105.html
私が使用している Galaxy S8+ は香港版( SM-G9550 )ですが、昨日は2ちゃんねるでドコモ版のアップデートを知りました。
これまで使用していた(現在も寝床用端末として絶賛活用中) Galaxy S7 はハードウェア「ホーム」ボタンとセンサーキーによる「戻る」、「タスク」ボタンでした。
一方、今回の Galaxy S8+ からは一般的な Android 端末と同様にスクリーン内に「ホーム」や「戻る」、「タスクキー」がソフトウェア表示になりました。
目次
有機ELディスプレイ
メリット
Galaxy シリーズは有機 EL ディスプレイを採用しています。
有機 EL ディスプレイは発色性に優れております。
液晶ディスプレイが黒色を表示する際に、後ろからバックライトを照らしつつブラインドを閉めるようにして、黒色を表現するのに対し、有機 EL ディスプレイでは発光せずに黒色を表現します。
その結果、寝床のような暗闇でスマホを操作すると、有機 EL ディスプレイでは真っ黒な背景になりますが、液晶ディスプレイではどうしてもバックライトの薄明かりが見えることになります。
デメリット
一方、有機 EL ディスプレイのデメリットとしては自らが発光する素子が劣化して「焼き付き」という現象が起こりうるということです。
一般的な使用では早々に焼き付くことはないのですが、キャリアショップの展示品のように常に最大輝度で同じ画面で放置されている端末では焼付き現象を起こしている端末があるということです。
なぜ、断定していないのかというと、私がこの1年使用している Galaxy S7 では焼き付きや劣化を感じられないでいるのと、最近スマホを買い換えるのはオンラインショップばかりなので、キャリアのショップには行っていないからです。
それでも、今回のドコモ、 au がソフトウェア更新で対処してきたナビゲーションバーの非表示機能は、この焼き付きの恐れを少しでも減らそうという対策だと考えられます。
もちろん、 Galaxy S8 が売りにしている「 Infinity Display 」(無限大表示)をより実感してもらうためには、余計なナビゲーションバーをも消し去りたいという思いもあると思います。
香港版にもアップデートが来ました
そんな国内キャリア版の Galaxy S8 にはアップデートが来ていましたが、実は私の香港版 Galaxy S8+ にも昨夜アップデートが来ていました。
私は先に国内版のアップデート内容を知っていたので、グローバル版にも同じ機能が追加されたのかと思っていたのですが、実際は・・・以下をご覧ください。
アップデート通知
ファイルサイズ 72.24 MB
ドコモ版のアップデート用ファイルサイズがどれくらいだったのかわかりませんが、 au 版が 約299 MB だったということから同じ内容のものではないということが想像できたんですね。
アップデート内容
– The latest Android security patch has been applied.
・Device security has been further enhanced.
http://doc.samsungmobile.com/sm-g9550/tgy/doc.html
日本語に翻訳しますと
– 最新のAndroidセキュリティパッチが適用されています。
・デバイスのセキュリティがさらに強化されました。
となります。
私が昨年5月に購入したシンガポール版の Galaxy S7 に最初のアップデートが来たのが、昨年9月。
https://yuzakasota.com/20160921-galaxy-s7-galaxy-s7-edge-revival/
その間、一度もセキュリティパッチの更新はありませんでした。
グローバル版といっても、仕向地によってアップデートの頻度が異なるとその後学びました。
そこに昨夜来た香港版 Galaxy S8+ のアップデート。
英文の中には「 Android security patch 」と書いてあったので、期待してアップデートしたのでした。
アップデート前
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年5月1日
ビルド番号 NRD90M.G9550ZHU1AQE9
アップデート後
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年5月1日
ビルド番号 NRD90M.G9550ZHU1AQEE
変更箇所はどこ?
これ、一体なにが変わったんでしょう?
Android セキュリティパッチレベルには変更はありません。
あと、セキュリティに関係しそうなところといえば、「セキュリティソフトウェアバージョン」ですがこれも変更無し。
カーネルバージョン
カーネルバージョンの日付が変わったことくらいでしょうか?
アップデート前 Thu May 18 16:41:10 KST 2017
アップデート後 Wed May 31 14:12:42 KST 2017
香港で Galaxy S8 が発売開始されたのが、2017年5月25日だったと思います。
ですから、上記のカーネルバージョンの更新日付をみると発売開始後にみつかったなんらかの不具合に対する緊急アップデートだったのかなと想像してみました。
グローバル版にアップデート優遇のメリットは無し?
それに対し、 au 版では Android セキュリティパッチレベルが2017年6月1日にアップデートされた上に、ナビゲーションバー非表示機能が追加されているんですからね。
国内キャリア販売版の端末には不要なキャリア用アプリがプリインストールされているのは気に入らないのですが、セキュリティパッチの更新頻度に関して最近は、キャリア版の方が優位だと思います。
それでも、使わない・アンインストールできないキャリアのプリインストールアプリが入っている、 SIM ロックを解除しても使えるバンドは元の販売キャリアの分のままといったような端末を、キャリアから買うことはよほどのことがなければ無いと思いますけどね。
NuAns NEO [Reloaded] 発売開始後にみつかっている不具合について
私が予約を取消した NuAns NEO [Reloaded] に関しては、今でも2ちゃんねるを中心に情報を収集しています。
キャリアから MVNO に MNP をしつつ、 NuAns NEO [Reloaded] を購入した方にとっては、 MVNO の SIM を挿して使える端末が NuAns NEO [Reloaded] のみという方もいらっしゃると思います。
そういう方にとっては唯一の端末に不具合が生じると、端末の修理や交換、次のソフトウェア更新まで使える端末が無いという状況に陥ります。
おそらく、2ちゃんねるで不具合を報告しているのは、購入したユーザーの一部で、他の大多数は不具合がないかあっても気づいていないだけかもしれません。
私としては土壇場でキャンセルしてしまいましたが、ブログのネタとしては Galaxy S8+ よりも NuAns NEO [Reloaded] の方が多かったかなというのが正直な感想です。