OnePlus 3Tに機能追加を含むアップデートOxygenOS 4.5.0来ました

Galaxy S8+ を購入してから、すっかり出番がなくなってしまった OnePlus 3T 。
OnePlus 3T も後継機 OnePlus 5 が発売されていますからね。アップデートも今後は数か月おきになっていくのかと思っていました。

そんな OnePlus 3T にアップデートが来ていることを、いつものように2ちゃんねるのスレから知りました。
そんなわけで今日は OnePlus 3T のアップデートをしてみました。

アップデート通知

今回のアップデートは前回( VPN アプリを使って強制的にアップデート通知を降らせました)とは違いスマホの電源を入れたら、通知が来ていました。
いわゆる OTA によるアップデートです。

OnePlus 3Tのアップデート通知
OnePlus 3Tのアップデート通知

アップデート内容

いつもは OnePlus の Community に投稿があってから、公式のダウンロードページにファイルが載るまで時間がかかっていたのですが、今回は 2017年9月25日 に Community への書き込み、サイトからのダウンロードは 2017年9月28日 からと比較的短い期間での開始だったと思います。

https://forums.oneplus.net/threads/oxygenos-4-5-0-7-1-1-ota-for-the-oneplus-3-and-3t.636403/

http://downloads.oneplus.net/oneplus-3t/oneplus_3t_oxygenos_4.5.0/

更新内容としては以下のようになっています。

System
・Added lift up display
・Added Gaming Do Not Disturb
・Added low priority notification
・Added network speed in status bar
・Added scheduled night mode
・Added OnePlus Slate font
・Redesigned Dash Charge animation
・System stability and battery improvements
Launcher
・Added Shot on OnePlus wallpaper
Phone
・Redesigned calling UI
Camera / Gallery
・Added Shot on OnePlus watermark
・Redesigned photo editor in Gallery
File Manager
・Added secure box

いつものようにこれを Google 翻訳にかけてみます。

システム
・リフトアップ表示を追加
・ゲームの着信を追加しました
・優先度の低い通知を追加
・ステータスバーにネットワーク速度を追加
・スケジュールされたナイトモードを追加
・OnePlus Slateフォントの追加
・再設計されたダッシュチャージアニメーション
・システムの安定性とバッテリの改善
ランチャー
・OnePlusの壁紙にショットを追加
電話
・再設計された呼び出しUI
カメラ/ギャラリー
・OnePlusウォーターマークにShotを追加
ギャラリーのデザインされたフォトエディタ
ファイルマネージャー
・セキュアボックスの追加

ファイルサイズは 197 MB と他の端末ではセキュリティパッチのみの場合と変わらないサイズですが、内容は盛り沢山です。

OnePlus のアップデートはこういった機能追加が多くあるのが嬉しいです。

アップデート前

端末の状態

OxygenOS バージョン 4.1.7
Android バージョン 7.1.1
Android セキュリティパッチレベル 2017年8月1日
ビルド番号 ONEPLUS A3010_28_170821

アップデート前の端末情報
アップデート前の端末情報

アップデートファイルのダウンロードに要した時間

ファイルサイズは 197 MB とそれほど大きくもなく、すぐにダウンロードが終わると思っていたのですが、今回は約 22 分もかかりました。
前回のアップデート時は 413 MB のダウンロードが約 2 分だったのと比べるとかなり遅いです。

https://yuzakasota.com/20170824-security-update-oxygenos-4-1-7-came-in-oneplus-3t/

いつもは他の人がアップデートに気づく前にダウンロードしていたからでしょうか。

アップデート後

端末の状態

OxygenOS バージョン 4.5.0
Android バージョン 7.1.1
Android セキュリティパッチレベル 2017年8月1日
ビルド番号 ONEPLUS A3010_28_170923

なんと、今回のアップデート。
OxygenOS のバージョンが上がり機能の追加などは行われていますが、セキュリティパッチレベルに変更はありませんでした。

世間では Bluetooth デバイスに対するセキュリティ問題が騒がれているこの時期に、セキュリティパッチレベルの更新が含まれていないのは残念です。

アップデート後の端末情報
アップデート後の端末情報

“BlueBorne” に対する脆弱性対策がなされているか確認してみた

いつものように BlueBorne 対策確認アプリを使ってみました。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.armis.blueborne_detector&rdid=com.armis.blueborne_detector

結果はこちら。

対策済みでした。
アップデート前の状態を調べなかったはミスです。

ビルド番号に「170923」とありますから、 BlueBorne の脆弱性問題が公表されてからのアップデートファイル完成なのでしょう。それで、セキュリティパッチレベルは8月1日のままなものの、 BlueBorne 問題に関しては対策済みなのかもしれません。

しかし、この対策確認アプリ。単純に セキュリティパッチレベル の日付だけを確認しているわけでは無さそうです。

Blueborne Scannerアプリの結果
Blueborne Scannerアプリの結果

アップデートによる気付いた変更点

他社の端末だとアップデートが来ても、その内容を記載していないメーカーが殆どです。
それと比べて OnePlus はアップデートの内容が詳しく記載されているのは良い点だと思います。

ステータスバーにネットワーク速度を追加

これは HUAWEI の端末にある機能ですね。
私はこの機能がある端末はオンにして使っています。

ステータスバーに通信速度が表示できます
ステータスバーに通信速度が表示できます

スケジュールされたナイトモードを追加

これは Galaxy S8+ や iPhone 8 にある機能です。
これも寝る前に布団の中でスマホをいじる私にとってはあると嬉しい機能です。

いわゆるブルーライトカットモードを時間指定で設定できる機能です
いわゆるブルーライトカットモードを時間指定で設定できる機能です

OnePlusの壁紙に追加ショット

これはアップデート前の状態をよく把握していなかったのですが、きっとこれらが新しく追加された壁紙だと思います。
OnePlus の壁紙は私にはちょっと癖が強くて合わないので、私は殆どの端末で黒一色の壁紙を使用しています。

壁紙が追加されました
壁紙が追加されました

OnePlus透かしにショットを追加

これは HUAWEI で LEICA と協力して開発された端末に付けられた機能と同じですね。
私が持っている端末では HUAWEI P9 、 Mate9 がそれにあたります。
最近はこれを真似て他の中国製メーカーでもウォーターマークを付けられる機能が付いていますね。

撮影時にウォーターマークを付けることが出来るようになりました
撮影時にウォーターマークを付けることが出来るようになりました

ギャラリーのデザインされたフォトエディタ

これもアップデート前のギャラリーアプリにどんな機能があったのか、使っていなかったのでどれが追加されたのかイマイチよくわかりません。
しかし、以下のように標準のギャラリーアプリだけで出来ることが増えています。

HUAWEI P9 や Mate9 も標準のギャラリーアプリが多機能でした。
このあたりも HUAWEI を真似てきている気がします。

純正ギャラリーアプリの編集機能その1
純正ギャラリーアプリの編集機能その1
純正ギャラリーアプリの編集機能その2
純正ギャラリーアプリの編集機能その2
純正ギャラリーアプリの編集機能その3
純正ギャラリーアプリの編集機能その3
純正ギャラリーアプリの編集機能その4
純正ギャラリーアプリの編集機能その4
純正ギャラリーアプリの編集機能その5
純正ギャラリーアプリの編集機能その5

セキュアボックスの追加

これは標準のファイルマネージャーアプリに追加された機能です。
これも他社製の端末には付いているものが多いですね。
私はこれまで標準のファイルマネージャーアプリを使ったことがないので、使い勝手を比較することはできません。

今回追加された「セキュアボックス」というのをタップしてみると6桁の暗証番号を設定し、それを入力しないと「セキュアボックス」にアクセスできなくなります。(指紋認証でも可能)
人に見られたくないファイルはこの「セキュアボックス」に入れることで、他のファイラーからも見ることができなくなりました。

と、書いたのですが、実際は隠しフォルダに入っただけで、隠しフォルダを表示することができるアプリでは「セキュアボックス」に入れたファイルも見ることができました。

ちょっとこの機能は杜撰(ずさん)過ぎる気がします。

新たに追加された「セキュアボックス」機能
新たに追加された「セキュアボックス」機能
「セキュアボックス」に入れたファイルは暗証番号を入れないと見られません
「セキュアボックス」に入れたファイルは暗証番号を入れないと見られません
ところが他の隠しフォルダを見ることができるファイラーからは丸見えです
ところが他の隠しフォルダを見ることができるファイラーからは丸見えです

ここまでが今回のアップデートで私が気づいた点です。
これ以外の部分も変わっているところがあると思いますが、アップデート前の状態をよく知らないこともありこのあたりが限界でした。

OnePlus 3T はプリインストールアプリが少なく、カスタマイズは使用者に委ねられています。
そのカスタマイズもアプリによるものではなく、端末内で設定するものが豊富です。
詳しくは以前に記事を書いているので、もしよろしければご覧ください。

https://yuzakasota.com/20170321-oneplus-3t-good-point/

Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日

Androidバージョン セキュリティパッチレベル 最終アップデート確認日
Nexus 5X 8.0.0 2017年9月5日 2017年9月12日
Moto G4 Plus 7.0 2017年9月1日 2017年9月23日
Xperia XZ 7.1.1 2017年9月1日 2017年9月22日
HUAWEI Mate 9 7.0 2017年8月5日 2017年9月21日
OnePlus 3T 7.1.1 2017年8月1日 2017年9月30日
HUAWEI P9 7.0 2017年8月1日 2017年8月31日
Galaxy S8+ 7.0 2017年8月1日 2017年8月30日
ZenFone 3 7.0 2017年8月1日 2017年8月4日
Galaxy S7 7.0 2017年7月1日 2017年8月30日
Xperia Z5 Compact 7.1.1 2017年6月1日 2017年7月19日

おわりに

OnePlus 3T 。
おそらく Galaxy S8+ や Galaxy S7 を知らなければかなりお気に入りになっていた端末です。
惜しむらくはカメラの写りや機能が Galaxy に及ばないということです。
その分、価格は安いんですけどね。

後継機である OnePlus 5 は背面カメラがデュアルになっており、カメラ機能としては OnePlus 3T よりもいじれるものになっていると思います。

https://oneplus.net/5#camera

ただ残念ながら OnePlus 5 は日本国内用の SIM を入れると標準カメラアプリのシャッター音が強制的に鳴るようになっています。

私は今、 iPhone 8 の国内販売 SIM フリーモデルをメインに使っていますが、この大きなシャッター音はいただけません。

散歩中に気付いた景色やモノを撮りたい時に、この大きなシャッター音は撮影するのを躊躇(ちゅうちょ)させてしまいます。
もちろん、無音で撮れるアプリもあるんですけどね。本体の性能を十分に生かせるのは標準のカメラアプリだと思っています。

海外 SIM フリー版の iPhone 8 を買えば良かったのですが、保証サービスなど有って無いような海外販売版端末に 10万 以上のお金を出すのはためらわれました。それでも Galaxy S8+ は買ってしまいましたけどね。

とりあえず次は10月4日(日本時間では10月5日?)発表の次期 Google Pixel を待ちたいと思います。

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