Photo credit: Răzvan Băltărețu via VisualHunt / CC BY-SA

OnePlus3Tのここが良い

私が初めて使った OnePlus 社の OnePlus 3T

約10日間使ってみて、良かったところを少しまとめてみたいと思います。

コストパフォーマンス

Snapdragon 821
Android 7.0
RAM 6GB
ストレージ 128GB
USB Type-C
バッテリー容量 3,400mAh

63,880円
2017年3月21日現在 expansys にて

最近でこそ、 RAM 4GB の端末が増えてきましたが、 6GB でチップセットも現時点では最新の Snapdragon 821 の端末がこの価格で買えるのは正直安いと思います。

HUAWEI 社の幹部が「4GBより多いRAMは現時点では無駄」と主張したといいますが、スペック厨にとってはメモリは多いに越したことはありません。

Android でストレージ128GB の端末はまだ少ないです。(2017年3月21日現在)
Galaxy S7 edge
Google Pixel

これらと比べても OnePlus 3T のコストパフォーマンスの高さがわかります。

カスタマイズ

私は端末メーカー製の無駄なアプリが無いのが、「素の Android 」の良さだと思っています。
しかし、使い勝手の観点からいうとカスタマイズは必要です。

スクリーンショットの撮りやすさ

一つの例としてスクリーンショットの撮り方があります。
「素の Android 」を Nexus 5X とします。

Nexus 5X

スクリーンショットを撮る際には、ボリューム下げるボタンと電源ボタンの同時長押しが必要です。
これはテーブルに置いたまま操作することが難しいです。
また、殆どの人は両手を使うことになるでしょう。

ZenFone 3

履歴キー長押しで撮れます。(要設定)
片手でスクリーンショットを撮ることができます。

HUAWEI P9 や Mate9

ステータスバーをおろしたメニューの中にスクリーンショットがあります。(標準設定)

Galaxy S7

画面をチョップするような形で右から左へ(または、左から右へ)撫でるようにすると撮れます。(要設定)

OnePlus 3T

指3本で画面を撫でると撮れます。(要設定)

 

私の中でのスクリーンショットの撮りやすさの順位は下記のようになります。

ZenFone 3 > OnePlus 3T > HUAWEI > Galaxy S7

LED 通知ランプ

iPhone を使っている人には気にならないかもしれませんが、メールや着信の通知ランプがあると画面が消えていても着信やメールに気が付きやすいです。
また、充電中も通知ランプの色で充電が終了したのか、まだ途中なのかも画面を点灯させずに気づくことができます。

Nexus 5X

充電中や満タンになっても、通知ランプは点灯しません。
メール等の通知は白色の点滅で知らせてくれます。(点滅間隔約10秒)

Galaxy S7

充電中は赤、満タンになると青。画面が点灯している時は通知ランプは消えます。
メール等の通知があれば青の点滅。(点滅間隔約5秒)

OnePlus 3T

充電中は赤、満タンになると緑に点灯。画面点灯中は充電時の色が優先。
メール等の通知があれば緑の点滅。(点滅間隔約5秒。ただし、じんわり点いて、じんわり消えるので点灯している時間が3秒くらいあります))
この色については、既定の8色の中から選べます。

通知や充電時のLEDの色が選べます
通知や充電時のLEDの色が選べます

LED 通知ランプの見やすさの順位は次のとおりです。

Galaxy S7 > OnePlus 3T > Nexus 5X

Galaxy S7 は LED の発光部が大きいので目につきやすいです。

テーブルに直置きしている時の操作性

私は普段、パソコンを操作している時、スマホはテーブルの上に直置き(平置き)しています。
そして、通知ランプの点滅を確認した時に、スマホの画面を点灯させ内容を確認しています。

この時にどうやって画面を点灯させるかですが、

Nexus 5X

ちょっと持ち上げると通知画面が表示(アンビエント表示)されるのでそれで確認

Galaxy S7

物理ホームボタンを押す

OnePlus 3T

画面をダブルタップでスリープ解除

 

通知の確認方法としては下記の順番で確認しやすいと思います。

OnePlus 3T > Galaxy S7 > Nexus 5X

画面ダブルタップでスリープ解除は Xperia XZ や ZenFone 3 にもあります。
ただ、 Xperia XZ のダブルタップでスリープ解除は失敗することが多いです。
Galaxy S7 は物理ボタンなのがちょっとネックです。ポチッと押す力が必要なのと、カチッという音が気になる時があります。

スリープにする方法(センサーキーの自由度)

私は放置時間1分でスリープに入るように設定しています。
通常は放っておいて、勝手にスリープになるのに任せています。

ただ、この OnePlus 3T は設定で任意にスリープ状態にすることができます。

私は現在、 OnePlus 3T 、 Galaxy S7 、 iPhone SE に SIM を入れています。
Galaxy S7 はご存知の方もいらっしゃると思いますが、戻るボタンと履歴ボタンの位置が一般的な Android 端末と逆です。
ホームの右側に戻るボタン、左側に履歴ボタンがあるのです。(実際はセンサーキーですけどね)

Nexus 5X のように、画面内にナビゲーションバーが表示される場合には、 Galaxy S7 と Nexus 5X を交互に使っても操作を間違えることはありません。

しかし ZenFone 3 のように画面外にセンサーキーがあり、しかもそのセンサーキーが光らないと一瞬どっちが戻るでどっちが履歴キーなのか間違えることがあります。

OnePlus 3T では、この戻るキーと履歴キーを左右入れ替えることはもちろんのこと、ナビゲーションバーを画面に表示させることもできます。

ナビゲーションバーをオンオフできます
ナビゲーションバーをオンオフできます

この辺りは、すごく自由度が高いなと思います。

話しを少し元に戻しますが、スリープにする方法をこのセンサーキーに割り当てることができるのです。

具体的にいうと、「ホーム」、「履歴」、「戻る」ボタンの「長押し」と「ダブルタップ」に下記の機能をそれぞれ割り当てることができます。

「アクションなし」、「メニューを開く/閉じる」、「最近使用した項目」、「検索アシスタント」、「画面をオフ」、「カメラを起動」、「音声検索」、「最後に使用したアプリを起動」、「シェルフを開く」、「通知センターを開く/閉じる」、「分割画面を開く/閉じる」

これだけ自由に割り当てることができたら、殆どの人にとって使いやすいように設定できると思います。

ボタンのカスタマイズ設定
ボタンのカスタマイズ設定

私は戻るボタンをダブルタップで「画面をオフ」にするように設定しています。

ここまで、 OnePlus 3T がカスタマイズされている部分をいくつかあげてきました。
OnePlus 3T が 素の Android では無く、 Oxygen OS と表示される理由があると思います。

私がこれまで「素の Android 端末がいい」と思っていたのは、端末メーカーのプリインストールアプリが少ないからというのがあります。

しかし、「素の Android 端末」は使い勝手がいいというわけではありません。

これまで、 Nexus 以外の端末を使っていれば、それぞれの端末メーカーが独自にカスタマイズしている部分が使いやすさの理由の一つになっていたり、また逆に自分に合わない部分になっていたりします。

OnePlus 3T に限って言えば、そのカスタマイズ部分を使うか使わないかをある程度自分で選べるのがいいと感じました。

また、「素の Andoroid 」の良さとして、カスタマイズされている部分が少ないから、セキュリティアップデートが頻繁に来るのではないかという期待がありました。

しかしこの点に関しては、実際に Moto G4 Plus を購入してみて、幻想だというのがわかりました。

https://yuzakasota.com/20170129-android-7-0-came-down-to-moto-g4-plus/

また、 Galaxy S7 のように世界的に売れている端末であれば、セキュリティパッチも頻繁に来るのかと思っていましたが、これも今までの記事に書いていたように、3ヶ月に一度程度だということがわかりました。

https://yuzakasota.com/20161230-security-update-came-to-galaxy-s7-sm-g930fd/

こういった経験を踏まえると、 Android 端末でセキュリティパッチや OS のアップグレードを確実に受けたいのであれば Nexus や Pixel シリーズ一択(二択?)。

ある程度の使いやすさを求めるのであれば、自分に合った UI を持つグローバル版の端末を定期的に買い替えていくのが良いと思います。
もっと突き詰めていくと、カスタムロムという方法になるのかと思いますが、今の自分にはそこまでの知識はありません。

OnePlus 3T に関しては、「素の Android 」としてプリインストールアプリの少なさと「今のところ」頻繁なセキュリティアップデートがされているように思います。

最新のアップデートは2017年3月16日に下記のものが配信開始されているようです。

  • Upgraded Android 7.1.1
  • Updated Google security patch to 1st March 2017
  • Added expanded screenshots
  • Improved picture taking of moving objects with blur reduction
  • Improved video stability when recording
  • Improved WiFi connectivity
  • Improved bluetooth connectivity
  • General bug fixes

https://forums.oneplus.net/threads/oxygenos-4-1-0-7-1-1-ota-for-oneplus-3t.506195/

私がこの記事を書いている2017年3月21日現在、私の端末には降ってきていませんけどね。

今回のアップデートが適用されれば、 Nexus 5X に次いで私の手持ちの端末の中では初めて Android 7.1.1 がやってくることになりますし、セキュリティパッチレベルも最新の「2017年3月5日」には及ばないものの、「2017年3月1日」にはなるはずです。

もちろん、この OnePlus 3T も良いところばかりではありません。
次回は OnePlus 3T のダメな部分を書いてみたいと思います。

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