2月14日、バレンタインデーの日に私の元に届いた Pixel2 。
スクリーンショットを撮る時にボリューム下と電源ボタンの同時長押しで撮るという典型的な Android の仕様でしか撮れない点はスクリーンショットを多数撮る私にとっては残念です。
しかし、本体幅が 75 mm を超える端末が増えている中、 Pixel2 の 70 mm 以下というサイズと常に最新の Android OS やセキュリティパッチが更新されるという点では満足しています。
その Pixel2 に3月分のセキュリティパッチが降ってきました。
この記事はそのアップデートの様子を記録したものです。
目次
アップデート通知
実は今回のアップデートで一番びっくりしたのがこの通知でした。
というのも、普段、 Nexus5X やその他の端末のアップデートをする際は以下の画面の「システム アップデート」をタップし、次の画面で自分の端末がアップデート可能かどうかチェックが行われます。
ところが今回は「システム アップデート」をタップした瞬間、以下の画面になりました。
私はアップデートの前後で端末情報がどう変化するかやダウンロードにかかる時間を計ったりしているので、この動作にはビックリ。慌てて、アップデート前の端末情報のスクリーンショットを撮りました。
そして、再度システムアップデートの画面を確認してみると、「一時停止」の選択肢が出ていたので、一時停止後ストレージやメモリの使用状況のスクリーンショットを撮りました。
アップデート内容
今回のセキュリティパッチの内容については下記サイトを確認願います。
https://source.android.com/security/bulletin/2018-03-01
また、 Pixel や Nexus シリーズ固有のセキュリティ情報は以下のようになっています。
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-03-01
アップデート前
端末情報
Android バージョン 8.1.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年2月5日
ビルド番号 OPM1.171019.019
ストレージに占めるシステムの容量
128 GB 中 使用済み容量 20.22 GB
内 システム容量 11 GB
この画面内の各内訳は
写真と動画 | 1.5 GB |
音楽と音声 | 0.16 GB |
ゲーム | 0.00 GB |
ムービー & TV アプリ | 0.24 GB |
その他のアプリ | 7.3 GB |
ファイル | 0.20 GB |
システム | 11 GB |
合計 | 20.4 GB |
となっており、合計すると 20.4 GB 。
使用容量の 20.22 GB とほぼ一致します。
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデート用のファイルサイズは 49.8 MB でダウンロードは1分以内に終わったと思うのですが、ダウンロード後すぐに「インストール中」となってしまったため、正確な時間は計れませんでした。
しかし、下記画面の「インストール中」「手順 2/2」この工程がやたらと時間がかかりました。
他の端末だと、アップデート用ファイルのダウンロードが完了し、「再起動」をタップして初めて「インストール」されるという手順だと思います。
この「手順 2/2」の画面が終了し、以下の「今すぐ再起動」を求める画面が表示されるまで 20 分必要でした。
しかし、この「今すぐ再起動」をタップしてから、再起動が完了し使えるようになるまでは1、2分でした。
アップデート後
端末情報
Android バージョン 8.1.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年3月5日
ビルド番号 OPM1.171019.021
ストレージに占めるシステムの容量
アップデート後はストレージの使用済み容量が少なくなりました。
128 GB 中 使用済み容量 19.80 GB(アップデート前から 0.42 GB の減)
内 システム容量 11 GB
おかしなことは各内訳の合計を足してもそんなに使用容量が減っていないことです。
写真と動画 | 1.4 GB |
音楽と音声 | 0.14 GB |
ゲーム | 0.00 GB |
ムービー & TV アプリ | 0.21 GB |
その他のアプリ | 7.2 GB |
ファイル | 0.20 GB |
システム | 11 GB |
合計 | 20.15 GB |
となっており、合計すると 20.15 GB 。
使用済み容量の 19.80 GB とは 0.35 GB ほど合いません。
アップデート前も使用済み容量の表示 20.22 GB と内訳の合計 20.4 GB で 0.18 GB は合わなかったのですが誤差の範囲と思いました。
アップデート後はその差が多くなっています。
Pixel Visual Core Service のアップデート
Pixel2 のセキュリティアップデートを行ったら、下記アプリの更新が来ていました。
アプリの説明をみても、「このアプリは、Pixel 2 スマートフォンの画像処理と機械学習のアルゴリズムを更新します。」としかなっておらず、 Pixel2/2XL 以外にはインストールはできません。
おそらく、 Pixel2 標準のカメラアプリにある「 HDR+ 」という機能の強化だと思います。
私はスマホの HDR 機能はいつもオフにして写真の撮り比べをしています。
それは Google フォトにアップロードすると HDR をオンにして撮ったものかオフで撮ったものかわからなくなるからです。
iPhone で撮った写真に関しては iPhone の「写真」アプリでみると「 HDR 」という表示が出るのでわかります。
Android 端末では端末にプリインストールされている「ギャラリー」アプリでも「 HDR 」オンで撮ったものかオフで撮ったものかはわかりません。
Pixel2 の HDR+ で撮った写真
Pixel2 のカメラアプリ設定は標準で「 HDR+ 」が 「 ON 」になるようになっています。
手動で「 HDR+ 」機能をオフにしたい場合用に設定画面内に「 HDR+ コントロール」スイッチが設けられています。
私は先に書いたように常にオフにして写真を撮っていました。
ところが、先日ある木々の写真を撮る時に「 HDR+ 」をオンにしたまま撮ったのです。
その後、それに気づいてオフで撮り直しました。
その結果がこちらです。
下の画像はパソコンで 1,024 x 768 pix にリサイズしてあり、画像をタップやクリックすると別ウィンドウで開きます。
HDR+ オン f/1.8、1/835、ISO 50
HDR+ オフ f/1.8、1/836、ISO 52
撮影時にはグリッド線を出して上から1/3、右から1/3の交点に木々の枝を合わせ、枝をタップして撮りました。
皆さんなら、どちらの色合いが好みですか?
私は空の色は水色ではなく青く撮れる方が好みなので1枚目となります。
その観点からいうと、 HDR+ をオンにして撮った方が青が綺麗に写るということがわかりました。
今後、写真比較以外の撮影時には HDR+ をオンにして撮りたいと思います。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
Pixel2 | 8.1.0 | 2018年3月5日 | 2018年3月9日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年3月5日 | 2018年3月9日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年2月5日 | 2018年3月8日 |
ZenFone3 | 8.0.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月14日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月13日 |
Galaxy S7 | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月2日 |
HUAWEI Mate10 Pro | 8.0.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月1日 |
Galaxy S8+ | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年1月24日 |
HUAWEI Mate9 | 8.0.0 | 2018年1月1日 | 2018年1月23日 |
OnePlus 3T | 8.0.0 | 2017年12月1日 | 2018年1月12日 |
Moto G4 Plus | 7.0 | 2017年12月1日 | 2017年12月29日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要