皆さんは Google I/O 2018 の情報を仕入れているでしょうか?
Google I/O とは Google Innovation in the Open の略で Google が開催する開発者向け会議のことです。
iOS ユーザーであれば WWDC ( Worldwide Developers Conference ) の方が耳慣れた言葉だと思います。こちらは Apple が開催する開発者向けイベントですね。
それぞれこの会議やイベントで次期 OS や新しいハードウェアの発表が行われたりします。
正直なところ、新しいハードウェアの発表に比べて OS の機能発表は地味ですが、私としては次期バージョンの OS でどんなふうに変わるのか興味を持ってみています。
今日はそんな Google I/O に関する記事の中で私の端末選びや設定変更に影響を与えた内容を紹介したいと思います。
目次
「戻る」「ホーム」「履歴」の表示や操作性が変わる
まずは記事や動画を見ていただいたほうが早いと思います。
https://japanese.engadget.com/2018/05/09/android-p/
この記事や動画をみて、何か気付いた方はいらっしゃいませんか?
iPhone X と Android 端末をお使いの方は気付いたと思います。
次期 Android バージョン Android P では「ホームに戻る」、「タスクの切り替え」方法が iPhone X の操作方法と似ています。
そして、「タスク」ボタンが廃止され画面上には「ホーム」ボタンのみ。
必要に応じて「戻る」ボタンが表示されます。
私はこの記事や動画を見て、使う iPhone と Android 端末の設定を変更しました。
iPhone X から iPhone SE 、 iPhone 8 そして iPhone X へ
まずは iPhone です。
私は iPhone と Android 端末を復数台持ちしています。
そのうち iPhone は iPhone X 、 iPhone SE 、 iPhone 8 間で少しのデータバックアップと復元を行えばいつでも入れ替えが可能です。
先月までは iPhone X に SIM を入れていたのですが、 iPhone X の顔認証だと寝床で顔認証が通りません。これは端末までの距離が近づきすぎたり、枕で顔が隠れるせいもあります。
そんなわけで寝床で iPhone X を使う時にはパスコードを入力するのが常でした。
YouTube を見ていると iPhone X を買ったものの顔認証が使いにくいと言って iPhone 8 に買い替えた人もいます。
私も指紋認証のある iPhone に変えてみました。
iPhone SE
まず変えたのが片手持ちの楽な iPhone SE です。
私の iPhone の使いみちは Suica の入った Apple Watch の親機として。
そして電話、メール、 LINE のやりとり、通知の確認が主です。
テーブルに置いた iPhone をパッと手に持って片手で情報を確認しやすいのがこの iPhone SE でした。
若干不安なのが防水に対応していないこと。
ストレージが 64 GB のモデルなので音楽を全て持ち出せないことでした。
iPhone 8
それで次に SIM を入れたのが iPhone 8 です。
iPhone の標準サイズと言えばこのサイズだと思います。
私の iPhone 8 は発売初日に入手したものの、傷有りでちょっとトラウマになっている端末です。
https://yuzakasota.com/20170925-iphone-8-just-bought-was-scratched/
まあ、普段カバーを付けて使っていれば目にすることもないんですけどね。
この iPhone 8 でも数日過ごしてみました。
その時に気になったのは「ポートレートモードが使えない」ことです。
私自身はポートレートモードを積極的に使うことはあまりないのですが、私は Twitter でポートレートモードで撮られた写真とツイートをモーメントという形で収集しています。
https://twitter.com/i/moments/791102541689819136
ポートレートモードが使えない iPhone を使っていてはこのモーメントを続ける資格が無いように感じました。
iPhone X
そこにあの Google I/O に関する記事です。
今後は Android も同じような操作方法に変わります。
また、今噂されている次期 iPhone では全てホームボタンが無くなりそうです。
どうせ操作方法が変わるのであれば、今からその操作方法に慣れていったほうがいいと思いました。
そんなわけで私の音声用メイン SIM は幾多の iPhone を出入りした後、 iPhone X に戻っていったのでした。
Galaxy Note 8 と Galaxy S8+ のナビゲーションバー
私は Galaxy シリーズとそれ以外の Android 端末も使っています。
そのうち、 Galaxy Note 8 と Galaxy S8+ のナビゲーションバーは左端から「履歴-ホーム-戻る」の順番で使っていました。
それ以外の HUAWEI の端末や Pixel 2 は左端から「戻る-ホーム-履歴」で使っています。
Android 端末では既に後者の「戻る-ホーム-履歴」が一般的だと思います。
これまではそれぞれ「戻る」と「履歴」の位置が逆の端末もその時々で惑わずに使っていました。
しかし、これも先の Google I/O の記事を見て、今後は「履歴」キーが無くなること、あるのは「ホーム」バーと必要に応じて現れる「戻る」ボタンのみ。
この「戻る」ボタンの位置は「ホーム」バーの左側です。
そこで今後の Android 標準を見据え、 Galaxy シリーズの「戻る」キーと「履歴」キーの位置を変更しました。
Nova Launcher から Pixel Launcher へ
これまで私は Android 端末のランチャーを Nova Launcher に統一してきました。
これは端末を買い替えた時に、 Nova Launcher だと古い端末のアプリアイコンの位置を簡単に復元できたからです。
しかし、これも Google I/O の記事を見ると次の Launcher もドロワーは縦スクロールであることを知りました。
私は Nova Launcher でのアプリドロワーのスタイルを「横向き」にしてずっと使っていました。
Nova Launcher では縦スクロールで選択する「縦向き」にすることもできます。
しかし、これもあえて Nova Launcher を使い続けるのではなく、 Pixel 標準の Pixel Launcher に戻しました。
Pixel 2 以外の端末では Pixel Launcher が使えないので Nova Launcher でスクロールの向きを縦方向へ変更しました。
このアプリドロワー内のスクロールの向きは、今後、18:9等の縦長端末が増えていく中で指を上の方まで伸ばさなくて済むという点から、縦方向が主流になっていくと思います。
ATOK から Gboard へ IME を変更
私は Android 端末を使うようになってからずっと日本語入力 IME に ATOK を使ってきました。
おそらく国内で Android 端末を使っている人は端末にプリインストールされている IME や無料で使うことのできる Google 日本語入力を使っている人が多いと思います。
これには2つの欠点があります。
プリインストールの IME を使っている人は端末を買い換えると IME が変わることがあり、そのたびに新しい IME に慣れる必要があります。
一方、同じ Google 製の日本語入力は Google 日本語入力を入れるか Gboard を入れるか迷いました。
Google にとって日本語入力アプリを2種類アップデートしていくのは無駄だと思います。
いずれどちらかがサポートから外されることでしょう。
その時に備えて、より新しくリリースされた Gboard を選択しました。
正直なところ、日本語入力アプリを変えることは入力スピードや変換効率が下がるなどデメリットも多いです。
しかし、今後もずっと使い続けていくことを考えると、有料 IME を購入したり、よりサポートの期待できる IME に変えることも必要ではないでしょうか?
私は今回の Gboard 導入で ATOK や Google 日本語入力、プリインストール IME で機能をオフに出来るものは全てオフにしました。
例え今は使いにくくても、これしかないとなればそれに体が慣れていくと思います。
おわりに
Google I/O 2018 で発表された内容で私のスマホの使い方、 iPhone の選び方が大きく変わりました。
Android P は今年の秋には正式に配信が開始されます。
Pixel 2 以外の私が現在持っている端末に Android P が来るのは恐らく来年以降になることでしょう。
それでも私は今から Android P に向けた端末選び、設定をしていこうと思います。