HUAWEI Mate 10 Proが顔認証に対応、6月分のセキュリティパッチ配信

HUAWEI Mate 10 Proは前回のアップデートが2018年5月12日でした。
あれからまる2カ月が経ち、ようやく次のセキュリティアップデートが配信されました。
この記事はその記録です。

アップデート通知

今回のアップデート用ファイルのサイズは1GB。

私がMate 10 Proを購入したのが2017年12月16日。
あれから5回目のアップデートになりますが、さすがに1GBを超えるアップデートは初めてです。

Mate10Proのアップデート通知
Mate10Proのアップデート通知

アップデート内容

変更ログ
本アップデートにより、手持ちによる夜間撮影へのサポートを追加し、三脚なしでも美しい写真を撮影できるようになります。

[カメラ]
手持ちによる夜間撮影へのサポートを追加。三脚なしでも美しい写真を撮影できるようになります。
[顔認証]
所有者の顔認証によって端末のロックを解除できる顔認証機能を追加。
[設定]>[セキュリティとプライバシー]>[顔認証]
デフォルトでロック画面上の通知内容を非表示にするスマートロック画面通知を追加。本機能では、他人からメッセージを見られないようにし、プライバシーを保護できます。
[設定]>[セキュリティとプライバシー]>[顔認証]>[スマートロック画面の通知]
[アプリ]
ウィルスバスターアプリを追加。
[セキュリティ]
2018年6月リリースのGoogleのセキュリティパッチによる端末セキュリティの強化。

今回のアップデートは盛りだくさんです。
毎月のセキュリティアップデートも大事ですが、たまにこういった機能追加のアップデートがあると新しい端末を持ったようで嬉しいです。

今回のアップデートは公式リリース、プレスリリース専門サイトによると2018年7月12日(木)16時から開始されたようです。
私の端末では昨日アップデートを確認しましたがその時はまだ来ていませんでした。

https://consumer.huawei.com/jp/press/news/2018/news-180605211111/

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000024671.html

アップデート前

端末情報

Android バージョン 8.0.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年4月1日
ビルド番号 BLA-L29 8.0.0.131(C635)

アップデート前の端末情報
アップデート前の端末情報

アップデートファイルのダウンロードに要した時間

1GBのアップデート用ファイルのダウンロードに、我が家の通信環境では約14分かかりました。

アップデート後

端末情報

Android バージョン 8.0.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年6月1日
ビルド番号 BLA-L29 8.0.0.134(C635)

アップデート後の端末情報
アップデート後の端末情報

手持ちによる夜間撮影

アップデート前に撮るのを忘れていました。
薄暗い部屋を撮ってみました。

Mate 10 Pro

夜間撮影モード

f値1.6 シャッタースピード3秒 ISO3200

Mate10Proの夜間撮影モード
Mate10Proの夜間撮影モード
自動モード

f値1.6 シャッタースピード1/4秒 ISO1250

Mate10Proの自動モード
Mate10Proの自動モード

iPhone 8

f値1.8 シャッタースピード1/4秒 ISO2000

iPhone8で撮影
iPhone8で撮影

Pixel 2

f値1.8 シャッタースピード1/15秒 ISO4400

Pixel2で撮影
Pixel2で撮影

夜間撮影モードはそこに何があるかがわかるくらいで、画質が荒すぎてこの暗さの場合使い物にはなりませんでした。

ある程度照明があるところであればもっとISO感度も下がるでしょうから使い道も広がると思います。

顔認証

端末を持ち上げることによって画面起動をするという設定をオンにしておけば、端末を置いておいて端末を見つめながら持ち上げれば1秒以内にロックが解除されます。
ただ、暗闇の中ではカメラが顔を捉えることができないのでロック解除はできませんでした。

Mate10Proの顔認証登録画面
Mate10Proの顔認証登録画面

この点、先月のアップデートで顔認証を盛り込んだOnePlus 3Tは暗闇で電源ボタンを押すと、顔認証をしやすくするために画面を白く点灯させます。
その白い光で顔を照らし、インカメラが顔を認識しやすくするのです。

https://yuzakasota.com/20180603-security-update-on-may-1-2018-to-oneplus-3t-oxygenos-5-0-3/#OnePlus_3T-2

同じ顔認証でもこの点はOnePlusのアイデア勝ちです。
ただ、電源ボタンを押すなら指紋を当ててもいいような気はします。
Mate 10 Proなら顔を照らすよりも指紋を当てた方がロック解除は早いでしょう。
ただ、冬場など手袋をしている状態では顔認証があればロック解除も楽だと思います。(でも操作をするには手袋を脱がないといけませんね)
画面を白く照らすというのは簡単に追加できそうな気がするので、HUAWEIはこういう他社の良い点を真似して取り入れればいいと思います。

ウィルスバスターアプリの追加

ドロワーにウィルスバスターのアイコンが追加されていたのでタップしてみました。
するとGoogle Playのウィルスバスターインストール画面に飛ばされました。

私はウィルスバスターをインストールするつもりがなかったので、Google Playから戻ってドロワーに追加されたウィルスバスターのアイコンを長押しして表示された画面がこちら。

追加されたウィルスバスターアプリは削除可能
追加されたウィルスバスターアプリは削除可能

既にアンインストールしてしまったので確認できないのですが、リンクアイコンにしては139kBというのは大きい気がします。
細かいことを言わせてもらえれば「kB」という単位表現が気になり、「KB」じゃないかと思いました。

Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日

Mate 10 ProにP20やP20 Proと同等の夜間撮影機能が付いたのかと期待しましたが、そこまでのものではなかったと思います。
Mate 10 ProとP20の間には確実に夜間撮影に関する差があります。
これに追いつくのは次期Mate 20シリーズでしょう。
GalaxyもSシリーズとNoteシリーズを半年ずらして発売し一年を通して消費者の興味を失わせないように必死です。

かといってPixelシリーズは年1回発表ですが、大きな機能の追加も年1回ですしね。
スマホでの大きな進化はもうあまり無いように思います。

あと2カ月で今年のiPhone発表があることでしょう。
こちらもこれまでの噂を見ている限り、昨年のiPhone Xと代わり映えしないように思えます。

何かワクワクさせてくれるような機能が追加されることを願っております。

Androidバージョン セキュリティパッチレベル 最終アップデート確認日
Pixel 2 8.1.0 2018年7月5日 2018年7月3日
Nexus 5X 8.1.0 2018年7月5日 2018年7月3日
HUAWEI Mate10 Pro 8.0.0 2018年6月1日 2018年7月19日
Galaxy S8+ 8.0.0 2018年6月1日 2018年7月13日
ZenFone 3 8.0.0 2018年6月1日 2018年7月13日
Xperia XZ 8.0.0 2018年6月1日 2018年7月6日
HUAWEI P9 7.0 2018年6月1日 2018年6月20日
OnePlus 3T 8.0.0 2018年5月1日 2018年6月3日
HUAWEI Mate9 8.0.0 2018年4月1日 2018年5月18日
Moto G4 Plus 7.0 2018年4月1日 2018年5月12日
Galaxy S7 7.0 2018年1月1日 2018年2月2日
Xperia Z5 Compact 7.1.1 2017年9月1日 2017年10月18日

上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要

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