Huawei P9を前回アップデートしたのは2018年6月20日。
あれから1カ月と1週間。新たなセキュリティアップデートが来ている旨の書き込みを5ちゃんねるでみつけたのでP9を引っ張り出してきました。
目次
アップデート通知
今回のアップデート用ファイルの容量は156MBです。
アップデート内容
変更ログ
本アップデートでは、 Google セキュリティパッチによる端末セキュリティを強化する。
[セキュリティ]
2018年7月リリースの Google セキュリティパッチによる端末セキュリティの強化。
今回のアップデート内容は下記の公式ニュース、プレスリリース専門サイトにはまだ掲載されておりません。
https://consumer.huawei.com/jp/press/news/
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/24671
ただし、下記のHUAWEIお客様サポートのページには「最新バージョン」として「HUAWEI P9 EVA-L09 EVA-L09C635B398」の記載がありました。
http://faq.support-huawei.com/faq/show/78?category_id=1&site_domain=default
この表を見ると私が持っている端末P9、Mate9、Mate 10 ProのうちMate 10 Proにも私がまだやっていないアップデートがあることがわかります。
5ちゃんねるをみていると新しいセキュリティパッチが来ている人がいるので私の端末にもそのうちやってくるんだと思いますが、どうしてHuaweiはこの更新をもっと積極的にアピールしないのかわかりません。
Galaxy S8+やMoto G4 Plusなどセキュリティパッチの更新頻度が低くて不満に思っている私としては、HuaweiやASUSなど頻繁にアップデートを配信してくれる端末メーカーの方がありがたいと思っています。
こういうユーザーがいることを知っていれば、アップデート情報を自社のサイトに掲載するメリットとデメリットではメリットの方が多いと思います。
アップデート前
端末情報
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年6月1日
ビルド番号 EVA-L09C635B397
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
今回のアップデート用ファイル156MBのダウンロードには我が家の通信環境で約5分かかりました。
アップデート後
端末情報
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年7月1日
ビルド番号 EVA-L09C635B398
ストレージに占めるシステムの容量
6.92GB
この容量はアップデートの前後で変化はありませんでした。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
先月に続き、私の手持ち端末でNexus 5X、Pixel 2に次いで2018年7月分のセキュリティパッチにいち早く対応したのはこのP9でした。
ドコモ販売端末で7月分のセキュリティパッチが一番早く配信されたのも同じHuaweiのP20 Proです。(2018年7月10日配信開始)
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/index.html?s=date
ドコモ版のP20 Proはグローバル版と比べて、Bluetoothテザリングが出来ないなどデメリットもありますがこの更新頻度を今後も維持できるのか注目していきたいと思います。
ちなみに「セキュリティのアップデートが毎月提供されます」を謳い文句にしているワイモバイルのAndroid Oneシリーズですが、7月に入ってからアップデートが来たのが「X1」、「S2」、「Nexus 5X」、「Nexus 6P」、「X3」、「507SH」の6端末。
このうち「Nexus 5X」、「Nexus 6P」にはGoogle Store販売版と同じ2018年7月5日付け分のセキュリティアップデートが来ていると思いますが、その他の端末に来ているのが6月5日付け分のセキュリティパッチなのか7月5日付けのセキュリティパッチなのかは不明です。
https://www.ymobile.jp/support/product/update/
下記をみると毎月末頃にその月のセキュリティパッチが来ているような感じです。
https://www.ymobile.jp/lineup/507sh/support/#support
https://furiouzps.blogspot.com/2017/11/Android-One-S1_29.html
Android One端末のいいところは端末メーカーやキャリア用のアプリが最小限しか入っていないという点です。
でも、セキュリティパッチの配信ということに関しては毎月出ているものの、場合によってはAndroid One以外の端末の方が配信が早いということもありそうです。
私が持っている端末の中ではASUS ZenFone 3 台湾版とHuawei P9 国内販売版が最近は毎月セキュリティパッチの配信をしていると思います。
OnePlusの端末はアップデートで機能追加がされるのが楽しいですし、その年の最新端末が発売されるまではほぼ毎月セキュリティアップデートが来ますのでNexusやPixel、Android One端末ほどピュアなAndroidでなくても構わないという場合にはオススメです。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 2 | 8.1.0 | 2018年7月5日 | 2018年7月3日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年7月5日 | 2018年7月3日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
HUAWEI Mate 9 | 8.0.0 | 2018年6月1日 | 2018年7月25日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 8.0.0 | 2018年6月1日 | 2018年7月19日 |
Galaxy S8+ | 8.0.0 | 2018年6月1日 | 2018年7月13日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年6月1日 | 2018年7月13日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年6月1日 | 2018年7月6日 |
OnePlus 3T | 8.0.0 | 2018年5月1日 | 2018年6月3日 |
Moto G4 Plus | 7.0 | 2018年4月1日 | 2018年5月12日 |
Galaxy S7 | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月2日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要