月々サポート残28,728円を捨ててdocomo with iPhone7に機種変更した理由

多分あまりやる人は少ないと思いますが、私が残り4,104円×7回=28,728円分の月々サポートを捨てて、docomo with iPhone 7へ機種変更した経緯を書き残しておきたいと思います。

ドコモは2019年4月15日、新しい料金プランを発表しました。

https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/04/15_00.html

これまでの月々サポートやdocomo with割引といった端末購入を条件とした割引制度は2019年5月31日までの申し込み以降は廃止されます。
私のメイン回線はMNPでGalaxy Note 8を購入した時のものです。
毎月4,104円の月々サポートが適用されており、今年の11月まで受けることができます。

普通であればこの高額な月々サポートの適用終了を待って、新たな料金プランへの移行を判断すべきだと思います。

しかし私は以下の理由でdocomo withのiPhone 7に機種変更するという暴挙に出ました。

ドコモの契約は引き続き残す

家族内無料通話

私のメイン回線はドコモです。
それほど家族内の通話をすることはないのですが、話す時には数時間話すこともあります。
その点、家族内通話無料の恩恵を受けています。

ドコモの安心感

エリア

私はこれまでau、ソフトバンクの回線も契約していたことがありました。
その際に家族のドコモ回線と電波の有る無しを確認したことがあります。
その結果、やはりドコモのエリアは他の2社と比べても有利だと感じました。
ドコモで電波が入らないなら仕方がないと思えますが、au、ソフトバンク回線をメイン端末に使っている時に電波が入らないと「ドコモだったら入ったかもしれないのに」という思いがありました。
特に私が貰い事故をした峠などではドコモの電波は入りましたが、他の2社は入らないことがあり、緊急時の連絡手段を考えるとメイン回線はドコモという判断になります。

ドコモショップ

最近はドコモショップで機種変更や契約変更手続きをすることはほとんどありません。
全てオンラインショップやマイドコモで行います。
それでも万が一SIMに不具合などが起きたとき、店舗数の多いドコモは有利だと感じます。
また、店員の接客レベルもau、ソフトバンク、ワイモバイルなどと比べるとドコモは上だと感じました。

SIMの差し替え、端末選定の制限が少ない

auやソフトバンクのSIMは機種ごとに異なるSIMが用意されており、SIMフリー端末に入れたからといって通信ができるとは限りません。
私の場合、端末に飽きがくると新しいSIMフリー端末を購入してしまうのですが、その際にSIMの種類を考えずに挿して使えるのがドコモのSIMです。

docomo with契約ができるのは5月31日まで

私がメイン回線として利用している電話番号は2017年11月にドコモのGalaxy Note8を購入するためにワイモバイルからMNPしたものです。
そのため、月々サポートが4,104円受けられています。
しかし、この月々サポートは今年2019年11月で満了します。

2019年11月以降も今の契約を続けると、単純に計算すれば今よりも毎月の支払いが4,104円高くなることを意味しています。

メイン端末はiPhoneを使用

私はAndroid端末とiOS端末を使っています。
現在はAndroid端末としてPixel 3、iOS端末としてiPhone XSです。
主に通話やメール、LINEなどの連絡関係、音楽をiPhone。
ネットや5ちゃんねる閲覧、カメラをPixelで使っています。

どちらかというと重要な情報を扱うのはiPhone、遊び関係がPixelです。

iPhoneはキャリアSIMでないと通信用の設定プロファイルのインストールが必要

Android端末の場合は自分でAPN設定を入力すればデフォルトの一覧の中に使いたいキャリアやMVNOの設定情報が無くても通信が可能です。
一方、iOS端末ではドコモ、au、ソフトバンクのキャリア契約SIM以外のMVNOのSIMを使う場合、通信設定用のプロファイルを別途インストールする必要があります。(MVNOで販売している旧モデルのiPhoneを除く)
この設定プロファイルをダウンロードするためには、通信回線が必要です。

現在、私は家に固定回線を引いてそれをWi-Fiで飛ばして利用していますので、設定プロファイルをダウンロードすることができます。
しかし、今後固定回線を廃止した場合、iPhoneの設定用プロファイルをダウンロードすることができなくなります。
金庫の鍵を開けたいのにその鍵が金庫の中に入っているのと同じことです。

もちろん公衆Wi-Fiや他の端末からテザリングをしてiPhoneを使えば設定プロファイルをダウンロードすることは可能です。
しかし、自分自身で通信設定をするための通信ができないという状況は避けたいと思いました。

iPhoneは海外版を利用したい

国内で正規に入手できるiPhoneはたとえApple StoreでSIMフリー版を購入してもカメラ撮影時のシャッター音をオフにすることはできません。
私はカメラ用スマホとしてPixelを使うことが多いですが、iPhone1台しか持ち歩かないこともあります。
その時、国内版のiPhoneはシャッター音が大きすぎて写真を撮るのに躊躇します。

一方、海外版のiPhoneはたとえサウンドをオフにしない場合でも日本版のような大きな音はしません。

ドコモで端末を購入する必要がない

私は2017年11月にドコモからGalaxy Note 8とGalaxy Feelを購入しましたが、Note 8を使用していた期間はおそらく半年程度、Feelに関しては初期セットアップをしただけの数日間だけだったと思います。
それ以降はそれぞれの端末に入っていたSIMをSIMフリーの端末に入れて使っています。

今回のドコモの新料金プランにするメリット

今回発表されたドコモの新料金プランではこれまで端末代金分を月々の割引でサポートする方法が廃止されます。
私はほぼドコモ版の端末を使うことがないので、端末を(実質的に)割引して買えるメリットよりも通信料金引き下げの方がメリットが大きいです。
かといって、今回の料金プランに満足かというとそうではありません。

私は現在5GBを家族3人(4回線)でシェアしています。
1回線当たりにすれば月に平均1.25GB使えることになります。

これが新料金プランでは1人、最安で1GBに減ります。
1GBで足りなければその上は3GBの料金プランに自動で移行します。

私の場合、月に1GB未満であることが殆どです。
たまにスピードテストを何度もして1GBを超えたことがあった程度です。

その結果、新料金プランの1GBまでのプランとdocomo withを適用したシェアプランでの比較ではdocomo with適用の方が安く使えることになります。
(ちなみにこの場合のシェアプランの料金というのは親回線がパケット通信料をまとめて支払うものではなく、「シェアパック分割請求」といって、親回線が契約した通信量5GB分の料金を各回線で均等に分割負担しています)

端末の垣根を超えて5GBをシェアできますので、iPhoneでは通信量が少なくPixelでは多いといった場合にも対応できます。
これが新料金プランではiPhoneが0.5GBしか使っていなかったとしても1GBの料金。
Pixelが1.5GB使えば3GBの料金になってしまいます。

docomo with契約ができるのは5月31日まで

繰り返します。
上記のシェアパック導入、docomo with契約ができるのは5月31日までです。
私はこのままGalaxy Note 8の月々サポートを11月まで受けてから、新料金プランに移行するか、月々サポートなしのまま契約を続けるか、今、残っている月々サポートを捨ててdocomo withに契約変更をするか考えました。

その結果、今後もドコモのままで行くならdocomo with対応端末を購入して、シェアパックを続けることを選択しました。

docomo with端末の中からiPhone 7を選択した理由

現在、docomo with対象端末には以下のものがあります。

https://www.nttdocomo.co.jp/product/with/

https://www.mydocomo.com/onlineshop/products/docomo_with/index.html

価格でいうとAQUOS sense 2 SH-01Lが31,752円と最安。
Android端末の中で性能がいいのはGalaxy Feel2 SC-02Lで42,120円。
iOS端末ではiPhone 7が42,768円です。

これらの中からどの端末を選ぶか考えました。

AQUOS sense 2 SH-01Lは毎月セキュリティパッチの配信を受けているようですし、2年間のアップデート保証もあります。
Galaxy Feel2はこの3端末の中では唯一のワンセグ搭載端末です。
iPhone 7は発売開始が2016年9月16日。既に2年半以上前に発売された端末です。ストレージ容量の選択も32GBしかありません。

SIMのみしか使わないならAQUOS sense 2 SH-01Lが最安です。
しかし、私は端末のコレクション的な意味もあり、購入した端末を売ることはありません。
Android端末はPixel 3に満足していますので、中途半端な性能のGalaxy Feel2を買っても使用することはないでしょう。
iPhone 7は私がiPhone 3GSから歴代のiPhoneを購入してきてまだ購入していない端末でした。
ストレージが32GBしかないことから、現在の使用環境を復元することはできませんが、コレクションとしてiPhone 7を購入しました。

iPhone 7のAQUOS sense 2 SH-01LやGalaxy Feel2 SC-02Lに対する優位点

iOSのアップデート提供期限

現在のiOS 12に対応しているiPhoneではiPhone 5sが一番古い端末です。
iPhone 5sの発売時のiOSバージョンはiOS 7でした。
それを考えると5回のアップデートを受けたことになります。

同じようにiPhone 7を考えてみると、発売開始時のiOSバージョンはiOS 10。
だとするとiOS 15まであと3回程度はアップデートを受けることができると期待できます。

SIMロック解除後はau、ソフトバンク回線でも使用が可能

ドコモで販売されている端末のSIMロック解除後における対応周波数帯は以下のリンク先に詳しく載っています。

https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/201505/notice/index.html

AQUOS sense 2 SH-01L

LTE BAND 1,3,19
3G BAND 1,6,19

Galaxy Feel2 SC-02L

LTE BAND 1,3,19,21
3G BAND 1,6,19

iPhone 7

LTE BAND 1,3,8,11,18,19,21,26,28
3G BAND 1,6,8,19

つまり、AQUOS sense 2 SH-01LとGalaxy Feel2 SC-02LはSIMロック解除をしても実質的にドコモ専用端末としてしか利用できないということです。
その点、iPhone 7はSIMロックを解除すればauやソフトバンク回線のプラチナバンドを使用することができます。

私は予備端末と言える端末を何台も持っていますが、いざという時にauやソフトバンク回線のMVNO SIMを何も考えずに使えるというのはiPhone 7の良い点だと思います。

最後に

以上長々と書き連ねてしまいました。
現在、ドコモで契約をしている方はこの機会に新料金プランと現在の月々サポート終了後の金額を確認してみてはいかがでしょうか?
期限は2019年5月31日までです。

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