私のメイン回線をドコモからUQ mobileにMNPしたことを先日書きましたが、今回はサブ回線をドコモからOCNモバイルONEにMNPしたのでその経緯について記録したいと思います。
私が以前に契約していた回線はドコモ(キャリア音声契約)2回線とLINEモバイル(SMS付きデータSIM)の3回線でした。
ドコモの2回線はdocomo with割引(1,500円)と5GBのシェアパック(3人で計4回線)を組み合わせていたため、月1,741円/回線という安さで維持できていました。
しかし、私が1回線をUQ mobileにMNPしたため、シェアパックのシェア数が4から3に減りその結果、ドコモの月額料金がこれまでの1,741円から2,218円と477円増えることになります。
そこで今回はドコモの2年縛りから抜け出すべくOCNモバイルONEにMNPしてみました。
目次
なぜOCNモバイルONEを選択したのか
私が使用している回線はUQ mobile(au)、LINEモバイル(ソフトバンク)であったため、もう1回線はドコモ系から選びたいと考えました。
キャリアが違えばある場所で圏外であっても他の端末では回線が使えることがあるからです。
ドコモ系格安SIMであること
au系ではUQ mobile、ソフトバンク系ではワイモバイルがお昼頃の時間帯でも通信速度が極端に遅くなることは無いと知られています。
ではドコモ系ではどうでしょう?
私が過去に契約していたことのあるLINEモバイル(ドコモ回線)もサービス開始当初は数Mbps出ていたのですが加入者が増えるに伴ってどんどんスピードが遅くなりました。
その他の格安SIMもネットの情報を集める限り、ドコモ系のお昼時間帯の速度は1Mbps出ないのがほとんどです。
それでも今回は音声通話が可能な回線をドコモ系にMNPしようと考えていました。
音声通話ができる回線はドコモ系で
私がUQ mobileを契約した時の記事にも書きましたが、圏外の場所にいた時にドコモ回線で繋がらなければ仕方がないと私は思えます。
これがauやソフトバンク回線を使用している時であれば「ドコモだったら繋がったのかも」と考えてしまいます。
今回私はメインで使っている電話番号をUQ mobileにMNPしたため、もう1回線はUQ mobile(au)が繋がらない時の非常用として捉えています。
そのため非常用としてドコモ回線を使えるMVNOを考えました。
OCNモバイルONEは2019年11月20日から新コース開始
これまでOCNモバイルONEといえば、低速に制限すれば最大200Kbpsで無制限に通信ができるMVNOとして知られていました。
その一方、この低速無制限のせいでごく一部のユーザーが他のユーザーに影響を及ぼすくらい帯域を使用するということが起きていました。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1218350.html
今回新たに設けられた新コースでは従来のコースとAPNや帯域が別になり、低速に切り替えたとしても基本契約量の半分を過ぎるとさらに速度が制限されるようになりました。(月1GBの契約の場合、低速で500MBを使用すると通信速度が200Kbpsよりもさらに落とされます)
これは一見すると使い勝手が悪くなるようにも見えますが、自分が必要とする月の基本量内の使い方であれば低速に切り替える必要がなく、しかも速度が他のMVNOや従来のコースよりも遅くなりにくいと捉えることができます。
私の場合、これまでの使用経験から使用量が月に1GBを超えることはなく、それよりもストレスを感じない程度の速度がいつも出ることを重視しました。
2019年12月17日(火曜日)14時頃の速度
昨夜、OCNモバイルONEのSIMが届いて、スピードテストを何度か行ったのですがお昼の時間帯に計測するのを忘れていました。
それで先ほど測った結果がこちらです。
UQ mobile
下り 60.6Mbps
上り 2.46Mbps
Ping 45ms
OCNモバイルONE
下り 8.99Mbps
上り 7.18Mbps
Ping 43ms
LINEモバイル
下り 5.45Mbps
上り 7.14Mbps
Ping 61ms
この時間は3社とも不満のない速度が出ています。
問題はお昼休みの頃の速度です。
UQ mobileは自宅外だと10Mbpsを超える速度が出ていたのですが、自宅でこんなに速度が出ていたのは初めてみました。
計測した直後ではありませんがその後通信BANDを調べてみましたら、BAND 41とBAND 42を使ったCA(キャリアアグリゲーション)で通信を行なっていたようです。
まとめ
みんなが使わないような時間帯であれば格安SIMと言ってもそれなりの速度が出ます。
問題はみんなが使いたい時間帯にストレスのない速度で使えるかです。
UQ mobileのように通信速度が速すぎるとスピードテストを1回するだけで相当の通信量を消費してしまいますので、月末に使用残量を見て再度計測し結果を残したいと思います。
2019年12月18日(水曜日)12:30頃の速度
お昼時間帯の速度を計測したので追記しておきます。
端末とSIMの入れ替えを行いましたので、昨日の速度計測時のスクリーンショットとSIMの組み合わせが異なります。
UQ mobile
下り 17.2Mbps
上り 4.40Mbps
Ping 50ms
OCNモバイルONE
下り 25.7Mbps
上り 7.04Mbps
Ping 61ms
LINEモバイル
下り 0.36Mbps
上り 計測不可能
Ping 87ms
OCNモバイルONEの速度がUQ mobileを超えたことに驚きました。
OCNモバイルONEの新APNを利用している人がまだ少ないことが理由だと思いますが、今後どれくらいの期間この速度が維持できるのか見守りたいと思います。
LINEモバイルはやはりMVNOですね。
LINEモバイルでソフトバンク回線が選べるようになった時には混雑時でも1Mbpsを維持するよう努力していたのですが、その期間を過ぎたらこの有り様です。
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2333
お昼時間帯以外ではこんなに速度が落ちる事もないので、どの時間帯に使うことが多いのかを意識して格安SIM会社を選んでいただけたらと思います。