先月の通信量のまとめを昨日の記事にしましたが、今日は通話料について書いてみたいと思います。
私の先月の通話料は0円でした。
ちなみに9月分も0円。
2か月連続通話料0円です。
私が契約しているプランはドコモのFOMAタイプSSバリューといって、基本使用料が1864円(一人でも割りで半額の934円)に無料通話が1000円分付いているものです。
この無料通話は私のプランですと最大3000円分まで繰り越すことができます。
通常は30秒20円の通話料がかかりますから、3000円分まで繰り越すと最大75分間の通話が可能ということになります。
2か月間通話料が0円だったということは、今月は2000円以上の無料通話が使えるということですね。
この無料通話が必要なのかなというのが今日の検討事項です。
私から電話はかけていませんが、かかってくることはあります。
家族からです。
これは同じ家族割に入っているので、通話料はかかりません。
現在はちょっとした買い物の時にはこの無料通話のあるガラケーと通信契約のみのスマホを2台持って出かけるのですが、スマホはSmartBand Talkというウェアラブルデバイスと接続されているので、メールなどに気づくことができるのですが、ガラケーの着信は着信音が聞こえないと気付くことができません。
http://www.sonymobile.co.jp/product/smartproducts/swr30/
一時期、キャリアのGalaxy S7 edgeを購入した時にだけ、スマホに通話契約を付けていたのですが、その時にはこのSmartBand Talkで着信に気づけましたし、そのバンドに向かって話せばその音声が相手に伝わりました。
確かに長時間の通話の際にはスマホで話すよりもガラケーの方が耳に当てていても暖かくなったりせず、また、スマホを使っているときにもバッテリーの減りを気にする必要はありません。
でも、さすがに2か月間発信のないガラケーを持っていると、本当に必要なのかという疑問がわいてきたのです。
もちろん、ただ単に今の環境に飽きてきてるだけというのもあります。
そんなわけで、今日はドコモのガラケーをどこかにMNPするならどこがいいかについて調べていました。
目を付けていたのは、ワイモバイルです。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランド(MVNO的な感じ)です。
ワイモバイルの何がいいのかというと、その周波数帯域です。
私はSIMフリー端末を複数持っているのですが、ドコモのSIMで使う場合、そのSIMフリー端末がバンド6や19というものに対応しているかが重要視されます。
いわゆるプラチナバンド(ドコモでは「FOMAプラスエリア」という言い方が多いです)と言って建物の奥や山間地域でも使える周波数の帯域です。
一方、海外で売られているSIMフリースマホというのは、そんな日本でしか使われていない周波数帯には対応していないものが多いのです。
「ソフトバンク ドコモ 周波数」のキーワードでググったトップのリンクを貼っておきます。
http://www.mayoinu.com/entry/2015/01/28/201750
この表でいうと、W-CDMAというのが、一般的に音声回線として使用される周波数です。(auは通信方式が他の2社とは異なりますので、基本的にSIMフリー端末とは相性が良くありません)
で、海外製SIMフリー端末の場合、iPhoneやGalaxyといった日本でも売られることを前提としたスマホであれば、ドコモのバンド6や19に対応しているのが殆どです。
しかし、海外版と国内版で型番を変えてきたり、海外版でしか売られていないような端末となるとドコモのバンド6や19に対応したものが殆どありません。
こちらは私がよく海外版のスマホを購入しているサイトexpansysです。
そこの中からiPhone SEについて見てみましょう。
この表が正しいとは言えませんが目安にしてください。
ここで販売されているiPhone SEはau、ドコモ、ソフトバンク、全てのキャリアで使えるということがわかります。
では次に、HTC 10という端末の仕様について見てみましょう。
http://www.expansys.jp/htc-10-m10h-unlocked-32gb-carbon-gray-289803/
こちらはドコモで使えるのは
LTE: バンド 1 (2100 MHz), バンド 3 (1800 MHz), バンド 28 (700 MHz)
3G/HSPA+: バンド 1 (2100 MHz)
のみということがわかります。
この結果から何がわかるかというと、通信にはバンド1とバンド3、バンド28が使えるものの、バンド3は東名阪地域のみで使われているバンドであり、バンド28はまだ整備がそれほどされていないと思われることから、全国的に使えるのはバンド1のみであるということがわかります。
一方、通話に使用されるバンドは3Gという部分なのですがこちらもバンド1のみです。
バンド1というのは、周波数が2100MHzといって非常に高い周波数です。
電波は周波数が高くなると光と同じような性質をもちます。
つまり直進性が強くなるということです。
直進性が高くなると、壁に当たった電波はそこで反射されて、壁の奥には入っていきにくくなります。
一方、周波数が低い、いわゆるプラチナバンドとよばれる700MHzから900MHz帯の電波は、周波数が低いので直進性が弱くなり、電波が回り込むようになります。
これはラジオのAMとFMの周波数を思い出すとわかりやすいと思います。
AMの電波というのは、周波数が低い(kHz)のですが、これは自宅から遠く離れたところの電波も拾います。
夜中になると、外国の放送が聞こえることもあると思います。
一方、周波数の高い(MHz)FMのラジオは、県内のラジオしか入らないという方が殆どだと思います。
正確にはラジオのAM、FMの違いというのは周波数の違いだけではないのですが、イメージとしてはわかりやすいと思います。
話しがそれましたが、先ほどのHTC 10 という端末の場合、ドコモでは700から800MHz帯の電波は使えないので、建物の奥や山間部では電波が届きにくくなります。
一方、ソフトバンクの場合には、バンド8(900MHz)が使えるので、バンド8が使えるところであれば、ドコモのバンド1のみが使えるところよりも電波は届きやすいと想像できます。
実際には、ソフトバンクのバンド8が使えるエリアとドコモのバンド1のエリアがどれくらいあるのかを調べなければなりません。
いくら、ソフトバンクのバンド8に対応しているといっても、自分が使う地域でバンド8の電波が飛んでいなければ圏外になりますからね。
私がいわゆるケータイというものに手を出したのは、最初はPHSでした。
これは周波数帯が1800から1900MHz帯を利用しています。
周波数帯が高いだけではなく、出力も携帯電話が最大200mWに対してPHSは80mWと小さいので、電波が遠くまで届きません。
その分、基地局を狭い間隔で立てていたんですね。
私の場合、携帯電話は非常時の通話手段として持ちました。
峠道で自動車の事故にあったのですが、その場所には公衆電話もなく携帯電話も電波の届かないようなところでした。
ですから、電話を持っていても圏外になるのは、電話としては意味をなさないと感じていました。
しかしそれも、時代とともに変わってきています。
車で出かけることが少なくなり、電波の無い地域に行くことも少なくなってきたのです。
そして、もとは通話をメインに考えていた携帯電話が、今は通信手段がメインになってきています。
ソフトバンクはiPhone 3GSの時代に使ったきりです。
当時はソフトバンクショップが入っている建物の中でさえ圏外になることがありました。
今はソフトバンクの電波も良くなってきているとは思いますが、田舎ゆえドコモで入らないなら仕方がないという風潮もあります。
さてさて、長くなりましたが、私のMNP計画。
私の携帯電話の使い方だけではなく、私に連絡をくれる家族の通話料にも影響してくる問題なので、じっくり考えていきたいと思います。