昨日の記事で HUAWEI Mate 9 は条件付きながら FOMA 音声契約 SIM で通話が可能であることを書きました。
https://yuzakasota.com/20161217-how-to-use-foma-sim-with-huawei-mate9/
今日はさらにもう一歩踏み込んで、 FOMA 音声のみ契約の SIM (以下「ガラケー SIM 」と称します)と契約のない SIM (以下「ダミー SIM 」と称します)の組み合わせで、通話専用端末として使うことができるかを検証してみました。
過去にも、 Moto G4 Plus 、 ZenFone 3 でも同様の検証をしていますので、ガラケー SIM をお使いの方が初めてのスマホ選びに DSDS 端末を購入する際の参考にしていただければ幸いです。
https://yuzakasota.com/20161121-motog4plus-zenfone3-how-to-foma-sim/
準備するもの
HUAWEI Mate 9 。
これまでガラケーで使っていたガラケー SIM 。
SIM のサイズがガラケーに入っていたものは、たいてい micro SIM や 標準 SIM と呼ばれるものだと思いますので、ドコモショップで nano SIM に変更してもらってください。
SIM のサイズについては、下記リンク先がわかりやすいと思います。
ドコモショップでの SIM のサイズ変更は税別2,000円となっています。
この料金は後日、携帯電話料金と一緒に引き落としがされます。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/other/
MVNO 契約の nano SIM 、もしくは nano サイズのダミー SIM
以上3点です。
MVNO 契約の SIM を使う場合は、昨日の記事を参考にしてください。
https://yuzakasota.com/20161217-how-to-use-foma-sim-with-huawei-mate9/
ダミー SIM の入手方法は Amazon で下記のような iPhone のアクティベート用 SIM を購入するのも手です。
私は、ゲオで1円で売られていた OCN モバイル ONE の SIM を使いました。
このゲオで売られている SIM については、過去に記事を書いていますので、よろしければご参照願います。
https://yuzakasota.com/20161203-bought-ocn-mobile-one-sim-1-yen/
もちろん、 1円で購入した SIM だといっても開通期限内であれば、あとから正式に契約ができますので、お試しに購入するのはありだと思います。
【公式】OCN モバイル ONE
他にも Amazon で検索すると、通常3,000円程度かかる初期費用を安く済ますことのできる「エントリーパッケージ」というものが売られています。
後から正式に通信用としてもスマホを使いたいということであれば。そちらを購入してもかまいません。
実際の設定方法
まずは SIM スロット1に FOMA 契約の音声 SIM を入れ、 SIM スロット2にダミー SIM を入れてみました。
すると FOMA 契約の SIM が入った SIM スロット1は 「 2G/3G/4G 」扱いになり、通話はできません。
そこで「デフォルトのモバイルデータ通信」の設定をダミー SIM の入った SIM2 に変更します。
すると、 FOMA 契約の SIM が入った SIM スロット1が 「 2G/3G 」に切り替わります。
こうなると、 FOMA 契約 SIM で発着信が可能となります。
今度は逆に SIM スロット1にはダミー SIM 、 SIM スロット2には FOMA 契約のガラケー用音声 SIM を入れてみます。
この状態だと、 SIM スロット2は先程の設定のままなので、「 2G/3G/4G 」となったままです。
デフォルトのデータ通信の設定も SIM2 となっているため、通話はできません。
まずは「デフォルトの通話用 SIM 」がダミー SIM の入った「カード1」となっているので、こちらを「カード2」に変更します。
続いて、「デフォルトのデータ通信」が FOMA 音声 SIM の入った「 SIM2 」になっているので、これを「 SIM1 」に変更します。
下記のような設定にすれば、 SIM スロット2 に入れた FOMA 音声契約 SIM (ガラケー用)で通話ができるようになります。
結論
上記のように、 HUAWEI Mate 9 はこれまでの DSDS 端末である Moto G4 Plus や ZenFone 3 と同じようにダミー SIM を使い、 SIM が2枚入った状態にすれば FOMA SIM カード (音声契約のみ)は使えます。
あくまで、「現在のところ」であり、今後のことはわかりません。
しかし、とりあえずスマホというものを使ってみたいという方には、このような DSDS 端末でこれまでの ガラケー用 SIM が使えるのはいい機会になるのではないでしょうか。
もちろん、メールやネットをするためには、ダミー SIM ではなく MVNO と契約した SIM が必要になります。
ただ、 MVNO のデータ用 SIM であれば、月額1,000円程度で使えます。
それで、スマホがどういうものか知った上で、ガラケーの縛りが解ける時期に MVNO に MNP するのもいいでしょう。
または、家族間無料通話のためにガラケーの契約はドコモに残したままにしておくこともできます。
ただ、私が DSDS な端末を Moto G4 Plus 、 ZenFone 3 、HUAWEI Mate 9 と3台使ってみて、通話用に使うのであれば 5.2インチの ZenFone 3 をお薦めします。
通信用に使うのであれば、画面は大きい方が見やすいかもしれません。
しかし、通話用に使う端末は大きいと持ち歩きがしにくく、長時間の通話もその大きさや重さが気になると思います。
また、ZenFone 3 には通話を自動で録音する機能が付いているのが気に入っています。
この設定をしておけば、あとからいつでも、電話の内容を聞き直すことができます。
何かの問い合わせの電話をした場合や迷惑な電話がかかってきた場合も、この機能でしっかり録音できます。
そんなわけで、私は ZenFone 3 に FOMA のガラケー用音声契約 SIM を入れて使っています。
もう一枚のダミー SIM としては、月 500 MB まで通信料無料な 0 SIM です。
【公式】nuro mobile
とりあえず、1台だけ端末を持って外に出る時はこの ZenFone 3 です。
【公式】ASUS Shop
ただ、カメラの機能や写りとして ZenFone 3 は、あまり好みではないので HUAWEI P9 も一緒に持ち歩くことが殆どです。
今回の HUAWEI Mate 9 で FOMA 契約の SIM が使え、カメラとしても HUAWEI P9 以上の性能をもちました。
惜しむらくは、5.9インチというサイズです。
次期、 HUAWEI P10 が DSDS で RAM 64GB以上、画面サイズ 5.2 インチで来たら、また購入することになりそうです。
凄く参考に成りましたありがとうございまう。それと、論調と、コメントがハマりました✨
フミフミ達也さん、コメントを残してくださってありがとうございます。
最近の DSDS 端末はおそらくこの方法で、 FOMA 契約の SIM はみな使えるのではないかと感じています。
今回、 Xperia XZ の DSDS 版を購入したので、そちらも暇をみて検証したいと思います。
論調とコメントですか?
自分では意識していないんですけど、なにか独特なものがあるんですかね。
こんなブログですが、検索でひっかかって同じような思いをした人の参考になればと思って書いています。
何事もないのが一番ですが、私の記事の内容で確認したいことがありましたら、またコメントをおよせくださいませ。