私が今年の5月に購入した香港版の Galaxy S8+ ( SM-G9550 )は SAMSUNG のフラッグシップ端末でありながら、アップデートが来たのは4回。
最後のアップデートは 2017年8月30日 。
あれから、 BlueBorne や KRACK といった脆弱性が報道されていましたが、私の端末にはいつそのセキュリティパッチが来るのかヤキモキさせられてきました。
そして今日、 Galaxy S7 のアップデート情報をネットでみつけ、試しに Galaxy S8+ でもアップデートの確認をしてみましたら、通知が来ていました。
先に Galaxy S7 のアップデートを済ませたため、 Galaxy S8+ のセキュリティパッチレベルがいつのものになるのか予想は付いてしまいましたが、記録として残しておきます。
目次
アップデート通知
今回のアップデート用ファイルのサイズは 184.78 MB 。
Galaxy S7 のアップデートが前回 2017年10月12日 から約2か月ぶりで 415.64 MB 。
Galaxy S8+ のアップデートは前回 2017年8月30日 から約3か月ぶりであることを考えると、なんだか少なく感じてしまいます。
アップデート内容
・端末安定性の改善およびバグのフィックス
・新機能または改善型機能の追加
・パフォーマンスの向上
Galaxy S7 のアップデートと全く同じです。
https://yuzakasota.com/20171124-security-update-for-october-to-galaxys7/#i-2
前回のアップデートのときはもっと細かく書いてありました。
https://yuzakasota.com/20170830-security-update-came-to-galaxy-s8-sm-g9550-hong-kong-version/#i-2
違いとしては、 Galaxy S8+ のアップデート通知にはリンクが張って有り、ブラウザからも確認出来る点です。
http://doc.samsungmobile.com/sm-g9550/tgy/doc.html
こちらからみる更新内容は以下のようになっています。
– Improved performance
・Improved touch performance.
– The latest Android security patch has been applied.
・Device security has been further enhanced.
これを Google 翻訳にかけますと以下のようになります。
– パフォーマンスを向上させた
・タッチパフォーマンスが向上しました。
– 最新のAndroidセキュリティパッチが適用されています。
・デバイスのセキュリティがさらに強化されました。
パフォーマンスの向上が「タッチパフォーマンス」であるというのがわかります。
このアップデートは本日 2017年11月24日 から配信開始のようです。
アップデート前
ソフトウェア情報
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年8月1日
ビルド番号 NRD90M.G9550ZHU1AQG6
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
184.78 MB のダウンロードに我が家の通信環境では約8分かかりました。
これは Galaxy S7 のアップデート 415.64 MB を 約7分 というスピードよりも遅いです。
同じ SAMSUNG 端末のアップデート用ファイルのダウンロードといっても、サーバーが異なるのでしょうか。
アップデート後
ソフトウェア情報
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年10月1日
ビルド番号 NRD90M.G9550ZHU1AQJ8
“BlueBorne” に対する脆弱性対策がなされているか確認してみた
先にアップデートした Galaxy S7 が同じ 2017年10月1日 のセキュリティパッチレベルで BlueBorne 対策が出来ておりますので、こちらも大丈夫だと思います。
念のため、下記のアプリでチェックした結果も対策済みでした。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.armis.blueborne_detector&rdid=com.armis.blueborne_detector
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
今日の Galaxy S8+ 、 Galaxy S7 のアップデート完了によって、私の手持ち端末のうち、 Android 7.0 以降を搭載するスマホは全て BlueBorne 対策が完了しました。
あとは KRACK 対策ですが、こちらは来月の5日頃にアップデートされるであろう Nexus 5X が唯一の対策済み端末となりそうです。
ドコモの端末ですと Galaxy Note8 SC-01K 、 Xperia XZs SO-03J 、 Galaxy Feel SC-04J などがセキュリティパッチレベル「2017年11月」にアップデートされていますが、肝心の日にちが記載されておりません。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/
おそらくこれまでのアップデートの様子から「 2017年11月1日 」にアップデートされたのだと思いますが、 KRACK 対策としては 「 2017年11月6日 」以降のセキュリティパッチレベルが必要です。
このセキュリティパッチが適用されるまでは、少なくともフリー Wi-Fi (公衆 Wi-Fi ) を利用しない、利用する場合には 「Virtual Private Network (仮想プライベートネットワーク、 VPN )」を使用する等の対策を採るべきだと思います。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
Nexus 5X | 8.0.0 | 2017年11月5日 | 2017年11月7日 |
ZenFone 3 | 7.0 | 2017年11月1日 | 2017年11月22日 |
HUAWEI Mate 9 | 8.0.0 | 2017年10月5日 | 2017年11月17日 |
Galaxy S7 | 7.0 | 2017年10月1日 | 2017年11月24日 |
Galaxy S8+ | 7.0 | 2017年10月1日 | 2017年11月24日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2017年10月1日 | 2017年11月16日 |
Xperia XZ | 7.1.1 | 2017年10月1日 | 2017年10月26日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
Moto G4 Plus | 7.0 | 2017年9月1日 | 2017年9月23日 |
OnePlus 3T | 7.1.1 | 2017年8月1日 | 2017年10月23日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要