HUAWEI Mate10 Pro を購入した理由(わけ)

今年のスマホ購入は GalaxyS8+ 、 iPhone8 、 Pixel2 の3台で締めようと思っていた私です。

しかし、 Pixel2 の注文がサイトの不具合で中断し、返金されるまで待機。
その間、物欲を満たすために購入した iPhoneX 。
その後、 iPhone をワイモバイルで使うには通信設定用のプロファイルをインストールしなくてはいけないことが嫌でドコモに MNP 。

https://yuzakasota.com/20171129-reason-for-mnp-from-ymobile-to-docomo/

そして、また何か新しい端末が欲しくなり購入したのが今回の HUAWEI Mate 10 Pro です。

HUAWEI の端末はこれまでも P9 、 Mate9 を買って使ってみて自分に合わない部分も知っていました。
それなのにどうして今回また HUAWEI の Mate10Pro を購入したのかその理由を書いてみたいと思います。

カメラ性能

私はスマホを何台も持っていますが何が気に入らなくてそのスマホを使わなくなるかというと圧倒的にカメラの写りです。
特に色合いが自分の好みに合うかが多いですね。

これまでもスマホのカメラレビューを何度か書いていますが、空の青さが綺麗に出る端末が好みです。

手持ち端末の中では Galaxy S8+ が一番青が濃く写ると思います。

Pixel2 をなぜ買わないのか

今回 Pixel2 の前に Mate 10 Pro を購入した理由としては、 Pixel2 の BAND 仕様がドコモ系に合わなかったのも理由の一つです。
現在、私は通話用メイン端末に iPhoneX をドコモ回線で使用しています。
その他にも MVNO を契約していますが、全てドコモ系です。

Pixel2 はドコモのプラチナバンド BAND 6や19を使えず、郊外や建物の奥で圏外になる可能性が高いのです。

https://store.google.com/us/product/pixel_2_specs?hl=ja

この点に関してはソフトバンク系の MVNO やワイモバイルを使えば問題ありません。
しかし、ワイモバイルは先日解約したばかりでデータ用を契約するにしても家電量販店では SIM 入りパッケージを入手できず、ネットで契約しても届くまで数日待つ必要があります。

http://www.ymobile.jp/sp/sim/datasimplan/

また、ワイモバイルの通信速度はお昼時でも安定していますが、 1 GB 980円というのはドコモ系 MVNO と比べると高めなのは否めません。

Pixel2 本体に関しては日本の Google ストアからは購入できず、アメリカの Google ストアから購入し転送サービスを利用するか、 expansys や Etoren 等の海外通販サイトを通しての入手になります。

これまでネットで Pixel2 の情報を探っていた感じですと不具合がいくつか見つかっており、ソフトウェア的な問題であればアップデートで解消されますが、ハードウェアが原因の問題ですと販売店とのやり取りが必要になります。

私にとって5万くらいまでの価格であれば不具合もイチかバチかで海外通販しますが、10万を超えるとなると躊躇してしまいました。

そんなわけで現在のところ Pixel2 購入に関しては未練はあるものの中断しています。

DxOMark の採点結果

私がスマホのカメラ性能を判断する上で参考にしているサイトの一つに下記のものがあります。

https://www.dxomark.com/category/mobile-reviews/

このサイトの情報に関しては比較が同一対象を同時に撮影したものではなく、採点も絶対的な数値であるのかどうか疑問が残ります。

また最近は HTC U11 が発売開始前にこのサイトで最高得点を取得するなど、 DxOMark が広告媒体として利用されているのではという感じもあります。

それでもその評価の数値には興味があります。

2017年12月19日現在。
DxOMark の採点上位5端末は以下のようになっています。

98 Google Pixel 2
97 Apple iPhone X
97 HUAWEI Mate 10 Pro
94 Apple iPhone 8 Plus
94 Samsung Galaxy Note 8

この採点結果は静止画と動画の採点をトータルで評価したものです。
私はスマホで動画を撮ることがありません。

ですから、この評価の中から静止画に関する数値で採点を見直してみました。
さらに静止画撮影時でもこれまでフラッシュを使った撮影をしていないこと、ズームやボケ(ポートレートモード)も私の使い方では重要視していないことからそれらの評価を差し引いて表にしたものがこちらになります。

Pixel 2

露出とコントラスト 95
86
オートフォーカス 98
テクスチャ 73
ノイズ 59
アーティファクト 64
合計 475
平均 79.2

iPhone X

露出とコントラスト 90
79
オートフォーカス 78
テクスチャ 65
ノイズ 69
アーティファクト 82
合計 463
平均 77.2

Mate 10 Pro

露出とコントラスト 88
86
オートフォーカス 96
テクスチャ 67
ノイズ 71
アーティファクト 66
合計 474
平均 79.0

iPhone 8 Plus

露出とコントラスト 89
78
オートフォーカス 74
テクスチャ 64
ノイズ 68
アーティファクト 73
合計 446
平均 74.3

Galaxy Note 8

露出とコントラスト 82
73
オートフォーカス 94
テクスチャ 65
ノイズ 75
アーティファクト 68
合計 457
平均 76.2

私が重要視する撮影性能のみで評価した結果

以上のように自分にとって使う機能、性能を重視した評価点のみで採点し直すと DxOMark の総合順位とは異なってきます。

79.2 Pixel 2
79.0 Mate 10 Pro
77.2 iPhone X
76.2 Galaxy Note 8
74.3 iPhone 8 Plus

Pixel2 を入手しないのであれば、次に入手すべきは Mate 10 Pro でしょということで購入しました。

もちろんこの評価は特定サイトのものであり、実際に撮り比べてみなければ自分なりの評価は出ません。
それでも私にとっては、 Mate 10 Pro を購入する動機づけの一つになりました。

有機 EL ディスプレイであること

今回、またスマホを欲しくなって色々な端末を候補にあげました。
候補にあげたのは以下のとおり。

購入候補にあげた端末

Xperia XZ Premium nuro モバイル版

国内正規販売 SIM フリー Xperia としては Xperia J1 Compact 以来の Xperia です。
私が嫌っている国内キャリアの使わないアプリが入っておらず、海外 SIM フリー Xperia の欠点であるスクリーンショットを撮る際の音も出ません。

Xperia XZ1 ドコモ版

Nexus では既に Android 8.1 が出ていますがそれ以外の端末では最新の Android 8.0 搭載。
これから2年間は OS のアップデートが期待できますし、ドコモ販売の端末の中でも Xperia はセキュリティパッチの更新頻度が高いのが魅力です。

Xperia XZ1 Compact ドコモ版

Xperia XZ1 と同様。
さらに国内、国外を問わず、最新の SOC 搭載でこのコンパクトさは唯一無二のものであると思います。

OnePlus 5T

端末メーカーの無駄なアプリが殆ど入っておらず、 RAM 8GB 、ストレージ 128GB は私のようなスペック厨にとってはたまりません。
それでいて価格も expansys で7万円台。
発売開始から次の端末が発売される半年はほぼ毎月のように機能向上を含むアップデートがやってきます。

各端末の懸念点

Xperia 全般

ディスプレイが液晶。

私が一日のうちでスマホを使っている時間が長いのは寝床だったりします。
寝る前や朝早く目が覚めた時等です。

新しい端末を購入するまで Xperia XZ 、 Nexus 5X 、 HUAWEI P9 、 Mate9 を何度か寝床で使ってみました。
その時に感じたのは目の奥に突き刺さるようなディスプレイの発光でした。

ディスプレイの輝度を最低にしてもきつく感じました。
かといって、フィルターアプリで画面を暗くするとスクリーンショットを撮った時にその画像も暗く撮影されてしまいます。
一方、有機 EL ディスプレイのスマホは画面の輝度をかなり低くすることができます。

OnePlus 5T

OnePlus 3Tの頃にはドコモのプラチナバンド BAND 6、19に対応していませんでしたが、 5T では対応しています。
しかし、それはデータ通信に使われる LTE の BAND のみ。
通話や LTE エリアでない場所で使われる WCDMA ( 3G )に関しては BAND 1 のみがドコモで使える BAND です。

おそらく MVNO のデータ通信用 SIM を挿すことになるので通話に関しては気にしていないのですが、使える BAND が多いに越したことはありません。

また、 OnePlus 3T での感想ですがカメラの写りが Galaxy S7 と比べると彩度が低く、カメラアプリもシンプルで写真を撮ることを楽しむという感じではありませんでした。
ただ、 OnePlus 5T ではデュアルレンズになっていますし、レンズの明るさも F値 2.0から 1.7 に改良されていますのでこれは使ってみないとわからない部分です。

OnePlus 5T の懸念点は無理やり出した感じですので、本当はこれも使ってみたい端末です。
ただ、半年単位で後継モデルが出ますので、最新スペックを誇れるのは半年かなというのがスペック厨には残念な部分です。

以上、若干無理矢理の部分もありましたが、 Mate 10 Pro を選んだ理由をあげてみました。

Mate 10 Pro の懸念点

では、 Mate 10 Pro に懸念点は無いのでしょうか?

私が以前、次に購入したい端末としてあげていたスペックが3点あります。

https://yuzakasota.com/20170307-three-specs-i-want-for-smartphone-and-regular-update-of-nexus-5x/

  1. ストレージが 128 GB 以上あること
  2. ディスプレイサイズ 5.2 インチ以下であること
  3. 国内用 SIM を挿してもスクリーンショット時の音がしないこと

この3条件に対し Mate 10 Pro はどれだけ合致しているのでしょうか。

ストレージが 128 GB 以上あること

これは OK です。
Mate 10 Pro は microSD は使えませんが、私がスマホの内部ストレージに 128 GB を必要としていたのは手持ちの曲を全てスマホに入れておきたかったからです。

私は iTunes で曲の再生回数や最後に再生した日を利用したスマートプレイリストを多用していることから、 Android 端末では iSyncr というアプリを使っています。

https://play.google.com/store/apps/details?id=iTunes.Sync.Android

しかし、プレイリスト内の曲が膨大であるためにその同期にはかなりの時間がかかっています。

また、 iPhone は通話用としていることから、バッテリーを消費することは殆どありません。
イヤホンで音楽を聴いている間にも着信に気付けたり、曲の同期は iPhone のバックアップを兼ねてパソコンと繋げば同期ができることから Android 端末のストレージ 128 GB は必須ではなくなりました。

ディスプレイサイズ 5.2 インチ以下であること

これは片手操作を前提とした条件です。
食事をしながら、テーブルに置いたスマホを取り上げ何か調べ物をするような場合、本体の横幅が大きくても 70 mm 前後まででないと私の手の大きさで片手操作は難しいです。
その為、条件としてディスプレイサイズ 5.2 インチ以下としています。

しかし、最近発売されているハイスペック端末は画面の縦横比が 16:9 ではなく 18:9 に移りつつあり、単純にディスプレイサイズのみで判断することはできません。

Mate 10 Pro の本体サイズは幅が 74.5 mm です。
しかも、18:9のディスプレイですから、縦にも長く当然片手での操作は不可能です。

これらを考えると Mate 10 Pro よりも P10 (本体幅 69.3 mm 、ストレージ 64 GB )の方が私には向いているように思います。

P10 の後継機種が Mate 10 Pro 以上の性能で出てきた時に再検討します。

国内用 SIM を挿してもスクリーンショット時の音がしないこと

これは国内で正規販売されている SIM フリー端末の殆どは無理だと思います。
今回検討した中だと、キャリア版 Xperia 、 nuro モバイル版 Xperia XZ Premium であれば条件を成就できます。

そこでなんとかできないものかと調べたのが下記アプリの使用です。

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sisyou.kumikashi.allmutemode&hl=ja

本来はカメラアプリを無音化するアプリですが、「自動切替は使わずに今すぐ無音化」というスイッチをオンにすれば HUAWEI P9 、 Mate9 のスクリーンショットも無音で撮ることができました。

スクリーンショットを撮る時に一手間増えますが、国内の SIM フリー端末の殆どがスクリーンショットを無音で撮れない現状ではこのアプリに頼らざるを得ません。

下記の記事を読むと HUAWEI 社には日本の消費者の声を収集する専門の部署があるそうです。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1095175.html

今回、ディスプレイのアスペクト比16:9の Mate 10 (本体幅 77.8 mm )ではなく Mate 10 Pro (本体幅 74.5 mm )のみを発売したのも、日本では片手で操作する人が多いという情報からの販売戦略です。

今後は「スクリーンショット音」はカメラアプリ起動時以外はしないよう改善してもらいたいです。
さらにいえば、スクリーンショットはもちろんのこと、カメラアプリ使用時のシャッター音は着信音の音量と連動する設定にしてほしいです。

以上、長くなりましたが Mate 10 Pro 購入にあたって考えたことを書き連ねてみました。
今後はしばらく使ってみて感想を書きたいと思います。

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