今日は私が購入した HUAWEI Mate 10 Pro の初期状態について記録しておきたいと思います。
たいていはセットアップ中にこれまでの端末の情報を復元することになるので初期状態のプリインスールアプリ、メモリの使用状況等が不明になるからです。
目次
付属品
本体付属品に関しては下記の公式サイト「スペック」をご覧ください。
http://consumer.huawei.com/jp/phones/mate10-pro/specs/
USB-Cハイレゾイヤホン / USB-C to 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ / クリアケース
ACアダプタ / USBケーブル ( A to C ) / クイックスタートガイド
私は HUAWEI の端末を P9 、 Mate9 と購入してきましたが、どれも本体を買えばその日から使えるようケースや AC アダプタ、 USB ケーブルが付属してきます。
P9 では画面の保護フィルムは貼られていませんでしたが、 Mate9 と今回購入した Mate 10 Pro には貼られていました。
この保護フィルムは出荷から納品までの画面保護を目的としている旨注意書きがありましたが、私は Mate 10 Pro でそのフィルムを貼ったまま使用しています。
指紋はそれなりに付きますが、サードパーティー製の保護フィルムもまだ多くは販売されていませんし、たいていは 2.5 D ディスプレイの影響で幅が足りなかったり、保護ガラスも周囲のみが粘着するような製品しかないと思います。(一年前に購入した Mate9 も購入時に貼られていたものをそのまま利用しています)
AC アダプタ
公式サイトのバッテリーの項目には以下のような記載があります。
安全な急速充電
HUAWEIのスーパーチャージは、約20分の充電で丸1日使える急速充電技術で*、その15層の安全システムはテュフ ラインランドにより認定されています。
「約20分の充電で丸1日使える急速充電技術」
重要なのは「丸1日」の使用条件です。
どういう使い方をして「丸1日」使えるのかは明らかにされておりません。
こちらが本体付属の AC アダプタです。
入力 100-240V、50/60Hz、0.75A
出力 5V-2A 、4.5V-5A 、5V-4.5A
この記載からわかることは本体添付の AC アダプタを使うと最大22.5Wの電力で充電できるということです。
私はこの手の本体付属の充電器で充電することはなく、今は Nexus 5X を購入した時に一緒に Google ストアから購入した充電器とドコモの AC アダプタ 06 を使用しています。
Google から購入した AC アダプタの出力は 5V-3A 。最大15Wの充電能力。
ドコモ AC アダプタ 06 の出力は 5V-3A 、9V-3A 、12V-2.25A 。最大27Wの充電能力となります。
充電器は上にあげたように出力が異なったり、粗悪なものを使うと本来の充電性能を発揮できないので、保証を大事にする方は標準添付のもので充電することをお勧めします。
私が購入した Mate 10 Pro は開封後、ドコモ AC アダプタ 06 を挿したところバッテリー残量14%の表示が出ました。(本体の電源は切ったままの状態です)
その状態から充電を開始したところ、1時間58分経過後にバッテリー残量が100%になっていることを確認しました。
こちらは昨日充電した時の Battery Mix での充電状況です。
13時17分 バッテリー残量68%から充電を開始し、14時11分に満充電となりました。
54分で32%を充電したことになります。
充電器が Google とドコモ、どちらだったのか忘れてしまいましたが、 Battery Mix アプリ上では1時間あたり40.9%の充電速度であるとしています。
プリインストールアプリ
初期設定を「新しい端末として設定」で行なった結果の画面はこちらとなっています。
ホーム画面
9アプリと1フォルダ
その他のアプリ
12アプリと1フォルダ
ツールフォルダの中身
11アプリ
Google フォルダの中身
12アプリ
合計44アプリ(アイコン)となっています。
私はとりあえずプリインストールアプリは残したまま自分の環境設定をして使っています。
アンインストールできるアプリ
今確認したところ、この44アプリ(アイコン)の中でアンインストールできるものは以下のものです。
これは
設定アプリ>アプリと通知>アプリ>すべてのアプリ
から確認したもので、実際にアンインストールや無効化はしていません。
- ドキュメント
- スプレッドシート
- スライド
- ヘルスケア
- ヒント
- Translator
- Booking.com ホテル
- ミラー
- スマートリモコン
- コンパス
- バックアップ
- Phone Clone
無効にできるアプリ
- Gmail
- マップ
- YouTube
- ドライブ
- Google Play Music
- Google Play ムービー & TV
- Duo
- フォト
- ビデオ
- 天気
- 電卓
- HiCare
購入時の端末情報
Android バージョン 8.0.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年10月5日
ビルド番号 BLA-L29 8.0.0.115(C635)
Mate 10 Pro には 2017年12月12日 からセキュリティパッチを含むアップデートが来ています。
私の端末にはまだ降ってきていませんが、 P9 のセキュリティパッチレベルが 2017年11月6日 だったことから Mate 10 Pro も同じだと思います。
http://consumer.huawei.com/jp/press/news/2017/news-171214_1/
ストレージの使用状況
「画像」の容量に関してはスクリーンショットを撮りながらセットアップをしているため、購入時本来の値とは異なっていると思います。
主なところは以下のとおりです。
ストレージ合計 128 GB
空き容量 108 GB
ファームウェア 16.55 GB
アプリ 536 MB
その他 2.68 GB
メモリの使用状況
Mate 10 Pro はメモリ 6 GB の端末です。
平均メモリ使用量 1.95 GB
合計 5.54 GB
平均使用率(%) 35%
空き容量 3.59 GB
実行中のサービスから見るメモリの使用状況
システム 1.5 GB
アプリ 391 MB
空き 4.1 GB
たたき台としては以上でしょうか。
この状態から不要なアプリを削除し、必要なアプリをインストールしデータ量によってメモリやストレージの使用量が変化していきます。
HUAWEI 端末の環境復元に便利な HiSuite
私は新しい端末を購入し、これまでの環境を復元するのに Google アカウントの設定を行い、それを元に旧端末のインストールアプリが新端末に自動でインストールされるという方法を取ってきました。
今回は以下のアプリを使用しました。
HUAWEI 製のアプリで HiSuite というものです。
私は以前 P9 のバッテリー消費が激しいと感じた時、本体を初期化し HUAWEI 製の Android 用アプリ「バックアップ」を使って環境を復元したことがあります。
https://yuzakasota.com/20161221-huawei-p9-initialized-heavy-consumption-batteries/
これの便利なところは Google アカウントからの復元では不可能なアプリごとに持っている設定データも復元できることでした。
やっかいなのは Google と Yahoo! の2段階認証アプリのデータです。
スマホが複数台、アカウントも複数となるとかなりの時間が必要です。
特に Google の2段階認証アプリに関してはバックアップと復元がしやすい iPhone でさえ、設定のやり直しが必要となります。
しかし、 HUAWEI 製の「バックアップ」アプリではどちらも完璧に復元できました。
今回もそれを使おうと思ったのですが、 Mate 10 Pro は microSD を使用することができません。
そのため PC 用のソフトである HiSuite というアプリを使用しました。
http://consumer.huawei.com/minisite/hi-suite/index.html
まずは復元元となる P9 とパソコンを付属の USB ケーブルで接続し PC 内に P9 のデータをバックアップ。
次に Mate 10 Pro を PC と接続し、先程バックアップしたデータを Mate 10 Pro に復元という手順です。
バックアップにかかった時間は計りそこねてしまいましたが、復元はアプリ163個を含むデータ量約 6 GB を約15分程度で終えることができました。
設定の復元ができていなかったもの
復元できなかったもので覚えているのは下記のものです。
- Twitter (アカウント設定から行う必要がありました)
- Google 製時計アプリ(アラームの時間が復元されていませんでした)
- Google アカウント
- Gmail ( Google アカウント以外のメールアカウント)
Facebook と LINE に関しては以前に P9 を初期化した際にも復元ができなかったり、不具合があったりしましたが、今はこれらのアプリを Android 端末で使っておらず確認していません。
それでもこれまで HUAWEI の端末を使っていた方なら簡単に前端末の環境を新端末に復元することができます。
また、 Mate 10 Pro のように microSD が使えなくなった端末ではバックアップや復元手段も限られますので、試してみるといいと思います。
今回の記事では Mate 10 Pro の開封から初期セットアップまでの様子を記事にしてみました。
この記事を読んでくださった方の参考になるものがあれば幸いです。