私がnuroモバイル(ソフトバンク回線)を契約した理由

先日購入した Pixel2 。
今日はこのモバイル回線について書いてみたいと思います。

Pixel2 で使用可能な BAND

これは前回の記事でも書きましたが、あらためてここにも書いておきます。

https://yuzakasota.com/20180216-google-pixel2-from-opening-to-initial-setup/#Pixel2_BAND

まず Pixel2 の使用可能なネットワークを仕様から確認していきます。

https://store.google.com/us/product/pixel_2_specs?hl=en-US

GSM/EDGE: Quad-band (850, 900, 1800, 1900 MHz)
UMTS/HSPA+/HSDPA: Bands 1/2/4/5/8
FDD-LTE : Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/29/30/32/66
TD-LTE: Bands 38/40/41

となっています。

ドコモの BAND

これはドコモの端末 Xperia XZ1 SO-01K の仕様から拾ってみます。

https://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/so01k/spec.html

3G ( W-CDMA )

FOMA バンド 1 ( 2 GHz )
FOMA (プラスエリア) バンド 6 ( 800 MHz )
FOMA (新 800 M ) バンド 19 ( 800 MHz )

LTE

FD-LTE

バンド 1 ( 2.0 GHz )
バンド 3 ( 1.7 GHz )
バンド 19 ( 800 MHz )
バンド 21 ( 1.5 GHz )
バンド 28 ( 700 MHz )

TD-LTE

バンド 42 ( 3.5 GHz )

ソフトバンク(ワイモバイル)の BAND

こちらもソフトバンクの端末 Xperia XZ1 の仕様から拾います。

https://www.softbank.jp/mobile/products/smartphone/xperia-xz1/

https://cdn.softbank.jp/mobile/set/common/pdf/products/xperia-xz1/spectrum.pdf

3G ( W-CDMA )

バンド 1 ( 2.1 GHz )
バンド 8 ( 900 MHz )

FDD-LTE

バンド 1 ( 2.1 GHz )
バンド 3 ( 1.7 GHz )
バンド 8 ( 900 MHz )
バンド 11 ( 1.5 GHz )
バンド 28 ( 700 MHz )

TDD-LTE

バンド 41 ( 2.5 GHz )
バンド 42 ( 3.5 GHz )

AXGP

バンド 41 ( 2.5 GHz )

 

ドコモとソフトバンクで使える BAND の比較

上記を踏まえて、再度 Pixel2 の仕様と重ねてみます。

Pixel2 をドコモ回線で使った場合

UMTS/HSPA+/HSDPA: Bands 1/2/4/5/8
FDD-LTE : Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/29/30/32/66
TD-LTE: Bands 38/40/41

音声( 3G )

バンド 1 ( 2 GHz ) のみ

通信( LTE )

FD-LTE

バンド 1 ( 2.0 GHz )
バンド 3 ( 1.7 GHz )
バンド 28 ( 700 MHz )

Pixel2 をソフトバンク回線で使った場合

UMTS/HSPA+/HSDPA: Bands 1/2/4/5/8
FDD-LTE : Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/29/30/32/66
TD-LTE: Bands 38/40/41

音声( 3G )

バンド 1 ( 2.1 GHz )
バンド 8 ( 900 MHz )

通信( LTE )

FDD-LTE

バンド 1 ( 2.1 GHz )
バンド 3 ( 1.7 GHz )
バンド 8 ( 900 MHz )
バンド 28 ( 700 MHz )

TDD-LTE

バンド 41 ( 2.5 GHz )

Pixel2 を使うならドコモ回線?ソフトバンク回線?

これは上記をみてもわかるように圧倒的にソフトバンク回線の方が使えるバンド(周波数帯)は多いです。

使えるバンドが多ければそれでいいのかというとそれはまた別で、実際は自分が使う環境で圏外になったりしないかどうかがポイントとなります。

特に海外で売られている端末の場合、 VoLTE が使えることはまずありません。
すると、音声通話をする場合に使えるのは 3G のバンドのみとなります。

Pixel2で使えるドコモとソフトバンクの 3G バンドを比較

ドコモ

バンド 1 ( 2 GHz ) のみ

ソフトバンク

バンド 1 ( 2.1 GHz )
バンド 8 ( 900 MHz )

ドコモに関してはバンド1のみとなり、中国地方に多く見られる FOMA プラスエリア( BAND 6/19 )で音声サービスが使えなくなります。

通話を使う地域が下記のように黄色く塗られた FOMA プラスエリアの場合、ドコモ回線を使った Pixel2 での通話はできません。

ドコモのFOMAプラスエリア
出典:ドコモのエリアマップ

ソフトバンクのエリアマップは 3G のみに切り替えることができないため、音声回線( 3G )が使えない地域をみつけるのが難しいです。

通話ができないのは濃いオレンジの地域です。

ソフトバンクの3Gエリア
出典:ソフトバンクのエリアマップ

スクリーンショットは島根県にある JR 木次線「出雲坂根駅」周辺のものです。

ドコモのエリアマップはこの木次線の沿線が黄色に塗られていて、 FOMA プラスエリア ( BAND 6/19 )であることがわかります。
ここに Pixel2 にドコモの SIM を挿して持っていっても、通話ができないことがわかります。

ソフトバンクのエリアマップでは薄ピンクの色の部分が 3G ( BAND 1/8 )のみの地域です。
ドコモとは違い、この地域で通話をすることは可能です。

しかし、スクリーンショットの左側「県民の森キャンプ場」周辺は濃いオレンジ色となっていて「 SoftBank 4G LTE のみ 」( VoLTE 非対応機種:データ通信のみ可能)となっていることから、この付近では Pixel2 にソフトバンクの SIM を入れても通話ができないことがわかります。

なぜ 3G に拘るのか

ここまでの記事を読んでいて、どうして私が 3G ( W-CDMA ) のエリアに拘るのか不思議に思うかもしれません。

それは Pixel2 に SIM を入れて使ってみてバッテリー消費が激しい時、 SMS 付きでないとセルスタンバイが問題なのか他の原因なのか切り分けができなくなるからです。

その為、 SMS が使える回線を入れようと考えました。 (ドコモとソフトバンクの SMS は 3G 回線を使います)
また、これまで書いたようにドコモ回線で Pixel2 を使おうとすると 3G が使えない地域が増えることから、ソフトバンク系の回線を使おうと考えました。

ソフトバンク回線を使う MVNO を調べてみた

そこでワイモバイルを始め、ソフトバンク系 MVNO を調べてみました。

するとわかったのが、ソフトバンク系 MVNO で SMS 付きのデータ用プランを出しているところがないということです。

正確に言えばワイモバイルの データ SIM プランは SMS 付きです。

http://www.ymobile.jp/sp/sim/datasimplan/

月額980円、 1 GB 、 SMS 付き、契約期間の縛りなし。
まさに私にピッタリのプランだと思います。

ただ、以前ワイモバイルのスマホプラン S を使ってわかったのが、解約が面倒ということでした。

http://www.ymobile.jp/plan/smartphone/

契約はオンラインでできるのですが、解約はショップに行かなければなりません。

http://faq.ymobile.jp/faq/view/200024

そのとき私は音声プランを MNP で転出したかったので、 MNP 予約番号を電話で貰おうとしたのですがフリーダイヤルは「 SIM のみ」契約のプランだったからか、不可能でした。

結局、過去記事にあるように通話料をかけて MNP 予約番号を取得しました。

https://yuzakasota.com/20171129-reason-for-mnp-from-ymobile-to-docomo/#_MNP

そこで今回は解約や MNP 手続きがオンラインで可能なソフトバンク系 MVNO で契約しようと考えました。

ソフトバンク系 MVNO の中から nuro モバイルを選んだ理由

ソフトバンク系の MVNO で有名なのは b-mobile 、 U-mobile だと思います。

U-mobile

U-mobile は b-mobile が MVNE となっているプラン「 U-mobile S 」とワイモバイルとほぼ同じ契約内容のプラン「 U-mobile SUPER 」があります。

https://umobile.jp/service/s/

https://umobile.jp/super/
※2018年5月23日
U-mobile のサイトから U-mobile SUPER の文字が無くなっているのを確認しました。
「 U-mobile SUPER 」の新規受付は2017年12月27日をもって終了
エントリーパッケージ経由での新規受付も218年4月25日をもって終了していました

U-mobile S はデータ通信専用で SMS オプションが付けられません。
U-mobile SUPER はワイモバイルとほぼ同じ契約内容となり2年縛りとなります。

U-mobile SUPER は APN の設定方法が公開されています。
内容はワイモバイルの SIM のみ契約をした時と全く同じです。

この U-mobile SUPER がワイモバイルと比べて良い点は縛りが24か月で終わることくらいだと思います。
解約や MNP 番号の発行はカスタマーセンターへの電話(フリーダイヤル)が必要です。

b-mobile

b-mobile はプランが4種類ありますが、そのうち「 190PadSIM 」と「 開幕SIM 」はデータ専用で SMS オプションは付けられません。
残るは「 990ジャストフィットSIM 」と「 スマホ電話SIM 」が音声通話付き SIM となり、 b-mobile で SMS を付けたければこの2択になります。

http://www.bmobile.ne.jp/sb/index_voice.html

http://www.bmobile.ne.jp/sb/index_sumahod.html

料金的には b-mobile の「 990ジャストフィットSIM 」が一番融通がしやすいと思います。
使った分だけのプランなので未使用の容量が無駄になるということがないからです。

最低利用期間の縛りは5か月間ありますが、「 b-mobile S スマホ電話SIM 」と「 b-mobile S 990ジャストフィットSIM 」間の相互サービス変更ができるようになり、契約当初、縛りのない「 スマホ電話SIM 」で契約し、その後「 ジャストフィットSIM 」へ変更すれば縛りはなくなります。

http://www.bmobile.ne.jp/info/info_20171225.html

解約や MNP 予約番号の発行はサイト上から可能です。

http://www.bmobile.ne.jp/sb/support_faq_sumahod.html

ネット上には iPhone の APN 設定プロファイルから抽出したと思われる APN 情報がありますが、 Android 用の APN 設定方法は公開されていません。
そのため後日 Android で使えなくなってもサポートは受けられません。

nuroモバイル(ソフトバンク回線)

これも b-mobile や U-mobile と同様、データ用プランには SMS オプションは付けられません。
そこで音声付きプランを選択しました。

http://mobile.nuro.jp/service.html

 

私が b-mobile ではなく nuroモバイル にした3つの理由
  • iPhone に限定されていない APN 設定方法が公開されている
  • サポートがフリーダイヤル
  • 今なら1万円キャッシュバックキャンペーン中

1番目は先に書いたとおりです。
2番目は解約や MNP 番号発行がサイト上でできることから利用することはあまりないと思いますが念のためです。
3番目はちょうど今キャンペーン中でした。

ただし、このキャッシュバックキャンペーンには落とし穴があります。

nuroモバイルキャッシュバックキャンペーンの落とし穴

それは Amazon 等で販売されているエントリーパッケージからの申込みはキャンペーンの対象にならないということです。

私はこれに引っかかりました。

エントリーパッケージを購入してから、キャッシュバックキャンペーンのページの中に次の文字をみつけました。

http://mobile.nuro.jp/campaign/

お申し込み時にお選びいただいた容量を継続してご利用いただいている方

OCN モバイル ONE を契約した時のように申し込み月が無料なのかどうかを nuroモバイルのチャットで確認した時、申し込み月が無料であることは確認しました。
しかし、エントリーパッケージを使って契約をしてもキャッシュバックを受けられるかどうかについては、夜間だったせいかチャットでは回答を得られず、後日サポートに電話で問い合わせるように案内されました。

そこで翌日、電話でサポートに問い合わせた結果がこちらです。

  • エントリーパッケージを使って申込みをした場合、キャッシュバックは受けられない
  • 初月無料だが、 5 GB の契約から 2 GB へ容量を変更した場合(逆も同じ)、キャッシュバックは受けられない

図らずも、使うことはないと思っていたサポートを利用することになりました。

そんなわけで、エントリーパッケージは購入していましたが使えず、初月無料に甘えて 5 GB で契約し、翌月から 2 GB に変更するという手も塞がれました。

このようなわけで nuroモバイルを月 2 GB の容量で契約し、12か月の縛りを受けることにしました。

正直なところ、ソフトバンク回線を少しでも安く使いたいという人には b-mobile の方が向いていると思います。
また、最近の iPhone に限って言えば SIM ロックを解除さえすれば、ドコモ、 au 、ソフトバンクの回線はどれでも使えます。

あえて評価の定まっていないソフトバンクの MVNO を使う理由も無いでしょう。

  • 私はドコモ系の回線は既に所有していること
  • ドコモのプラチナバンドに対応していない端末で使いたかったこと
  • ドコモの回線が圏外やドコモ回線で障害が発生している時、ソフトバンクなら使える場所があるかもしれないこと

等のために、ソフトバンクの MVNO である nuroモバイル を契約してみました。
今後はお昼時の nuroモバイル(ソフトバンク回線)の速度も定期的に計ってみたいと思います。

ソフトバンク系MVNOではAXGP(バンド41)は使えない?

※2018年2月21日追記

ソフトバンク系の MVNO では バンド 41 ( AXGP ) が使えない可能性が高いので、このバンドが必須という方は契約前に MVNO へ確認をしてください。

下記資料の2ページ目、「対象サービス」を確認してみてください。
AXGP 方式を除く」旨の記載があります。

『“ソフトバンク”通信網によるMVNOサービス
標準プラン
MVNOさま向け標準プラン( PDF形式:328KB/18ページ)2ページ目「対象サービス」』

https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/public/mvno/operator/

AXGP という通信サービスは、ソフトバンクが Wireless City Planning という会社から提供されたものを MVNO として利用しているという実態があるからと思われます。

http://www.wirelesscity.jp/service/index.html

ソフトバンク系の MVNO がすべて上記の「卸標準プラン」を契約しているかはわかりませんが AXGP を使える可能性は低いと考えています。

ただし、ソフトバンクの AXGP というのはバンド 41 ( 2.5 GHz )で運用しているものです。
また、このバンド 41 を au では WiMAX2+ で使っています。

WiMAX の情報を漁っていると屋内に弱いというイメージが私の中では定着しているのですが、実際はどうなのでしょう?
つまり、ソフトバンクの AXGP も屋外であれば通信速度の安定や向上に役立つのかもしれませんが、高速通信を必要とする動画やダウンロードといった屋内で使うことの多いシーンではバンド 41が使える機会は少ないのではないかと考えています。

それであれば、ソフトバンクの MVNO で AXGP (バンド 41)が使えないのをそれほど悲観しなくてもいいのではないでしょうか。

最後は自分に言い聞かせるような記事になってしまいました。

自分が契約した nuroモバイル を1年間使ってみたいと思います。

「私がnuroモバイル(ソフトバンク回線)を契約した理由」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    Pixel2の購入を検討している者です。
    興味深くブログを拝見させて頂いております。

    私も対応バンドからソフトバンク系のMVNOを検討していましたが、
    MVNOにソフトバンクはFDD-LTEのバンドを一部しか開放していないとの、他の方の過去記事を読んだ覚えがあり、躊躇しております。

    逆にドコモ系SIMとソフトバンク系SIMの併用でどの位の差が出るか、
    その辺りもお調べ頂ければ非常に助かります。

    今後の更新も楽しみにしています。
    ありがとうございました。

    1. 佐藤利夫さん、コメントありがとうございます。

      今回、佐藤さんからのコメントを読んで初めて知ったことがありました。
      それはソフトバンク回線を使う MVNO ではソフトバンク本家と違って通信できるバンドが違うということです。

      あらためて私もこの件について調べてみましたが、nuroモバイルの重要事項説明に以下のようなが記載がありました。

      http://mobile.nuro.jp/kiyaku/

      本サービスは、(D)プランは株式会社NTTドコモが日本国内で提供する「Xi」および「FOMA」のネットワークを、(S)プランはソフトバンク株式会社が日本国内で提供する「SoftBank 3G」および「SoftBank 4G LTE」のネットワークを用いたモバイルインターネット接続サービスおよび回線交換サービスです。

      つまり、ソフトバンクの「 SoftBank 4G 」( BAND 41( 2.5 GHz )、 BAND 42 ( 3.5 GHz ))のネットワークは使えないということです。

      https://www.softbank.jp/mobile/network/explanation/4g/

      https://www.softbank.jp/mobile/network/explanation/4glte/

      ただし、佐藤さんが躊躇されていた FDD-LTE は「 SoftBank 4G LTE 」に該当しますので、上記サイトの表記をみる限り BAND 1( 2.1 GHz )、 BAND 3( 1.7 GHz )、 BAND 8( 900 MHz )は最低でも使えると思います。

      Pixel2 は高価な端末なのでその性能をいかんなく発揮させるには、ソフトバンク本家やワイモバイルを使うのが一番だとは思います。

      しかし、利用料金もそれなりに高くなりますので、自分の利用目的とそれに許容できる料金を考えて通信業者を選べばいいのだと思います。

      佐藤さんが今後どのような通信業者を選び、 Pixel2 を運用していくのかその参考になるような記事が書ければと思っております。

      最終的に佐藤さんがどのような通信業者を選び、使用してみてどのような感想を持ったのか、また書き込みに来ていただければ幸いです。

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