iPhoneのChrome読み込みが途中で止まるのはAdBlockやWeblockが原因

昨日の記事で書いた通り、iPhoneのSafariで読み込みが途中で止り、いつまでもクルクルマークが回り続けている原因は私が使用していたコンテンツブロッカーアプリの定義ファイルが古いままだったということを書きました。

今回はiPhone用ブラウザChromeが読み込み途中で止まる原因について探ってみたいと思います。

昨日、変更したコンテンツブロッカーの作用については、iPhoneのSafari限定です。
ところが、私が利用している2ちゃんねるブラウザは、2ちゃんねる浪人を入れる前から広告表示が消えていました。

広告が表示されないのは見やすくていいことなので、特に原因を突き止めていなかったのですが、今回のChromeでの読み込みが終らない問題を突き止めていく過程でなぜ2ちゃんねるブラウザで広告が表示されなかったのかがわかりました。

それはタイトルにも書いていたように、私が入れていたAdBlockアプリやWeblockアプリらが原因でした。

AdBlock
https://itunes.apple.com/jp/app/adblock/id691121579?mt=8

Weblock
https://itunes.apple.com/jp/app/weblock-apuriyaweb-yongnoadblockwo/id558818638?mt=8

WeblockはWi-Fi接続時のみ全てのアプリからの広告を除去。
AdBlockはWi-Fi接続時のみじゃなく、LTEなどのデータ回線使用時でも広告を除去してくれます。

私は両方のアプリをインストールしていますが、WeblockはWi-Fi環境時のみでないと効果を発揮しないので、Weblockの広告除去設定はせず、オフのままにしていました。

こういうアプリの動作に問題があるときに、まず見るのは各アプリのApp Storeのレビューです。
まずはChrome自体に不具合があるのか、Chromeのレビューを確認してみると星マークが4つ。
私みたいに読み込みが途中で止まるといったようなレビューは見当たりません。

次にAdBlockのレビューを見てみました。
星2.5。iOS9.3にしてから見られないサイトが増えたというレビューが多くを占めていました。

同様にWeblockのレビュー。
こちらも星2.5。やはりレビューが荒れています。

AdBlockの最終更新日は2016年2月16日。
Weblockの最終更新日は2016年3月28日。

iOS9.3の配布開始日は2016年3月21日。

Weblockの方はギリギリiOS9.3に向けての修正が入っている可能性がありますが、どちらも最新のiOS9.3.5に向けた動作確認はされていない可能性があります。

私の場合は、AdBlockのみ機能している状態だったので、そちらをオフにしました。

AdBlockアプリの機能を無効にしました
AdBlockアプリの機能を無効にしました

そうしましたら、Chromeでも読み込みが途中で止まることなく最後まで表示されるようになりました。
ただし、広告は除去されません。

念のため、一度AdBlockアプリを削除後、再インストールしましたが、クルクルが回り続ける状態は変わりません。
ただし、その状態でもサイト自体は読めました。(これは一度広告付きで表示した状態から、AdBlockを有効にしたときなど、キャッシュが残っているときだけったったようです。)
広告のある部分はSafariのコンテンツブロッカー機能を有効にした時のようにはいかず、広告枠みたいな余白は残ります。

ただ、Chromeの検索をアドレスバーから行い、検索結果一覧からサイトに飛ぼうとすると昨日と同じように、リンク先に飛べず、時間をかけて飛んでもリンク先が真っ白で開きません。

私のブログのように広告が一切ないサイトでは、AdBlockがオンでもChromeの検索結果一覧からサクッとつながります。

試しに、AdBlockをオフ、Weblockを有効にしてみました。
こちらはChromeの検索結果一覧からもサイトに飛び見ることができました。
もちろん、広告は枠は残りますが、枠の中身は非表示です。

現状、iPhoneのChromeなどSafari以外のアプリで広告を除去するには、上記の2つのアプリだとWi-Fi環境下でのみ使用という条件は付きますが、Weblockの方が有効です。

上記のiTunesサイトのAdBlockのページを読むと、これはアプリのアップデートで解消できる問題ではなく、iOS10へアップデートすることにより解消されるというようなことが書かれてありました。

私の場合は、今のWeblockのみオンの状態でChromeを使うと、クルクルは気になるものの、一応サイトの中身は見られますし、広告も表示されません。
おそらく来月にはiOS10へのアップデートも来るでしょうからそれを待ちたいと思います。

もし、AdBlockやWeblockを使っていて、ChromeなどSafari以外のアプリで空白のページになるとか読み込みが進まないといった状態にある人はとりあえず、一度、AdBlockやWeblockをオフにして確認してみることをお勧めしたいと思います。

「iPhoneのChrome読み込みが途中で止まるのはAdBlockやWeblockが原因」への2件のフィードバック

  1. この現象に私も困ってました。ネットの状況が悪いのかなぁと、色々試して、ようやく、自分でアドブロックだと分かりました。Wi-Fiが変なのかとか、色々試していて、昔のiPhoneは、サクサクだと気づいて、iPhoneストレージをチェックして気づきました。

    1. こんさん、コメントを残してくださってありがとうございます。

      こんさんの場合も広告除去のアドブロックが悪さをしていたんですね。

      私はここしばらく、AdGuard Proと280blockerを使っています。

      280blockerはSafari用、AdGuard Proはその他のアプリ内広告用といった感じです。
      併用する意味があるのか微妙ですが、どちらも以前、購入したものなので280blockerのDNSブロック機能は使わず、AdGuard Proでは「Safariでブロック」と「DNS通信を保護」をオンにしています。

      ただ、AdGuard Proも数ヶ月前は「DNSを保護」をオンにしていると通信できない状態になったり、アプリ内広告が出ていたので「DNSサーバー」を当初の「システムデフォルト」から「AdGuard DNS」に変更しました。

      なんとなくですがAppleはSafari内での広告除去に関しては「設定アプリ」>「Safari」>「拡張機能」でオンオフをできるようにしていますが、その他のアプリ内で広告除去することについては自己責任扱いにしているように思います。

      ですから、Safari以外のアプリで通信状況に問題が発生している場合にはまずは広告除去アプリを疑うのが一番だと思います。

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