3月も今日で終わりです。
今月はなんとなくアップデートが来た端末が少なかったように感じたのは私だけでしょうか?
それでも、ブログを見直してみれば XperiaXZ 、 Nexus5X 、 Pixel2 、 HUAWEI P9 、 ZenFone3 とそれなりに来ていたんですけどね。
Mate9 と Mate10 Pro にアップデートが来なかったのがちょっと意外でした。
そんななか久しぶりにアップデートが来ていた端末がありました。
それが今日のお題、 Moto G4 Plus です。
Moto G4 Plus の前回のアップデートは 2017年12月29日 。
暮れも押し詰まった時期でした。
では、今日もアップデートの様子を見ていきましょう。
目次
アップデート通知
アップデート通知はこちら。
Moto G4 Plus のアップデートではダウンロードファイルの容量がこの通知からはわかりません。
アップデート内容
アップデートの内容は SONY や Samsung の端末が定型のメッセージのみで何が更新されるのかわかりませんが、 Motorora のアップデート通知ではわかりやすく表示されています。
今回のアップデート内容は
- 2018年2月1日までの Android セキュリティアップデート
- KRACK 脆弱性の修正
とされております。
私は KRACK 脆弱性対策については Android セキュリティパッチレベル 2017年11月6日 以降のものが必要と考えていて、前回のアップデートで Moto G4 Plus のセキュリティパッチレベルが 2017年12月1日 になり既に対策がなされているものと思っていました。
https://source.android.com/security/bulletin/2017-11-01
ところが、今回のセキュリティアップデートで再度「 KRACK 脆弱性の修正」と書かれているところをみると、前回のセキュリティアップデートでは脆弱性対策が十分でなかったということになると思います。
Motorola の端末のアップデート状況は5ちゃんねるのスレを見ていて、アップデートが来ていることを知ります。
今回のアップデートに関しては 2018年3月29日 にアップデートが来ている旨の書き込みがありました。
一方、 Motorola のサイト上ではいつからこのアップデートが配信されているのか決まったページを見つけることができません。
今回はアップデート通知に貼られているリンクを辿っていくと、「公開 2018年1月25日」というページがありました。
ただ、同じリンクアドレスをパソコンで開くとそこにはこの「公開」の日付が記載されておりません。
https://motorola-global-portal-jp.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/126519
一応、下記のリンクアドレスから辿っていくと、
https://mobilesupport.lenovo.com/us/en/ProductTechSupport/?p=motog
このページに「更新日: 2018年01月25日 」という日付を見つけることが出来ます。
http://motorola-global-portal-jp.custhelp.com/app/product_page/faqs/p/30,6720,9686
しかし、セキュリティパッチレベル 2018年2月1日 のアップデートが 2018年1月25日 に公開されるというのもおかしな感じがしますし、 1月25日 に公開されたアップデートの配信が3月末ではこのページもアテにできません。
Motorola の端末は素の Android に近いものですが、そのアップデート頻度は(少なくとも日本正規販売版に関しては)期待できません。
アップデート前
端末の状態
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2017年12月1日
ビルド番号 NPJS25.93-14-13
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデート用ファイルのサイズは 42.6 MB でした。
しかし、このアップデート用ファイルをダウンロードにかかった時間は我が家の通信環境で約 11 分です。
前回の Moto G4 Plus のアップデートは 36.2 MB に約 5 分かかっています。
直近で行った ZenFone3 のアップデート用ファイルのダウンロードは 129.05 MB に約 3 分でしたから、いかに Motorola のサーバー帯域が狭いのかわかります。
https://yuzakasota.com/20180315-security-patch-for-february-in-zenfone3-ww-15-0410-1802-44/#toc7
アップデート後
端末の状態
Android バージョン 7.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年2月1日
ビルド番号 NPJS25.93-14-15
ストレージに占めるシステムの容量
6.62 GB
他の端末だとアップデートの前後でストレージに占めるシステムの容量が変わることがありましたが、 Moto G4 Plus ではアップデート前後で変わりはありませんでした。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
下の表の Xperia Z5 Compact E5823 にはしばらくアップデートが来ていません。
ドコモ版の Xperia Z5 Compact ( SO-02H )の最終アップデートは 2018年1月11日 、セキュリティパッチレベルは 2017年12月 です。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/so02h/
私が毎日チェックしている Xperia のアップデート情報サイト XperiaCheck では既に Xperia Z5 Compact E5823 の姿が見られなくなりました。
Xperia Z5 Compact ( SO-02H ) の発売開始日は 2015年11月13日 。
やはり Android は発売から約2年でアップデートを終了してしまうのでしょうかね。
2年でアップデートがなくなる端末に10万円近くのお金をかけるというのは大きな出費です。
今後の購入端末を考える上でどの程度までお金をかけるか吟味する必要がありそうです。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
Pixel2 | 8.1.0 | 2018年3月5日 | 2018年3月9日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年3月5日 | 2018年3月9日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年2月5日 | 2018年3月8日 |
Moto G4 Plus | 7.0 | 2018年2月1日 | 2018年3月31日 |
ZenFone3 | 8.0.0 | 2018年2月1日 | 2018年3月15日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年2月1日 | 2018年3月13日 |
Galaxy S7 | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月2日 |
HUAWEI Mate10 Pro | 8.0.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月1日 |
Galaxy S8+ | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年1月24日 |
HUAWEI Mate9 | 8.0.0 | 2018年1月1日 | 2018年1月23日 |
OnePlus 3T | 8.0.0 | 2017年12月1日 | 2018年1月12日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要