2018年3月29日 の記事で書いていたように私がこのブログで使っている WordPress のテーマを Simplicity2 から Cocoon に変えていました。
今日までの間、私のブログを見ていた方にとっては、時々このブログの表示の仕方が変わっていたのに気付いた方もいらっしゃると思います。
しかし、あれから10日間ほど Cocoon のテーマを使ってみて考えることがあり、テーマを WordPress 公式の Twenty Fifteen に変更しました。
今日はどうして WordPress のテーマを Cocoon から Twenty Fifteen に変更したのかその理由を書いてみたいと思います。
目次
Cocoon のテーマは未完成
Cocoon のテーマはまだ限定公開版ということもあり、私が使ってみて不具合と思われる現象がいくつかありました。
そのうちのいくつかは私が使っているブラウザやその拡張機能が原因です。
しかし私にはその原因が Cocoon のテーマにあるのか自分の環境でだけで起こっているものなのか初めはわかりません。
そこで Cocoon のフォーラムに何度か書き込みを行いました。
その結果、同じブラウザでも不具合が起きていないという情報を得たり、テーマ作者の方からテーマを改良してもらったりしました。
このやりとりを何度かしているうちに不安になったのが、「このテーマ、作者の方に何かあったらどうなるんだろう」ということでした。
WordPress のテーマというのは、見た目だけでなくテーマによってはいろいろな機能が追加されています。
テーマ利用者はそのおかげで難しいことを考える必要がなく、ブログの記事を書くことに専念することができます。
ここまではオッケーです。
一方、そのテーマの機能に頼り切ってしまうとテーマのサポートが切れた時に自分でそれを補う必要があります。
Cocoon のテーマには Google AdSense や Google アナリティクスといった、本来は自分でサーバーにあるファイルに変更を加えたり、他のプラグインを使って連携する機能が初めから搭載されています。
私も Cocoon のテーマを導入した時にこれまで直接手を加えていた部分を元に戻したり、別のプラグインで行っていた機能を Cocoon の設定に移し替えを行いました。
それからというものは何か不具合があると Cocoon のフォーラムで相談をし、その解決方法をテーマの作者の方に委ねることが多くなりました。
今まで私は同じテーマ作者の方が作成したテーマ Simplicity2 を使っていましたが、その動作について疑問をもったことはなく記事を書いたり、その見栄えを良くすることに利用していました。
ところが Cocoon では記事を書く以前にその動作について疑問を持つことがあったのです。
もちろん Cocoon はまだ完成版ではないのでそれをわかった上で導入すべきものでした。
ですから Cocoon の動作について今の時点でどうこういうべきではなく、完成版として公開されてから導入すべきだったと思います。
そこで私は一度立ち止まって考え直しました。
他の人が作った無料のテーマに依存し続けるのは危険なのではないかと。
私はこのブログを始める前にも WordPress で他の人が作ったテーマを利用し、一部手を加えたりしてブログをやっていたことがあります。
その時には参考書を見たり、ネットの記事を検索して改良ポイントを探していました。
しかし今は完全におんぶに抱っこでテーマの中身を知ることをしていません。
そんな私には他の人が作ったテーマ、しかも無料のものに多くを求めてはいけなかったのだと反省しました。
そんなわけでテーマを個人が作ったものではなく、この WordPress というソフトウェアを作った WordPress.org 公式のものを利用しようと思いました。
WordPress.org のものであれば WordPress というブログシステムが有る限り有り続けると思うからです。
また、個人が作成したものではないことから、その個人が万が一亡くなったとしても会社としてテーマの配布や更新が期待できると思いました。
WordPress.org 作成テーマの中で何を使うか
現在 WordPress.org が提供しているテーマは以下の10テーマです。
https://ja.wordpress.org/themes/author/wordpressdotorg/
- Default
- Classic
- Twenty Ten
- Twenty Eleven
- Twenty Twelve
- Twenty Thirteen
- Twenty Fourteen
- Twenty Fifteen
- Twenty Sixteen
- Twenty Seventeen
テーマの名前をみてもらうとわかりますが2010年から2017年まで毎年新しいテーマが配信されています。
これらのうち Default と Classic は既に更新がなされておらず、最新バージョンの WordPress とは互換性の問題がある可能性があります。
よって、選択すべきは残りの8テーマ。
私もそれぞれのテーマをインストールし、背景画像やヘッダー画像を試してみました。
その結果が今の Twenty Fifteen です。
Twenty Fifteen テーマの気に入った点
- 記事の本文ページ幅が広い
- サイドバーがスクロールの最下行で止まる
- スマホで見た場合にトップページの右端にメニューキーがあり、他の記事を探しやすい
たぶん、自分のブログを一番見るのは私だと思うので自分で見やすいと思ったテーマを使いました。
残念な点
このテーマを利用しようとして一つ納得がいかない点があります。
それは本文の左側にある「ヘッダー」という部分をできれば右側に持ってきたかったという点です。
今まで使ってきたテーマの殆どが本文の右側にあったのでマウスのクリックが本文記事をまたがないといけないのがパソコンで見る上では不便に感じます。
このテーマでは Google AdSense や Google アナリティクスとの連携はありませんし、殆どカスタマイズをしていませんので自由に他のテーマを試すこともできます。
しばらくはこのテーマでブログを続けたいと思います。