2023年9月19日(火曜日)。
朝目覚めてスマホの予定表を確認してみましたら、iOSのメジャーアップデートの日でした。
普段であればメジャーアップデートの場合、Macに繋いでバックアップしてから行うのですが、流れでそのままダウンロードを開始。
ついでに今月の頭からなかなかアップデートの来ないPixelシリーズのセキュリティアップデートを確認してみましたら、こちらも今朝からアップデートできるようになっていました。
しかし、Pixel 6 Proは来ていましたがPixel 4aのアップデートは来ていません。
目次
アップデート通知
12.76 MB
アップデート内容
Androidのセキュリティ情報は以下のリンク先となっております。
https://source.android.com/docs/security/bulletin/2023-09-01
続いてPixelシリーズ固有のセキュリティ情報に関しては以下のリンク先に詳細があります。
https://source.android.com/docs/security/bulletin/pixel/2023-09-01
さらにこのリリースに含まれる新しいバグ修正と機能パッチの詳細については以下のリンク先となります。
https://support.google.com/pixelphone/thread/235472280
上記リンク先を見ると今回のアップデートには機種ごとの細かいバグ修正の記載はありません。
また、Pixel 4aの型番が記載されていません。
さらにはファクトリイメージへのリンクが記載されている下記リンク先には「9月」分のリンクが貼られておりません。
https://developers.google.com/android/images?hl=ja
Pixel 4aのアップデート保証は今年の秋頃まであると思っていたのですが、下記リンク先を見ると「2023年8月」が期限となっておりました。
https://support.google.com/pixelphone/answer/4457705
通常、Pixelシリーズのセキュリティアップデートはアメリカ時間の毎月第一月曜日に配信が開始されています。
今月は遅いなと思いつつ、iOSのメジャーアップデートの日と合わせてきたのは何か意味があるのかなと思ってしまいました。
アップデート前
端末情報
Android バージョン 13
Android セキュリティ アップデート 2023年8月5日
ビルド番号 TQ3A.230805.001
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデート通知画面から「インストール一時停止」の画面になります。そこから「再開」をタップし「今すぐ再起動」の画面に変わるまで約1時間7分かかりました。
アップデート後
端末情報
Android バージョン 13
Android セキュリティ アップデート 2023年9月1日
ビルド番号 TQ3A.230901.001
ここにも普段とは違った状態が見て取れます。
Google製以外の端末ではAndroidセキュリティアップデートの日付は「1日」になることがほとんどですが、通常Google製端末ではそれよりも数日後(「5日」)分までのセキュリティパッチが含まれています。
先にも挙げた下記リンク先。
https://source.android.com/docs/security/bulletin/2023-09-01
こちらにも「2023年9月5日発行」の「Android セキュリティ情報 – 2023 年 9 月」には「2023-09-05 セキュリティ パッチ レベルの脆弱性の詳細」という項目があり、その中には「致命的」と示されているセキュリティ情報があります。
今回のPixelシリーズのセキュリティパッチには「2023年9月5日」分は含まれておりません。
Googleで何が起こっているのでしょうか?
Google Playシステムアップデート更新無し
Androidセキュリティパッチのアップデート後、「Google Playシステムアップデート」の日付部分をタップしたところ、「再起動して更新」が表示されましたので再起動しましたが「Google Playシステムアップデート」の日付は前回のセキュリティアップデートの時から変わらず「2023年6月1日」のままでした。
ストレージに占めるシステムの容量
17 GB
前回のアップデート後は17 GB、今回のアップデート前は18 GB、そしてアップデート後は 17 GBと変化しました。
iOSとAndroid OSのメジャーアップデートの違い
iOSでは本日(2023年9月19日)からiOS 17が配信開始されました。
Android OSは2023年10月からAndroid 14の配信が開始されそうです。
今回、Pixelシリーズのセキュリティアップデート配信が通常よりも遅れていたり、セキュリティパッチレベルの日付が最新のものを含んでいないのは次期バージョンのアップデートに注力されているためなのかなと思いました。
私はメイン端末にiPhoneを使っており、今日、そっさくiOSのアップデートを行いました。
Apple純正のアプリを開くたびに新しい機能の解説画面が表示され、アップデートされた実感があります。
一方、Android端末ではメジャーアップデートがあったとしても、それほど意識したことがなかったように思います。
OSのバージョンアップが意識されないということはそれだけ自然に使えているということであり、普段の使い勝手に影響が出ていないということでもあると思います。
ちょっと寂しい感じもしますが、スマートフォンの進化が鈍化したということなのでしょうね。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 6 Pro | 13 | 2023年9月1日 | 2023年9月19日 |
Pixel 4a | 13 | 2023年8月5日 | 2023年8月8日 |
Galaxy S21 Ultra(ドコモ版) | 13 | 2023年8月1日 | 2023年9月17日 |
Mi 11 Lite 5G | 13 | 2023年7月1日 | 2023年8月8日 |
Redmi Note 10 Pro | 13 | 2023年4月1日 | 2023年5月19日 |
Galaxy S10(香港版) | 12 | 2023年2月1日 | 2023年3月31日 |
Galaxy S10(楽天版) | 12 | 2023年2月1日 | 2023年3月22日 |
Pixel 3 | 12 | 2021年10月5日 | 2021年10月20日 |
Galaxy S8+ | 9 | 2020年12月1日 | 2021年5月8日 |
Pixel 2 | 11 | 2020年10月5日 | 2020年10月6日 |
HUAWEI Mate 20 Pro | 10 | 2020年9月1日 | 2020年11月9日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2020年9月1日 | 2020年12月31日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 10 | 2020年7月1日 | 2020年12月1日 |
Black Shark 2 | 10 | 2020年6月5日 | 2020年9月11日 |
HUAWEI Mate 9 | 9 | 2020年5月1日 | 2021年4月26日 |
OnePlus 3T | 9 | 2019年10月1日 | 2019年11月29日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年12月5日 | 2018年12月4日 |
Moto G4 Plus | 8.1.0 | 2018年12月1日 | 2019年4月5日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2019年1月4日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で
BlueFrag対策はセキュリティパッチレベルが2020年2月1日以降であることが必要
「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要