By: Danielle Elder - CC BY 2.0

ワイモバイルへMNPを申込みしました

昨日の記事でワイモバイルで販売されている iPhone5s が得なのかどうかについて書きました。

https://yuzakasota.com/20170215-is-y-mobiles-iphone-5s-advantageous/

結果、私はワイモバイルで契約するのならば、 iPhone5s は購入しないという結論にいたりました。

分割で買えば、割賦金と同額の月額割引を受けることができますが、途中で機種変更をしてしまえば、月額割引を捨てることになります。
かといって、一括で買うと初回に42,876円の本体代金を支払う必要が出てきます。

いまさら、3年以上前に発売された端末に4万円以上のお金を出すのはどうかと思いました。

私のこれまでの経験上、同じ端末を半年以上使い続けることはないと判断しました。

ということで、今回購入したのはこちら

シンプルに音声 SIM 1GB + 1GB (500 MB x 2回)

毎月の料金内訳は

スマホプランS 3,218円
データ容量2倍オプション 月額無料
ワンキュッパ割(翌月から12か月間) -1,080円

合計 2,138円/月

ワイモバイルの契約プランを読み解く

ワイモバイル=ソフトバンクの契約はわかりにくいですね。

私が今回申込みをした契約はワイモバイルのトップページに出てくる、

1,980円/月 2 GB

と言われるものです。

料金

なにがわかりにくいかというと、まず料金。

1,980円とはいいますが、これは加入翌月からの12か月間のみ。

http://www.ymobile.jp/cp/wankyuppa/

ですから、今月は2月19日(日曜日)に開通したとすると、月末まで10日間。

2,980円 x 10日間 / 28日間 = 1,064円となることでしょう。

そして、2017年3月から1,980円となりますが、その期間は2018年2月まで。

2018年3月からは「スマホプラン割引」後の値段である2,980円になります。

http://www.ymobile.jp/plan/discount/smtplan/

そして、2019年3月からは「長期利用割引」というものに移りますが、結果的には2,980円の状態が続きます。

http://www.ymobile.jp/plan/discount/smtlong/

どうして、割引後の料金が同じなのに、「スマホプラン割引」と「長期利用割引」にわけなくてはいけないのでしょうか。

わけておけば、後から「こっちの割引は変更になりました」、「なくなりました」と内容を変えやすいからなのではないかと想像します。

データ容量

次にデータ容量ですが、こちらも気をつけなければなりません。

今まで、キャリアや MVNO で月2 GB の契約をしていた人からすると、ワイモバイルの宣伝する「2 GB 」は意味合いが違います。

まず、キャリアや MVNO の月 2 GB であれば、普通に月の始めから、使用量が2 GB になるまで、なにもせずに使うことができます。

しかし、ワイモバイルの月 2 GB というのは、月 1 GB までが基本です。
残りの 1 GB というのは、自分で 500 MB を 500円で購入するような形になります。

http://faq.ymobile.jp/faq/view/409847

私が今回申込みをした「スマホプラン S 」の場合、この 500 MB を2回購入する権利が付いてくる「データ容量2倍オプション」というものを適用させて初めて「月 2 GB 」が実現されるというわけです。

http://www.ymobile.jp/plan/option/data_double/

これも「オプション」です。

あとから変更される可能性があります。

これまでのことをまとめると、ワイモバイルの「スマホプラン S 」は「基本料 3,980円。データ使用可能量 1 GB 」

というのが、割引もオプションも適用されない、もともとのプランになります。

それにいろいろな割引やオプションを付けた結果が、「1,980円/月 2 GB 」であることを理解しておく必要があると思います。

10分かけ放題の注意点

もちろん、10分以内の通話がかけ放題という点は、通話を頻繁にする人にとってはメリットです。

このかけ放題は、ドコモ、au、ソフトバンクがおこなっているカケホーダイ(2,700円/月)に比べると、10分という時間制限がつきます。
しかし、カケホーダイライト(1,700円/月)の「5分以内」というプランよりは余裕のある時間だと思います。

一方、 MVNO で行っているカケホーダイ系との違いは、 IP 電話ではない。
「0035-44」といった電話番号の頭にプレフィックス番号を追加する必要がない。(不在着信があった時に、何も考えずに着信履歴から折り返しの電話をかけることができます。)

といったメリットもあります。

ただし、これまで私が契約していたドコモの FOMA 無料通話付きプランと比べると下記のようなデメリットがあります。

それは、ワイモバイルの10分以内かけ放題での無料通話では、着信転送先への通話が無料になりません。
30秒/20円かかります。

http://www.ymobile.jp/service/call_tenso/

私は今まで、スマホに伝言メモ機能がないので、呼び出し秒数30秒後、 IP 電話番号に着信を転送させ、 IP 電話のサービスで留守電機能の替わりにしていました。

https://ip-phone-smart.jp/

この転送時の通話料は自分持ちなのですが、これまでは月1,000円分の無料通話で足りていたのです。

ワイモバイルではこの転送時の通話料は有料なので、転送設定はしないようにするかもしれません。
そうなると、最初の着信時に電話に気付けるようにしておく必要があります。

そのために Android Wear や Apple Watch などを身に着けておいた方がいいかもしれません。

まぁ、私の場合、これまでそんなに不在着信があったことはなかったんですけどね。

他に不在着信への対処方法としては、ワイモバイルの留守番電話サービスを利用する手もあります。

http://www.ymobile.jp/service/answering_service/

こちらも、登録されたメッセージを聞くためにかける電話は30秒、20円がかかることに注意です。

あとは、「留守番電話プラス」という月額300円のサービスに加入し、メッセージ内容を音声ファイルとして受け取る方法もあるようです。

しかし、この音声ファイルとして受けるためのアプリ「ボイスメッセージ」。

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.softbank.mb.amcn&hl=ja

これだと思うのですが、最終アップデートが2016年3月21日。

「※Android 6.xには対応しておりません。アプリが強制終了する場合があります。」

レビュー欄をみると、受信時には Wi-Fi からモバイルネットワークに切り替える必要があるとのこと。

これらをみると、私が今手元に出している端末では、まともな動作は期待できません。

今までは IP 電話の留守電に登録されれば、メールでその着信通知を受け取れたので、スマホを複数台使っていても必ず着信があったことに気づけました。

ワイモバイルに音声回線を移行した後は、どうしましょう。

ワイモバイルの留守電を設定せず、転送時の30秒20円がかかるのは仕方がないと割り切り、どの端末でも不在着信に気付けるようにするか、

ワイモバイルの留守電を設定し、ワイモバイルの SIM が入った端末の着信には目を光らせ、留守電再生時の30秒20円を良しとするか。

この、どちらかになりそうです。

というように、音声回線のキャリアを変えると、色々と考えることが増えますね。

ワイモバイルの10分以内通話無料とはいうものの、私のようにかける頻度よりも、受けることの方が多い場合には出費が増えることを覚悟する必要がありそうです。

MNPに対する不安点

さて、私のワイモバイルへの MNP はどうなるのでしょうか。

昨夜2017年2月15日(水曜日)、21時頃に申込みを済ませましたが、本日2017年2月16日(木曜日)、17時現在、「申込み状況」は「審査中」となっております。

ここでも、ちょっと気になったことがあります。

https://www.ymobile.jp/store/to_beginner/mnp/index.html

切り替え時の審査について

MNP・契約変更でご契約いただくお客さまには、契約成立前に商品をお送りいたしますが、審査の結果、ご契約に至らない場合は商品をご返却いただきますようご了承お願いいたします。ご返却いただけない場合は、定価の商品代金を請求させていただきます。

これを読むと、 SIM が届いても、契約が成立したとはみなされないということです。

https://www.ymobile.jp/store/to_beginner/afterarrival/

商品がお手元に届きましても、ご利用になるためには切替手続きが必要となります。その切り替え手続きの審査結果をもって契約が成立となります。

切り替え手続きをして初めて、契約成立になるとのこと。

つまりは、 SIM が届いても、切り替え手続きをしないまま置いておくと、「審査」とやらにひっかかり、 SIM を返却する必要が出てきそうです。

おそらく、 SIM が発送された時点で、通常の審査は通ったとみて良いと思うのですが、わかりにくい表現だと思いました。

私の場合、以前ソフトバンクを契約していたことがあります。
iPhone 3GS の頃で、今から6年以上前のことです。

しかし、自宅で圏外表示が出たり、勤務先のトイレが圏外ということがわかり、4か月ほどでまたドコモに MNP しました。

今回のワイモバイルへの MNP 申込みでその短期解約履歴がひっかかる可能性は無きにしもあらず。

また、あれから6年経っていますが、現在の電波状態がどのようになっているのかも不安材料の一つです。

やはり、キャリアを変えることになると調べることや考えることが増えますね。
(大事なことなので(以下略))

それに対する見返りがそれなりに大きなものでないと、人は満足できないと思います。

私の場合、グローバル版の SIM フリー端末の仕様に多い BAND 1、3、8、41 がワイモバイル(ソフトバンク)だともれなく使えるというのが利点です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/W-CDMA

https://ja.wikipedia.org/wiki/Long_Term_Evolution

ドコモの場合、 BAND 6、19 というのが使えないと、圏外になる可能性が高くなります。

しかし、グローバル版の SIM フリー端末は日本でしか使われていない、BAND 6、19 に対応しているものはごく僅かです。

国内販売版の SIM フリー端末だけを使うのであれば、ドコモ系が一番使いやすいんでしょうけどね。

さてさて、私のワイモバイルへの MNP は天国行きなのか地獄行きなのか。

まずは SIM が送られてくるのを待ちたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.