前回の記事では、「 OnePlus3Tのここが良い」というタイトルで記事を書きました。
https://yuzakasota.com/20170321-oneplus-3t-good-point/
しかし、物事は表裏一体。
良い点があれば悪い点もあります。
「 OnePlus 3T レビュー」というキーワードでググると共通して見受けられるのが、海外の GearBest という通販サイトから購入している人が多いこと。
ご丁寧にも GearBest で購入時に使えるクーポンを公開している人が多いこと。
レビュアーによっては、 GearBest から端末を借りてのレビューだったりすること。
これらを見て、「ピン」と来る人は感がいい人だと思います。
どうしてこんなに「 GearBest 」の名前が出てくるのか。
考えられるのは「アフィリエイト」。
そこで「 GearBest アフィリエイト」のキーワードでググったらやっぱり出てきましたね。
私もアフィリエイトはやっていますし、その収入は端末の購入や回線の維持に充てています。
しかし、アフィリエイトをやっていてそれで評価を甘くしたり、都合の良いところだけを紹介することはしていないつもりです。
と、前置きが長くなりましたが、約2週間、この OnePlus 3T を使ってみての悪い点、劣る点を書いてみたいと思います。
悪い点を書く場合には基準になるものが必要です。
私が今、 OnePlus 3T の他に手元に出している端末は Galaxy S7 、 Nexus 5X 、 iPhone SE の3台。
それプラス、今は片付けてしまった端末との比較になります。
2台の端末の比較だけでいうと、優劣を付けるのは簡単ですが、私の場合は過去に使用したそれぞれの端末の良い点と OnePlus 3T の悪い点を比較しますので、評価が厳しくなることをあらかじめおことわりしておきます。
目次
カメラの写り
私がこれまで端末を買い替えてきて、まず気にするのが標準カメラアプリでの写りです。
その点でいうと、この OnePlus 3T のカメラはよくありません。
基準は Galaxy S7 になります。
Galaxy S7 はこれまで何度もこのブログで比較記事を出していますが、オート(自動)モードで撮る分には一番明るくハッキリと写ると思います。
私はスマホのカメラは設定を気にせず、気軽にサッと取り出して、パッと明るくハッキリと写るのが一番だと思っています。
スマホのカメラでマニュアルモードにしたり、露出をいじったり、シャッタースピードを変えたりして撮る写真はスマホでやらなくてもいいと思っています。
この手のカメラ機能が楽しいのは HUAWEI P9 や Mate9 です。
たしかに、ワイドアパーチャ(ワイドアパチャー)機能を使って被写体以外をボカしたり、フィルムモードを変更すると、他のスマホとは違った写真が撮れるのは面白いです。
でも、私にはそういう写真を Instagram にアップしたり、 Twitter で披露するような趣味はないんですよね。
この2つの観点から、 OnePlus 3T のカメラの写り、カメラ機能を評価すると、 Galaxy S7 よりも明るくハッキリと写るカメラではないですし、 HUAWEI P9 等のようにボケや色味を変えて撮る楽しみもないカメラだと思います。
ケーキ
まずは、 OnePlus 3T 、 Galaxy S7 、 iPhone SE で撮ったケーキの写真を見てもらいましょう。
(以降の写真も同じですが、画像をクリックすると別ウィンドウで 1,024 x 768 pix で開きます。 HDR は全端末オフです。)
撮影時には画面左側の白いケーキをタップした後に、シャッターボタンを押しています。
どれが一番美味しそうに見えますか?
F値
OnePlus 3T | 2.0 |
Galaxy S7 | 1.7 |
iPhone SE | 2.2 |
これらを前提として撮影時のデータを見ていきます。
シャッタースピード | ISO 感度 | |
OnePlus 3T | 1/25 | 250 |
Galaxy S7 | 1/50 | 100 |
iPhone SE | 1/30 | 50 |
F値とシャッタースピード、 ISO 感度の関係はカメラに詳しい方ならご存知だと思います。
私はそれほど詳しくはないので間違っていたらごめんなさい。
F値はスマホ本体のレンズの明るさです。
これは固定値なので、端末を選ぶ際に「この端末が欲しい」と思ったら、変更のしようがありません。
シャッタースピードと ISO 感度に関しては、マニュアルモードのあるカメラアプリであれば変更ができます。
上の3端末では、オートモードで撮っているので、カメラアプリが自動で決めた設定値で撮影されています。
3端末の F値 、シャッタースピード、 ISO 感度の関係をみてみると、
OnePlus 3T はシャッタースピードが最も遅く(手ぶれしやすくなる)、 ISO 感度が大きい(画質がザラザラになる)ということがわかります。
Galaxy S7 は明るいレンズ( F値 1.7)を活かして、シャッタースピードを早め、 ISO 感度はそれほど上げません。
iPhone SE は3端末の中では最も暗いレンズですが、シャッタースピードは3端末の中間、 ISO 感度は最小として、画質の劣化を抑えています。
花
次は外にあった花?です。
ピントは画面を縱橫3等分した際の、右上3分の1のあたりにある画面上、右向きの花のあたりをタップしてからシャッターを押しています。
どれが皆さんの好みの写りでしょう?
シャッタースピード | ISO 感度 | |
OnePlus 3T | 1/100 | 200 |
Galaxy S7 | 1/100 | 50 |
iPhone SE | 1/60 | 25 |
このシャッタースピードと ISO 感度の関係を見てみると、 OnePlus 3T と Galaxy S7 は先程のケーキの画像と同じように、レンズの暗さを OnePlus 3T は ISO 感度を上げることで対応。 Galaxy S7 はレンズの明るさを活かして、 ISO 感度を下げてノイズを減らす方向へ。 iPhone SE はレンズは暗いけど、 ISO 感度はできるだけ上げずにシャッタースピードを遅くして対応というパターンがわかります。
空と雲
最後は空と雲です。
これには Nexus 5X ( F値 2.0)で撮影したものも含めます。
どの色合いが好みでしょうか?
シャッタースピード | ISO 感度 | |
OnePlus 3T | 1/7175 | 125 |
Galaxy S7 | 1/10464 | 40 |
iPhone SE | 1/8547 | 25 |
Nexus 5X | 1/8758 | 61 |
太陽と雲の位置の関係で全く同じ写真にはなりませんが、空の青さや雲の色合いの変化に好みが分かれると思います。
スマホで撮る写真は、人それぞれどんなものを撮ることが多いかがあると思います。
私は食事の内容、散歩途中にみつけた草木、綺麗な青空と雲を撮ることが多いので、今回はその3点を上げてみました。
私の中では、これらをそつなくこなすスマホのカメラはやはり Galaxy S7 となってしまいます。
おそらく、こういう撮り比べをしなければ、人は最後に買ったスマホを使い続けていくんでしょうけどね。
先にも書いたように HUAWEI のダブルレンズ搭載の端末 P9 や Mate9 は純粋な写真の写りとは違った楽しみ方があります。
ですが、それ以外の端末で純粋に写りだけを考えた場合、私の手持ち端末の中では未だにこの Galaxy S7 を超える端末は出てきていません。
長くなりましたので、ここで一つ記事を区切ります。