最近は私が持っている端末のアップデートがなかなか来ず、 WordPress のテーマを変更してみたり、小説を読んで過ごしていた私です。
そんな中、ようやく HUAWEI Mate9 にアップデートが来ました。
今日の記事はそのアップデート前後に関する記録です。
目次
アップデート通知
Mate9 のアップデートは下記のサイトによると 2018年4月3日 16時から配信が開始されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000024671.html
この情報は HUAWEI の公式ニュースリリースに掲載されていません。
https://consumer.huawei.com/jp/press/news/
そのため、知らない人は「今年の1月にアップデートが来たっきり最近は全然アップデートが来ない」と思っていたことでしょう。
私は5ちゃんねるの Mate9 のスレをチェックしているので、いつ来るかと Mate9 を引っ張り出してきて一日一回、更新チェックをしていました。
それがようやく来たのです。
こちらがお待ちかねのアップデート通知です。
しかし、この「変更ログ」はなんなんでしょう?
今月4日に行った P9 のアップデート通知も同じく「情報なし」となっていました。
https://yuzakasota.com/20180404-huawei-p9-security-update-for-march-eva-l09c635b394/
以前の HUAWEI 端末のアップデート情報にはきちんとアップデート内容が記載されていたんですけどね。
この通知ではアップデートファイルの容量が 291 MB であることしかわかりません。
先程の公式ニュースリリースにも掲載されていませんしね。
手抜きだと思うのは私だけでしょうか?
アップデート内容
情報なし
と記載されていますが、プレスリリース配信サービスの内容から「 Googleセキュリティパッチによる端末セキュリティの強化 」であることがわかります。
アップデート前
端末情報
Android バージョン 8.0.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年1月1日
ビルド番号 MHA-L29 8.0.0.361(C635)
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデート用ファイル 291 MB のダウンロードには我が家の通信環境で約4分でした。
HUAWEI のアップデート用ファイルをダウンロードする際には、以前はその通信速度が遅くて困りものでした。
https://yuzakasota.com/20171030-vulnerability-countermeasure-with-huawei-mate9-security-update/#i-5
それが去年の暮れ頃から、かなり速度が出るようになっています。
https://yuzakasota.com/20171228-re-update-for-huawei-mate9-update-tester/#i-6
アップデート後
端末情報
Android バージョン 8.0.0
Android セキュリティパッチレベル 2018年3月1日
ビルド番号 MHA-L29 8.0.0.366(C635)
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
Mate9 は今回のアップデートで Spectre 、 Meltdown といった脆弱性対策がなされたと思います。
( Mate9 の SoC は Kirin 960 ですが、その CPU のアーキテクチャ ARM Cortex-A73 は脆弱性 Spectre の対象です)
2018年3月15日に ZenFone3 のアップデートを行った時は、次に来るのは Mate10 Pro だと思っていましたが、予想は外れまくりました。
ZenFone3 の後には、下記の表のように MotoG4Plus 、 Pixel2 、 Nexus5X 、P9 、そして今回の Mate9 のアップデートが来ています。
HUAWEI のフラッグシップ Mate10 Pro や GalaxyS8+ 香港版にさっぱりアップデートが来ないのはどういうことなのでしょうか?
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
Pixel2 | 8.1.0 | 2018年4月5日 | 2018年4月3日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年4月5日 | 2018年4月6日 |
HUAWEI Mate9 | 8.0.0 | 2018年3月1日 | 2018年4月12日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年3月1日 | 2018年4月4日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年2月5日 | 2018年3月8日 |
Moto G4 Plus | 7.0 | 2018年2月1日 | 2018年3月31日 |
ZenFone3 | 8.0.0 | 2018年2月1日 | 2018年3月15日 |
Galaxy S7 | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月2日 |
HUAWEI Mate10 Pro | 8.0.0 | 2018年1月1日 | 2018年2月1日 |
Galaxy S8+ | 7.0 | 2018年1月1日 | 2018年1月24日 |
OnePlus 3T | 8.0.0 | 2017年12月1日 | 2018年1月12日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要
頻繁なアップデートを望むのなら香港版に注意
私は海外 SIM フリー端末を購入する際、 expansys や Etoren を利用していますが、 expansys は香港に事務所があるため香港版の端末が来ることが多いです。
iPhone では iOS のアップデートは全世界同時に配信がなされますし、香港版の iPhone だとシャッター音を消音スイッチで無音化できるメリットがあります。
それに引き換え Android 端末で香港版はアップデートが遅いのがデメリットになります。
例として Xperia XZ1 Compact のアップデート状況を下記サイトでご確認ください。
https://xpericheck.com/device/G8441
他の多くの国の販売モデルにはバージョン 47.1.A.12.145 ( Android セキュリティパッチレベル 2018年4月1日)が来ている中、香港版( Customized HK )には昨日ようやく 2018年3月1日 のセキュリティパッチが来ているという状況です。
この香港版のアップデートはドコモ版 Xperia XZ1 Compact SO-02K よりも遅いです。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/so02k/index.html
私はもう Xperia の香港版を買うことは無いと思いますが、ドコモのプリインストールアプリを嫌って海外版の端末を購入する方は、どこのモデルが来るのか情報収集をよく行ってから注文することをお薦めいたします。