今年になってから一度も新しい端末を買っていませんでしたが、先日、Pixel 3を購入しました。(Pixel 2を今年の2月に買っていました)
これはその記録です。
目次
購入はGoogle Store
現在、Pixel 3(以下、「Pixel 3」とは国内正規販売分のみを対象とします)はGoogle Storeとドコモ、ソフトバンクから購入することができます。
私が今回購入したのはGoogle Storeからです。
https://store.google.com/product/pixel_3?hl=ja
Google Storeから購入した理由
私は現在、ドコモ契約を2回線、nuroモバイル契約のソフトバンク回線を1回線所有しています。
今回、Pixel 3をどこから購入(契約)するか考えましたが以下の理由からGoogle Storeで購入しました。
ドコモ契約には高額の月々サポートが残っている
私が所有しているドコモ回線の一つは昨年、Galaxy Note 8をMNPで購入した時のものです。
その為、月々サポートを毎月4,158円分受けています。
この回線をドコモでPixel 3を購入するために機種変更してしまうと、月々サポートの金額が1,728円にまで下がってしまいます。
また、もう一つのドコモ回線はdocomo with適用端末を購入した時のものでこちらの適用額は1,500円であり、ドコモで機種変更をするのでしたら、こちらの回線で契約するのも有りでした。
しかし、docomo withはドコモ契約である限りはずっと1,500円引きを受けられますが、Pixel 3に機種変更をすると月々サポートを受けられる期間は24か月に減ってしまいます。
ソフトバンクのAndroid端末用SIMにはIMEI制限がかけられている
ソフトバンクでAndroid端末を購入する際に気をつけなければならないことがあります。
それは、ソフトバンクのAndroid端末契約時のSIMはSIMフリー端末へ挿して通信ができないというものです。
万が一、ソフトバンクで購入契約したPixel 3を紛失、破損してしまったり、気が変わってSIMフリーの端末にSIMを差し替えて使おうとした場合、通話はできても通信ができません。
また、以前まではソフトバンク契約のiPhoneに使われていたSIMをSIMフリー端末に入れて使うことが非公式にできましたが、最近ではSIMフリーのAndroid端末に入れるとテザリングができないという報告を5ちゃんねるでみました。
そんなわけでソフトバンクでAndroid端末の契約をするのは私の場合、選択肢にはありませんでした。
ドコモのPixel 3(無印)には128GBモデルが無い
ソフトバンクで販売されるPixel 3は64GBと128GBモデルを選ぶことができますが、ドコモで販売されるPixel 3は64GBモデルのみとなっています。
https://www.nttdocomo.co.jp/product/pixel/pixel3/spec.html
https://www.softbank.jp/mobile/products/google-pixel/google-pixel-3/products/
最近、スマホで音楽を聴くのはiPhone Xであり、Android端末で音楽を聴くことはほとんどありません。
私のスマホのストレージ中、最も容量を食っているのが音楽ファイルです。
Google Playミュージックを使えば、スマホ本体のストレージは64GBでも十分かもしれませんが、今後、使用する端末を1台だけにした場合、オフラインでいつでも自分の音楽ライブラリ全てにアクセスしようとすると64GBでは足りません。
そこでストレージ容量は128GBが欲しいと思いました。
以上の事から、私のPixel 3購入先はGoogle Store一択となりました。
どうしてPixel 3(無印)なのか
話が前後してしまいますが、ここで私がPixel 3(無印)を購入した理由を書いてみたいと思います。
私は昨年からiPhone 8、iPhone X、Pixel 2、Huawei Mate 10 Pro、Galaxy Note 8などを購入し使ってみました。
その結果、現在、SIMを入れて使っていたのはiPhone 8、iPhone X、Pixel 2の3台のみです。
私がこれまで使ってきて、最終的に使っている端末をあらためて見直してみると横幅が大きいものは使わなくなるということがわかりました。
これは私が片手でスマホを操作することが多いからです。
行儀は悪いのですが、一番片手使いをしているのは食事や歯磨きをしている時などです。
最近のハイエンドスマホは画面サイズの大きい(スマホ本体の横幅も大きい)ものが殆どです。
理由の一つに外国ではスマホで文字入力をするときにQWERTY(ローマ字)入力することが多いからだと思います。
私はYouTubeで海外の人が最新スマホのレビューをしている動画をよく見ます。
それらの中で文字を入力するシーンがあるのですが、フリック入力をしている外国人を見た記憶がありません。
QWERTYキーボードはフリック入力と比べると、画面内にキーがたくさん表示されます。
小さな画面ではキーの誤入力が増えるため、大きな画面が望まれているのだと思います。
もちろん、動画を見るのにはより大きな画面で見た方が見やすいですし、私がやっているスマホのゲームPUBG MOBILEなども画面が大きければ遠くの敵を見つけるのも易しくなります。
スマホの国内販売台数は海外での販売台数と比べると当然少ないです。
海外でも販売されるスマホは海外の人が使いやすいよう、より大きな画面が望まれるのでしょう。
そんなわけで小型でハイエンドなスマホはなかなかありません。
国内で販売されている端末の中ではXperia XZ2 Compactくらいだと思います。
Xperia XZ2 CompactではなくPixel 3を選ぶ理由
サポート期間の長さ
本体の横幅で比較するとXperia XZ2 Compactが65mm、Pixel 3は68.2mmでXepriaの方が小さいです。
しかし、重さはXperiaが168g、Pixel 3は148gでPixel 3の方が軽いです。
そして、一番重要なことはPixel 3には毎月セキュリティパッチが必ず配信されるということです。
ドコモ版のXperia XZ2 Compact SO-05Kの最近のアップデート状況は以下のようになっています。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/so05k/index.html
SO-05Kの発売開始日は2018年6月22日。
それ以降、6月28日、7月31日、8月16日、9月12日、10月22日と毎月アップデートが行われています。
ドコモで販売されているXperiaシリーズはソフトバンクと比べるとアップデート頻度は高い方だと思います。
しかしこのアップデートがいつまで続くのかという点に関して、ドコモ版は不明です。
一方、Pixel 3に関しては、2021年10月までと明記されています。
https://support.google.com/nexus/answer/4457705?hl=ja
削除できないドコモ製のアプリがインストールされていない
Pixel 3が今年も国内で販売されない場合にはXperia XZ2 Compactを購入することも考えていました。
しかし、ドコモで販売されるXperia XZ2 Compactにはドコモ製のアプリが多数プリインストールされています。
そしてそれらの殆どは無効化できるものがあったとしてもアンインストールすることはできません。
ドコモのプリインストールアプリとGoogle製アプリで同じような目的のものがインストールされた状態になります。
自分が使わないアプリがインストールされていれば、その分、メモリやストレージを消費することになります。
そういった点がドコモやキャリア販売版の端末を買った際のデメリットとなります。
注文から到着まで
Google Pixel 3の発売日は2018年11月1日。
Google Storeでの予約開始は2018年10月10日からでした。
私はこの予約開始日を知らずにいて(メールで発売開始の通知が来るのかと思っていましたが来ませんでした)、5ちゃんねるでその開始日を知りました。
私が10月11日頃に予約開始を知った時には既に発送予定日が「3〜4週間以内に発送されます」状態になっていたと思います。
発売開始日に端末を入手できなければ慌てることもないかと思いしばらく様子見をしたのでした。
その後、ドコモ版ではPixel 3(無印)の128GBモデル販売が無いことや物欲が高まりだし、私がGoogle Storeに予約を入れたのは2018年11月17日のことでした。
この時点での配達予定日は2018年11月14日から21日となっていました。
発送の連絡メール
Google StoreからPixel 3の発送の連絡メールが来たのは2018年11月6日のことでした。
この時の配達予定日は2018年11月14日から21日の記載のまま変更はありませんでした。
荷物追跡情報
Google Storeで注文したPixel 3はクロネコヤマトでの配送となっています。
以下が荷物の追跡情報です。
11月6日 21:30 海外荷物受付(香港)
11月7日 03:03 海外発送(香港)
11月8日 10:50 国内到着(羽田クロノゲート支店)
11月9日 10:51 発送(羽田、国際宅急便サービスセンター)
11月9日 15:24 作業店通過(羽田クロノゲートベース)
11月10日 配達完了
香港の通販ショップexpansysでiPhoneやXperiaなどを注文したことがありますが、中二日くらいで到着することが多かったので、それよりは1日くらい遅い感じでした。
開封から初期セットアップまで
私が今回注文したのはPixel 3、Pixel 3 Case、Pixel Standの3点。
それ以外にもUSB-Cタイプのイヤフォン(Pixel USB-C Earbuds White)、デジタル USB-C – 3.5 mm ヘッドフォン アダプターは本体と同じ11月17日に注文して到着したのが10月22日。
充電器(ユニバーサル 22.5 W デュアルポート USB Type-C 充電器)は10月26日に到着しています。
これらのうち、イヤフォン、充電器、USB-C – USB-C ケーブル、USB-C – 3.5 mm ヘッドフォン アダプターは本体に付属しています。
最低限のアクセサリーでいいという方は別途購入する必要はありません。
https://store.google.com/product/pixel_3_specs
Pixel 3のBAND仕様
ここでPixel 3の対応ネットワーク(BAND)を確認しておきましょう。
WCDMA: W1/W2/W4/W5/W6/W8/W19
FDD-LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/66
TD-LTE: 対応バンド 38 / 40 / 41 / 42 / 48
https://store.google.com/product/pixel_3_specs
ドコモ
今回のPixel 3ではドコモのLTE バンド1/3/19/21/28/42、3G(W-CDMA)バンド1/6/19にフル対応しています。
これはドコモからもPixel 3が発売されたことの恩恵の一つだと思います。
ソフトバンク
ソフトバンクのLTEバンドは1/3/8/11/28/41/42、3Gバンドはバンド1/8となっております。
これらの中でPixel 3が対応していないのはLTEバンド11のみです。
au
auのLTEバンドは1/11/18/26/28/42
このうちPixel 3が対応していないのはバンド11のみです。
以上のことから、今回のPixel 3はiPhone同様、国内3キャリアのどの回線でも使用できると考えて良いと思います。
セットアップ直後
プリインストールアプリ
この画面は電源を入れてネットには繋げず、初期設定をスキップして行った直後のものです。
プリインストールアプリは21個となっています。
端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2018年9月5日
ビルド番号 PD1A.180720.030
ストレージ容量
128GB中、使用メモリは11.21GB。
うち、システムの容量は1.1GBとなっています。
実行中のサービス
4GB中、システムが1.5GB、アプリが592MB、空きが1.6GBとなっています。
正直なところ、セットアップ直後で空き1.6GBというのは少し不安になる値です。
ちなみに同じRAM4GBのPixel 2をセットアップした時はシステム1.3GB、アプリ393MB、空き2.1GBでした。
https://yuzakasota.com/20180216-google-pixel2-from-opening-to-initial-setup/#i-18
Pixel 2は当時のAndroidバージョンが8.1.0でしたので単純に比較はできませんが、Nexus 5XはRAM 2GBで今ではかなりメモリの空き容量が少ない状態です。
Pixel 3のアップデート保証期限は3年ありますが、3年後まで実用に耐えられるかは疑問が残ります。
アップデート通知
Pixel 3をWi-Fiでネットワークに接続しましたら、早速アップデートが来ました。
最初のアップデートは108.5MBとなっております。
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデートの開始時刻が不明ですが私が気が付いた時から108.5MBのアップデートファイルのダウンロードが終わり、「今すぐ再起動」の画面が出るまで約10分でした。
アップデート後
端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2018年11月5日
ビルド番号 PQ1A.181105.017.A1
今回のビルド番号はPixel 2と全く同じものです。
今後Pixel 2とPixel 3シリーズのビルド番号は統一されるのかもしれません。
ストレージに占めるシステムの容量
9.5GB
セキュリティアップデート後、プリインストールアプリのアップデートも全て行なった状態です。
ストレージ128GB中、使用容量はアップデート前の11.21GBから14.25GBにまで増えました。
また、プリインストールアプリも7個増えて28個となっています。(増えたアプリは「ドキュメント」、「ニュース」、「ファミリーリンク」、「Duo」、「Google Pay」、「Home」、「Keep メモ」)
一部メディアではドコモのSIMを挿すと、「My docomo」を含むアプリがインストールされるという話がありましたが、私はこのセットアップ後、これまで使っていたPixel 2とPixel 3を並べて環境をコピーする作業を行いました。(Pixel 3付属のクイック スイッチ アダプターを使ったケーブル接続による環境復元は行なっていません)
その後、ドコモspモード契約のSIMを挿しました。
「My docomo」はPixel 2でも使っていた為インストールされていますが、その他の「dメニュー」、「dポイント」のアプリは強制インストールされることはありませんでした。
実行中のサービス
RAM4GB中、システム1.2GB、アプリ517MB、空き2.0GBとなっております。
開封直後と比べると空き容量が増えましたが、この値は常時変動するものですので参考値としてみてください。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
Pixel 3を使い始めて6日目。
Pixel 2と比べてイマイチな点も見えてきています。
後日、Pixel 2との比較を交えた感想を書きたいと思いますが、この記事を読んだ方でPixel 3のここが知りたいという部分がありましたら、コメントいただけたらと思います。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 3 | 9 | 2018年11月5日 | 2018年11月10日 |
Pixel 2 | 9 | 2018年11月5日 | 2018年11月6日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年11月5日 | 2018年11月6日 |
Galaxy S8+ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2018年11月2日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2018年10月29日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 8.0.0 | 2018年9月1日 | 2018年10月9日 |
OnePlus 3T | 8.0.0 | 2018年9月1日 | 2018年10月6日 |
HUAWEI Mate 9 | 8.0.0 | 2018年9月1日 | 2018年9月28日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年8月1日 | 2018年9月25日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Moto G4 Plus | 7.0 | 2018年4月1日 | 2018年5月12日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要