先日、香港版Galaxy S10に2020年1月分のセキュリティアップデートが配信されましたが、2年以上前に発売開始された香港版Galaxy S8+にもアップデートが来ていました。
今回はそのアップデート前後の記録を残します。
目次
アップデート通知
今回のファイルサイズは72.48MBとなっております。
アップデート内容
・端末のセキュリティが改善されました。
なお、私がアップデート情報の確認に使っている下記サイトを見ると、今回のアップデートは2020年3月10日から配信が開始されていたようです。
https://doc.samsungmobile.com/sm-g9550/tgy/doc.html
アップデート前
ソフトウェア情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2020年1月1日
ビルド番号 PPR1.180610.011.G9550ZHU5DTA1
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデート用ファイル72.48MBのダウンロードは我が家の通信環境で約2分でした。
アップデート後
ソフトウェア情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2020年2月1日
ビルド番号 PPR1.180610.011.G9550ZHU5DTB1
ストレージに占めるシステムの容量
14.9GB
この値はアップデートの前後で変化はありませんでした。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
端末の発売日的にはGalaxy S10の方が新しいのですが、セキュリティパッチレベルはS10より2年前の端末であるGalaxy S8+の方が新しいものとなりました。
ちなみにドコモ版のGalaxy S8+ SC-03Jは最後のアップデートが2019年12月19日(セキュリティパッチレベルは2019年12月)となっています。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/product_update/sc03j/index.html
その一年前のモデルGalaxy S7 edge SC-02Hのアップデートも2019年12月19日に配信されておりますが、セキュリティパッチレベルの記載はありません。
ただ前回のアップデートが2018年8月30日だったことを考えると、2019年12月のアップデートは特別扱いで、ドコモ版Galaxy S8+のセキュリティアップデートは終了したと考えていいのかもしれません。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/product_update/sc02h/index.html
3年以上同じ端末を使うつもりであれば、Android端末よりもiOS端末を購入した方がセキュリティ的には安全だと思います。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 3 | 10 | 2020年3月5日 | 2020年3月3日 |
Pixel 2 | 10 | 2020年3月5日 | 2020年3月3日 |
Galaxy S8+ | 9 | 2020年2月1日 | 2020年3月13日 |
Galaxy S10 | 10 | 2020年1月1日 | 2020年3月7日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2019年12月1日 | 2020年1月10日 |
HUAWEI Mate 20 Pro | 9 | 2019年12月1日 | 2019年12月26日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 9 | 2019年10月6日 | 2019年12月4日 |
Black Shark 2 | 9 | 2019年10月5日 | 2019年11月13日 |
OnePlus 3T | 9 | 2019年10月1日 | 2019年11月29日 |
HUAWEI Mate 9 | 9 | 2019年7月5日 | 2019年8月14日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年12月5日 | 2018年12月4日 |
Moto G4 Plus | 8.1.0 | 2018年12月1日 | 2019年4月5日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2019年1月4日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で
BlueFrag対策はセキュリティパッチレベルが2020年2月1日以降であることが必要
「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要