昨年12月末に12月分のセキュリティパッチが配信され感心していたMate 20 Proですが、その後パッチの配信が途絶えていました。
この度、Android 10へのOSアップデートが来ていましたので、早速アップデートしてみました。
目次
アップデート通知
今回はOSのバージョンアップになりますのでファイルサイズも大きく4.53GBとなっております。
アップデート内容
変更ログ
EMUI 10.0はユーザー体験をさらに簡素化しおよび向上させるためにデザインされています。全く新しい、細部まで調整されたユーザーインターフェースによって、よりスムーズで直感的なユーザー体験を実現します。さらにデータとプライバシーの保護も強化され、より安全に利用できます。ユーザーインターフェース:複雑で美しい
・マガジンデザイン
雑誌のようなレイアウトを採用し、本物の雑誌を読んでいるかのような快適なユーザー体験を可能にします。
・モランディの色
控えめなグレートーンによって優しく心地よい表示を実現します
・アニメーション
ダイナミックで自然なアニメーションでページの移動、アプリの起動などを行えますパフォーマンス:安定していてスムーズ
・GPU Turbo
ゲームの中のシステムの動作がよりスムーズになり、さらに安定します。
・Phone Clone
接続とクローン作成の速度を向上させます。セキュリティ:データとプライバシーの保護強化
・正式認定されたマイクロカーネル
Huaweiが自社開発したマイクロカーネルデザインを使用しています。これは商業的利用目的のOSカーネルの中で最も安全なものとして認定されています。
・分散技術
他のHuaweiデバイスへの接続時、Huaweiデバイス間のファイル転送時、他のHuaweiデバイスでのデータ保存時のセキュリティを向上させます。
・プライバシーの保護
アプリのサンドボックス機能をサポートし、標準化したアプリの権限管理、データとプライバシーの保護強化を可能にします。メディアとエンターテイメント:さらに面白く
・AppAssistantドロップゾーン
AppAssistantのドロップゾーンを追加し、ゲームの高速化や通知の鳴動制限などのサービスにすぐにアクセスできるようにします。
今回のアップデートはHuaweiにしては珍しくプレスリリースサイトに情報を掲載しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000329.000024671.html
これによると今回のアップデートは2020年3月16日(月曜日)の16:00以降から順次配信が開始されたようです。
アップデート前
端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2019年12月1日
ビルド番号 9.1.0.362(C635E12R1P16)
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
「ソフトウェア更新」の設定を「Wi-Fi経由で自動ダウンロード」にしていたせいもあるのかもしれませんが、我が家の通信環境では4.53GBのダウンロードが約22分で完了しました。
アップデート後
端末情報
Android バージョン 10
Android セキュリティパッチレベル 2019年12月1日
ビルド番号 10.0.0.187(C635E3R1P5)
気づいた点
カメラアプリのUI
以前は「スムーズ」や「鮮明な色」と言った画質の設定が3種類の中から選択する形式だったのですが、今回からは他のフィルタと一緒になりました。
PUBG Mobileの最高画質は「HDR」+「極限」
私はスマートフォンではPUBG Mobileをやらないので、以前の最高画質がどこまでだったのか把握していないのですが、Mate 20 Proでは最高で「HDR」+「極限」の設定で遊ぶことができました。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
Mate 20 ProをAndroid 10にアップデートしてくれたのは嬉しいのですが、セキュリティパッチレベルが3か月前のアップデートの時から変わっておらず2019年12月1日のままです。
「BlueFrag」という脆弱性がAndroid 10では影響ないと言われていますが、私的にはいくらカメラの画質が良くても今後、Huaweiの端末を購入することはないと思っています。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 3 | 10 | 2020年3月5日 | 2020年3月3日 |
Pixel 2 | 10 | 2020年3月5日 | 2020年3月3日 |
Galaxy S8+ | 9 | 2020年2月1日 | 2020年3月13日 |
Galaxy S10 | 10 | 2020年1月1日 | 2020年3月7日 |
HUAWEI Mate 20 Pro | 10 | 2019年12月1日 | 2020年3月19日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2019年12月1日 | 2020年1月10日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 9 | 2019年10月6日 | 2019年12月4日 |
Black Shark 2 | 9 | 2019年10月5日 | 2019年11月13日 |
OnePlus 3T | 9 | 2019年10月1日 | 2019年11月29日 |
HUAWEI Mate 9 | 9 | 2019年7月5日 | 2019年8月14日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年12月5日 | 2018年12月4日 |
Moto G4 Plus | 8.1.0 | 2018年12月1日 | 2019年4月5日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2019年1月4日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で
BlueFrag対策はセキュリティパッチレベルが2020年2月1日以降であることが必要
「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要