ここ数日、Huawei端末のアップデートを確認しています。
今回の記事は2017年12月1日に日本で発売が開始されたMate 10 Proのものになります。
目次
アップデート通知
今回のアップデート用ファイルのサイズは4.34GBと大容量です、
アップデート内容
変更ログ
EMUI 10.0はユーザー体験をさらに簡素化および向上させるためにデザインされています。全く新しい、細部まで調整されたユーザーインターフェースによって、よりスムーズで直感的なユーザー体験を実現します。さらに、データとプライバシーの保護も強化され、より安全に利用できます。ユーザーインターフェース:複雑で美しい
・マガジンデザイン
雑誌のようなレイアウトを採用し、本物の雑誌を読んでいるかのような快適なユーザー体験を可能にします。
・モランディの色
控えめなグレートーンによって優しく心地よい表示を実現します
・アニメーション
ダイナミックで自然なアニメーションでページの移動、アプリの起動などを行えますパフォーマンス:安定していてスムーズ
・GPU Turbo
ゲーム中のシステムの動作がよりスムーズになり、さらに安定します。
・Phone Clone
接続とクローン作成の速度を向上させます。セキュリティ:データとプライバシーの保護強化
・正式認定されたマイクロカーネル
Huaweiが自社開発したマイクロカーネルデザインを使用しています。これは商業的利用目的のOSカーネルの中で最も安全なものとして認定されています
・分散技術
他のHuaweiデバイスへの接続時、Huaweiデバイス間のファイル転送時、他のHuaweiデバイスでのデータ保存時のセキュリティを向上させます。
・プライバシー保護
アプリのサンドボックス機能をサポートし、標準化したアプリの権限管理、データとプライバシーの保護強化を可能にします。メディアとエンターテイメント:さらに面白く
・AppAssistantドロップゾーン
AppAssistantのドロップゾーンを追加し、ゲームの高速化や通知の鳴動制限などのサービスにすぐにアクセスできるようにします。HUAWEI Assistant
ホーム画面にHUAWEI Assistantが追加され、スマートリマインダー、パーソナライズされたニュース、およびユーザーに関連するその他のコンテンツが提供されます。アプリ
HUAWEIブラウザアプリが追加され、全く新しいWeb閲覧と検索のサービスが提供されます。
今回のアップデートはAndroidバージョンが変わるメジャーアップデートだったせいか、公式サイトにアップデート開始のお知らせが掲載されています。
https://consumer.huawei.com/jp/press/news/2020/news-200527/
これを見るとアップデートの配信が開始されたのは2020年5月27日からとなっています。
アップデート前
端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2019年12月1日
ビルド番号 9.1.0.346(C635E4R1P13)
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデート用ファイル4.34GBのダウンロードには我が家の通信環境で約1時間32分かかりました。
アップデート後
端末情報
Android バージョン 10
Android セキュリティパッチレベル 2020年4月1日
ビルド番号 10.0.0.163(C635E2R1P3)
気づいた変更点
カメラアプリがAIに対応
私はここ最近Huawei端末をメイン端末として利用していないため、アップデート前がどうだったのか正確に覚えてはいません。
ただ、今回この記事のアイキャッチ画像を撮るためにカメラアプリを立ち上げ、空を撮影しようとしたところ、下記のようにカメラアプリが「青空」と認識しました。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
冒頭にも記載したとおり、このMate 10 Pro国内版の発売開始日は2017年12月1日です。
発売開始から2年半が経過しております。
当時のAndroidバージョンは8.0.0。
それから2回のメジャーアップデートが実施されたことになります。
先日、この端末の先代Mate 9(2016年12月16日発売開始)にセキュリティアップデートが来ましたが、発売開始後3年以上経った端末にアップデートが来るのは珍しいことです。
昨年発売されたGoogle製端末Pixel 4のセキュリティアップデートの提供保証期限も発売開始から3年後の2022年10月までとなっております。
https://support.google.com/pixelphone/answer/4457705?hl=ja
それでもPixelシリーズの場合はHuaweiの端末と違って毎月確実にセキュリティパッチが配信されますので、安心感はPixelシリーズの方が上です。
私は同じ10万円を出すのであればHuaweiのフラッグシップ機を買うよりも、セキュリティパッチの配信が確実なPixelシリーズを購入します。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 3 | 10 | 2020年6月5日 | 2020年6月3日 |
Pixel 2 | 10 | 2020年6月5日 | 2020年6月3日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 10 | 2020年4月1日 | 2020年6月6日 |
HUAWEI Mate 20 Pro | 10 | 2020年4月1日 | 2020年6月5日 |
Galaxy S10(香港版) | 10 | 2020年4月1日 | 2020年4月21日 |
HUAWEI Mate 9 | 9 | 2020年3月1日 | 2020年6月3日 |
Galaxy S8+ | 9 | 2020年3月1日 | 2020年4月7日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2020年2月1日 | 2020年4月3日 |
Black Shark 2 | 9 | 2019年10月5日 | 2019年11月13日 |
Galaxy S10(楽天版) | 9 | 2019年10月1日 | 2020年4月18日 |
OnePlus 3T | 9 | 2019年10月1日 | 2019年11月29日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年12月5日 | 2018年12月4日 |
Moto G4 Plus | 8.1.0 | 2018年12月1日 | 2019年4月5日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2019年1月4日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で
BlueFrag対策はセキュリティパッチレベルが2020年2月1日以降であることが必要
「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要