2022年5月18日。
今朝、私が楽天モバイルのSIMを入れているドコモ版のGalaxy S21 Ultraを手にしてみましたら、アップデートの通知が来ていたので早速行ってみました。
目次
アップデート通知
今回のアップデート用ファイルのサイズは 1,467.72 MBです。
ただのセキュリティパッチにしてはサイズがかなり大きいです。
アップデート内容
通知画面には以下の記載があります。
ソフトウェア更新は次の項目を含みます。
・端末安定性の改善およびバグのフィックス
・新機能または改善型機能の追加
・パフォーマンスの向上
この文言はSamsung端末では定型文です。
ドコモのサイトには少し詳しい内容が記載されていました。
https://www.docomo.ne.jp/support/product_update/sc52b/index.html
・本体ストレージの空き容量が少ない状態で通話の手動録音ができない場合があります。
・各種機能を追加いたします。
「各種機能」の詳細については、サムスンの公式ホームページをご確認ください。
・セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2022年4月になります。)
各種機能については、サムスンのページを参照とのこと。
どうやら、One UIがバージョンアップされたようです。
今回のアップデートはドコモのサイトを見ると、2022年5月16日から配信が開始されていました。
アップデート前
ソフトウェア情報
Androidバージョン 12
ビルド番号 SP1A.210812.016.SC52BOMU1BVB4
Androidセキュリティパッチレベル 2022年3月1日
アップデートファイルのダウンロードに要した時間
アップデート用ファイル 1,467.72 MBのダウンロードにかかった時間は我が家の通信環境で約2分でした。
アップデート後
ソフトウェア情報
Androidバージョン 12
ビルド番号 SP1A.210812.016.SC52BOMU1BVC1
Androidセキュリティパッチレベル 2022年4月1日
Google Playシステムアップデート有り
セキュリティアップデート後に「ソフトウェア情報」画面の「Google Playシステムアップデート」部分をタップしたところ、29 MBのアップデートが来ていました。
アップデート後はGoogle Playシステムアップデートの日付が「2022年3月1日」から「2022年4月1日」に更新されました。
しかし、前回アップデートを行った後は「2022年2月1日」で今朝アップデート前に確認した時には「2022年3月1日」になっていました。
Pixelシリーズも使っていますが、知らない間にGoogle Playシステムアップデートの日付が変わっていたのは、今回が初めてです。
大抵の場合、バックグラウンドでアップデートが進んでいたとしても、「Google Playシステムアップデート」部分をタップした時に「更新を完了するにはデバイスを再起動する必要があります」というメッセージが出ているものです。
ですから、いつの間にか再起動をしていたのかもしれません。
ストレージに占めるシステムの容量
31.94 GB
この値はアップデートの前後で変化はありませんでした。
直っていないバグ
Android 12へのOSバージョンアップから設定が適用されなくなっている「目の保護モード」に関しては、今回のアップデートでも修正されていませんでした。
「設定」アプリ>「ディスプレイ」>「目の保護モード」>「カスタム」>「スケジュールを設定」>「カスタム」で時間指定をしていると、その時間外では「目の保護モード」をオンにしてもブルーライトカットモードが機能しない
元々、日本版は香港版と違って、目の保護モードをオンにしていても、カメラを起動すると目の保護モードが一時的にオフになる仕様でした。
私はこの仕様が気に入っていました。
私は夜には画面がオレンジ色に見えるくらい、目の保護モードの色調整をキツくしてあります。
その状態で何か写真を撮ろうとすると正しい色で見えなかったからです。
それがAndroid 12にOSバージョンアップデートをしてからは香港版やPixelシリーズと同じく、カメラモードでも「目の保護モード」が優先するようになってしまいました。
ただ、Pixelシリーズではステータスバーを下げたところから簡単に「夜間モード」をオンオフにできるのですが、このドコモ版Galaxy S21 UltraではAndroid 12にOSバージョンアップデート以降、オンオフしても画面の色温度が変わりません。
一時的な対処方法として、「設定」アプリ>「ディスプレイ」>「目の保護モード」>「カスタム」>「スケジュールを設定」>「常にON」にすれば日中でもオレンジがかったディスプレイの色に変更できますが、手間がかかります。
Samsungには2022年3月にGalaxy Membersアプリを通して、バグの報告をしていますが、一か月程度では直らないのか直す気がないのかは不明です。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
ようやくSamsungも日本でSIMフリーのGalaxyシリーズを発売してきましたね。
https://www.galaxymobile.jp/galaxy-m23-5g/specs/
ただし、ミドルレンジ。
日本で一番売れるのはこの価格帯なので仕方ないのでしょうが、iPhoneやPixelシリーズに対抗できるようなハイエンドのGalaxyを発売してほしかったです。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 6 Pro | 12 | 2022年5月5日 | 2022年5月3日 |
Pixel 4a | 12 | 2022年5月5日 | 2022年5月3日 |
Galaxy S21 Ultra(ドコモ版) | 12 | 2022年4月1日 | 2022年5月18日 |
Mi 11 Lite 5G | 12 | 2022年4月1日 | 2022年5月11日 |
Galaxy S10(楽天版) | 12 | 2022年2月1日 | 2022年3月11日 |
Galaxy S10(香港版) | 12 | 2022年2月1日 | 2022年2月18日 |
Redmi Note 10 Pro | 12 | 2022年1月1日 | 2022年2月25日 |
Pixel 3 | 12 | 2021年10月5日 | 2021年10月20日 |
Galaxy S8+ | 9 | 2020年12月1日 | 2021年5月8日 |
Pixel 2 | 11 | 2020年10月5日 | 2020年10月6日 |
HUAWEI Mate 20 Pro | 10 | 2020年9月1日 | 2020年11月9日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2020年9月1日 | 2020年12月31日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 10 | 2020年7月1日 | 2020年12月1日 |
Black Shark 2 | 10 | 2020年6月5日 | 2020年9月11日 |
HUAWEI Mate 9 | 9 | 2020年5月1日 | 2021年4月26日 |
OnePlus 3T | 9 | 2019年10月1日 | 2019年11月29日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年12月5日 | 2018年12月4日 |
Moto G4 Plus | 8.1.0 | 2018年12月1日 | 2019年4月5日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2019年1月4日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で
BlueFrag対策はセキュリティパッチレベルが2020年2月1日以降であることが必要
「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要