私はこれでクラウドサービスを決めました

皆さんはパソコンのバックアップってどうしていますか?クラウドサービスは何を利用していますか?
私はこれまでWindowsパソコンを使っていて、時々外付けのHDDにバックアップを取っていました。
また、スマホで撮った写真やスクリーンショットに関しては、パソコン内への保存はせず全てGoogleフォトにアップロードしていました。

今回、WindowsパソコンからMacに買い換えるにあたって、これまでの運用方法を見直そうと色々なブログを読み漁りました。

これはその記録です。

私が新しいものを購入するときやサービスを導入する場合には、まずネットで利用者の情報を収集します。
もちろん中にはアフィリエイト報酬目的の記事もたくさんありますが、自分がアフィリエイトサービスに登録してみるとどんなリンクがアフィリエイトリンクなのかわかるようになります。
そしてその記事がブログ作成者本人の利用実態から来るおすすめなのか、アフィリエイト報酬目的の記事なのかおぼろげながら判断できるようになりました。

今回調べたクラウドサービスに関してはまだアフィリエイトの商材になっていないことから、各利用者の実態に基づく記事が多いと感じました。

今回、比較対象としたサービスは次の4つです。

Googleドライブ、iCloud、OneDrive、Dropbox。

GoogleドライブはGoogle。
iCloudはApple。
OneDriveはMicrosoft。
この三社に関してはコンピュータやスマホ(iPhone)を使ううえで基盤ともなる会社ですので、サービスが破綻することはないと思います。
一方、Dropboxは古くからサービスを行っていますが、先の三社と比べると今後他社へのサービス移譲など少し不安が残ります。

自分の大事なデータをどこに預けるか。
これはかなり重要な問題だと思います。

私が今回調べた上で保存しておいたリンクを最後にまとめておきます。
もしタイトルを見て興味を持ったものがあればご覧ください。

結論 私はDropboxを選びました

私が色々な記事を読んでいくつかは自分で試した結果、Dropboxの1か月の無料トライアルを申し込みました。

私がDropboxにアップロードしたデータ量は約176GB。

Dropboxのデータ使用量
Dropboxのデータ使用量

このデータ量をアップロードするのに我が家の通信環境では約2日かかりました。
人によって預けるデータ量は変わってくると思いますが、一部のプロバイダではデータ通信量が著しく多いと通信規制されることがあると知りました。
幸い今回は規制されることはなかったのですが、転送するデータ量が多いことからあちこちのサービスをお試しするのは難しいと感じました。

私がDropboxを選んだ理由

同期状態がクライアント側でわかりやすい

私がDropboxを選んだ理由はGoogleドライブとDropbox、それぞれの同期用アプリをインストールしてみて、同期状況がわかりやすかったというのが1番の理由です。
Windowだとエクスプローラ、MacだとFinder上でフォルダやファイル名の脇にあるマークが緑色になっていれば同期が完了しています。
逆にそこが青色であれば未了の意味です。

同期中のファイルやフォルダがわかりやすいDropbox
同期中のファイルやフォルダがわかりやすいDropbox

Googleドライブの場合はステータスバーに「何/何個」という表示とファイル名が表示されますが、エクスプローラやFinder上からはどのファイルが同期されたものかわかりません。

iCloudに関してはiTunes Matchしか使っていませんが、これもバックグラウンドでの処理がどこまで進んでいるのか不明でした。

緩やかな利用規約

これは今回色々なクラウドストレージサービスについて調べた結果わかったことなのですが、Googleドライブはアップロードされたデータの使用、保存、配布等を行うためのライセンス(使用許可)をGoogleに与えることになります。
しかもそのライセンスはユーザーがサービスの利用を停止した場合でも存続することになります。
これについては今まで散々Googleの無料サービスを利用してきていますが、お金を払って預けたデータも利用されるとは知りませんでした。
この件でGoogleドライブに関する私の認識は大きく変わりました。

他のiCloud、Microsoftも規約上、気になる部分があります。

GOOGLE

本サービスにユーザーがコンテンツをアップロード、提供、保存、送信、または受信すると、ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与することになります。このライセンスでユーザーが付与する権利は、本サービスの運営、プロモーション、改善、および、新しいサービスの開発に目的が限定されます。このライセンスは、ユーザーが本サービス(たとえば、ユーザーが Google マップに追加したビジネス リスティング)の利用を停止した場合でも、有効に存続するものとします。本サービスの一部では、ユーザーがそのサービスに提供したコンテンツにアクセスし、それを削除する方法が提供されることがあります。さらに本サービスの一部には、そのサービスに提供されたコンテンツの Google による利用範囲を狭める規定または設定があります。本サービスに提供するコンテンツについて、このライセンスを Google に付与するのに必要な権利を保有していることを必ずご確認ください。

Google 利用規約 – ポリシーと規約 – Googleから引用

iCloud

C. コンテンツの削除

お客様は、他者から提供されたコンテンツについてAppleが何ら責任を負わず、そのコンテンツを事前に選別するいかなる義務も負わないことを認めます。ただし、Appleは、常にコンテンツの適切性および本規約の遵守性を判断する権利を留保するとともに、当該コンテンツが本規約に違反し、その他好ましくないと認められるときは、いつでも、予告なく、独自の裁量により、そのコンテンツを事前に選別、移動、拒絶、修正および/または削除することができます。

Legal – iCloud – Appleから引用

OneDrive

b. お客様は、マイクロソフトに対し、本サービスをお客様および他のユーザーに提供するため、お客様および本サービスを保護するため、ならびにマイクロソフトの製品およびサービスを改善するために必要な範囲で、お客様のコンテンツを使用する (たとえば、本サービス上のお客様のコンテンツを複製する、保持する、送信する、再フォーマットする、表示する、コミュニケーション ツールを介して頒布するなど) ための世界全域における知的財産のライセンスを無償で許諾するものとします。お客様が、オンラインで広範に制限なく利用できる本サービスの領域にお客様のコンテンツを公開する場合、お客様のコンテンツは本サービスを宣伝するためのデモまたはマテリアルに表示されることがあります。本サービスには、広告収入によって支えられている部分があります。マイクロソフトによる広告のパーソナライズは、Microsoft アカウント管理 Web サイトの「セキュリティとプライバシー」ページで制御することができます。マイクロソフトでは、電子メール、チャット、ビデオ通話、もしくはボイス メールでのお客様の発言、またはお客様の文書、写真その他の個人ファイルを、お客様に対する広告のターゲッティングに使用することはありません。マイクロソフトの広告方針は、プライバシーに関する声明に規定するとおりとします。

Microsoft サービス規約から引用

Dropbox

お客様のデータと許可

本サービスをご利用いただく場合、お客様は、ファイル、コンテンツ、メッセージ、連絡先リストなど(以下「お客様のデータ」)を Dropbox に提供します。お客様のデータは、お客様に所有権があります。本サービスを提供する上で有効となる制限付きの権利を除き、本規約によりお客様のデータが Dropbox に譲渡されることはありません。

Dropbox がお客様のデータのホスティングやバックアップを行う場合、およびお客様のリクエストに基づき情報を共有する場合、Dropbox は、お客様の許可を必要とします。本サービスは、写真のサムネイル、ドキュメントのプレビュー、コメント、ファイルの簡単な分類、編集、共有、検索などの機能もお客様に提供します。こうした機能およびその他の機能は、Dropbox がお客様のデータにアクセスし、情報を保存およびスキャンすることを必要とします。お客様が本サービスをご利用いただくにあたり、お客様はこうした権利を Dropbox に許可し、お客様からの許可は Dropbox と提携している提携企業および Dropbox が認定した第三者にも適用されます。

利用規約 – Dropboxから引用

これらの規約はサービス提供者の判断で今後も変更されることがあります。
自分が預けるデータがどのように扱われるかを一度確認した上で、サービスを選ぶのも有りだと思います。

私のクラウドサービスの利用状況まとめ

Dropboxで管理運用するファイル

Documents(書類)

試しにパソコンからテキストファイルをGoogleドライブとDropboxに同期させてみました。
そしてそれぞれをiPhone 8とPixel 2のGoogleドライブアプリ、Dropboxアプリからそのテキストファイルを開いて見ました。
するとGoogleドライブアプリではWindowsのsakuraエディタで作成したファイルが文字化けして表示されました。
これは文字コードの問題だと思いますが、AndroidとiPhone両方からテキストのやり取りをすることを考えると各OSに依存しないDropboxの方が利便性が高いと思います。

Googleドライブアプリからテキストファイルを開いた場合
Windowsで作成したテキストファイル
Windowsで作成したテキストファイル
Macで作成したテキストファイル
Macで作成したテキストファイル
Dropboxアプリからテキストファイルを開いた場合
Windowsで作成したテキストファイル
Windowsで作成したテキストファイル
Macで作成したテキストファイル
Macで作成したテキストファイル

Video(ムービー)

この種類のファイルを私はそれほど持っていませんが、先にあげた規約にあるようにクラウドサービスによっては削除されることがあります。
私は削除事例を見つけられなかったDropboxが無難だと感じました。

その他のクラウドサービスで管理するもの

Music(ミュージック)

ミュージックファイルに関してはこれまでiTunesで管理しており、再生回数や最後に再生した日、歌詞表示を考えるとこれまでどおりiTunesで管理、iPhoneで再生することが多いと思います。
また、Google Play MusicではiTunesの音楽フォルダをアップロードするように設定していますので、パソコンのブラウザやスマホのアプリから音楽を聴く事は出来ます。
しかし、Google Play Musicでは歌詞表示ができない事がネックとなり、常用する事はありませんでした。

ミュージックファイルはパソコン(Mac)での管理です。
他の種類のファイルに関しても私はクラウドにしかデータを置かないという使い方はしません。
この記事の最後にリンク一覧を載せておきますが、以下のリンク先の意見に共感を覚えました。

スマホ・PCのデータをクラウドに全て移行(保存)するメリット・デメリットとは。やって分かった面倒くささ
https://estpolis.com/2015/09/21548.html

クラウドサービスを使うようになったからといって、パソコンやスマホのストレージ容量が小さくて済むという考えにはなりませんでした。
それは今回のDropboxへのデータアップロードに2日かかったことからも明らかです。
データをダウンロードするのにかかる時間や費用とストレージ容量を増やすのにかかる費用を比べての判断です。

私のパソコンの中で一番容量を食っているのが音楽ファイルです。
iTunes Machは過去にレンタルCD等からリッピングして音質が悪かったものを256kbpsに変換するために利用しました。
現在はその変換作業をほぼ終え、1年契約の残りの期間はバックアップや同期サービスとして利用することになります。

Pictures(ピクチャ)

Android端末やiPhoneで撮影した写真、スクリーンショットに関してはこれまでどおり、Googleフォトへのアップロードを使います。

使う端末がiPhoneのみならiCloudでもいいのかもしれません。
しかしAndroid端末の使用も考えるとiCloudにスマホから直接画像データをアップロードする方法がありません。

Android端末のChromeブラウザからはiClouldへのアクセスは不可能
Android端末のChromeブラウザからはiClouldへのアクセスは不可能

また今までGoogleフォトからダウンロードしてきた画質(容量無制限でファイルサイズ削減有りの設定)で不満はありませんでした。
また、何年か前の同じ日に撮った写真が自動で通知されるなど、便利な機能があるのもGoogleフォトならではだと思います。

これに関してはGoogleに画像データを利用されたとしても、メリットの方が多いと思いました。

また今回、Dropboxに画像ファイルを上げてみて気づいた点としては、DropboxのWebサイトから画像ファイルを見た場合、Exif情報が表示されませんでした。
Exif情報には位置情報や撮影日、撮影した機種の情報などが記載されているのですが、ブラウザからはそれらを表示することができません。
GoogleフォトではExif情報を見ることができます。

私は何台ものスマホで写真の撮り比べをすることがあるのですが、ブラウザ上からExif情報が見られないのはDropboxの残念な仕様だと思います。

参考にさせていただいた記事一覧

最後に、今回私がクラウドサービスを選ぶのにあたって参考とさせていただいた各記事のリンクを掲載して終わりとします。
各ブログ作成者の方には感謝しています。ありがとうございました。

Googleドライブ

Dropbox vs Googleドライブ結局どっち?安さより転送速度で選べ!
https://www.soundorbis.com/2016/09/dropbox-vs-google.html

オンラインストレージはひとつだけ契約しよう!複数運用はNGだと思う理由3つ
http://nogunori.hatenablog.com/entry/2018/02/14/060000

iCloud

【2018】クラウド時代のバックアップ【Mac】
http://www.enriching.tokyo/entry/2018/03/13/232017

128GBのMacBook Airを使っている方へ!SSDが容量不足にならない方法教えます!
https://ischool.co.jp/2018-06-20/

Dropbox

決定版クラウド(Dropbox Pro )とローカルで丸ごと2重バックアップを実現!
http://ebookbrain.net/both-local-and-cloud-backup-solution/

【同期が遅い!】iCloud DriveからDropboxに1か月で出戻った理由
https://www.kimukuni.info/archives/52958

iCloud Drive有料プラン解約してDropbox Plusに乗り換えた理由。
https://logist3.com/icloud-drive-dropbox/

Dropbox プロをお勧めする理由は信頼性とバージョン管理機能。無料版との違いとリスクとは
https://estpolis.com/2015/11/23382.html

複合運用

俺氏、外付けHDDやめるってよ -データをクラウドに本格移行した話-
http://watanabi.hatenablog.com/entry/2017/02/08/001539

音楽 Google Play Music
写真 iCloud
バックアップ(iPhone) iCloud
その他 iCloud

慎重意見

オンラインストレージのセキュリティは大丈夫?!利用規約を確認しよう!
https://lblevery.com/sfn/work/onlinestorage-terms/

スマホ・PCのデータをクラウドに全て移行(保存)するメリット・デメリットとは。やって分かった面倒くささ
https://estpolis.com/2015/09/21548.html

クラウドサービス比較データ

無料のオンラインストレージを転送速度で比較してみた2018 (随時更新)
https://takumi9942.net/blog/?p=483

その他参考サイト

PCのバックアップを考える!クラウドで自動化するのだ
https://ischool.co.jp/2016-01-16/

【Macユーザー必見】Time Machineを使わずに、バックアップを自動化する方法
https://ischool.co.jp/2018-06-11/

Time Machineの使い方!Time Capsuleで自動化する!
https://ischool.co.jp/2015-12-05/

NASのバックアップはやめるべし!データ消えたくないのなら、クラウドストレージがベスト!
https://ischool.co.jp/2016-12-21/

iOS端末はiCloudとiTunesのどちらにバックアップするべきか?
https://www.act2.com/should-you-back-up-your-ios-device-to-icloud-or-itunes/

音楽をクラウドで管理するメリットとデメリット
https://ischool.co.jp/2017-11-30/

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