HUAWEIのフラッグシップモデルMate 20 Proが発売開始されたのは2018年11月30日のことです。
発売から既に1年近く経過した端末を昨日購入しました。
今回は私がこのMate 20 Proを購入した理由と初期状態から最新までのアップデート状況について書き残したいと思います。
目次
なぜ今、Mate 20 Proなのか
iPadとスマホではPUBG MOBILEの感度設定が同期されてしまう
私は先月末、Black Shrak2を購入したばかりです。
性能はハイスペックですし、ゲーム中の通知制限、システム内部の音声付き録画機能などゲームに特化した端末です。
しかし、私は普段iPadでゲーム(PUBG MOBILE)をしています。
iPadでPUBG MOBILEをしていて、たまにスマホでやろうと思った時に困るのが感度設定です。
同じゲームキャラクターを使いたいと思えばアカウントは同じものをiPadとスマホで使うことになります。
ところがこのPUBG MOBILE、アカウントが同じであれば感度設定も同期されるのです。
iPadでリコイルコントロールする時の感度に合わせているので、スマホでその設定ではうまくリコイルができません。
そんなこともあり、スマホでPUBG MOBILEをやるということはほとんどありませんでした。
Black Shrak2のカメラ性能にがっかり
Black Shrak2はゲーム用に機能を振った端末ですのでそれ以外の用途では及第点が取れれば十分と考えられているのだと思います。
各社のカメラ機能を重視した端末比べるのは酷でしょう。
しかし、カメラのピントが合いにくいというのはやはり不満がありました。
このオートフォーカスについての問題点はDXOMARKというカメラ性能を評価するサイトでも指摘されています。
https://www.dxomark.com/black-shark-2-camera-review/
DXOMARKで最高得点を出したMate 30 ProにはGoogle Mobile Serviceが入っていない
今年はHuaweiの端末にとって不運な年だったと思います。
その結果、Mate 30 ProはAndroid OSですが、Googleの基本的なアプリGmail、Chrome、マップ、YouTubeはプリインストールされておりません。
いくらカメラ性能がすごくても、 Googleアプリがインストールされていない端末では使い道に困ってしまいます。
Huaweiが出したGoogleアプリがインストールされているハイエンド端末はP30 Proが最後になります。
ただし、国内で正規に販売されているP30 Proはドコモの専売モデル。当然、使わないドコモ製アプリがプリインストールされており、アンインストールもできません。
私がMate 20 Proを購入するにあたって影響を受けた2人
スマホでゲームをしない、カメラが使いにくいということで新たな端末の購入を計画しました。
そんな中、YouTubeやサイトで気になったのがこちら。
一人は私がiPhoneでTwitterを始めた際によく目にしていた勝間和代さんの動画。
https://www.youtube.com/watch?v=zb2uWSCqRGY
勝間さんが現在使っているスマホがMate 20 Proでした。
そしてその運用方法も今月からドコモの2年縛りが無くなる私には興味深いものでした。
https://www.youtube.com/watch?v=X69NfW3Aw8c
もう一人が同じくYouTubeのおすすめに表示されていたこちらの方のブログ。
最終的には次の記事を見て購入を決断しました。
1年に10台以上のスマホをレビューしてきて、それでもなお1年前に発売されたMate 20 Proをメイン端末として選んだというからには、それなりの理由があります。
そんなガジェオタがメイン端末として使っているMate 20 Proとはどのような端末、性能なのか私も試してみたくなったのです。
購入はヨドバシ
私が購入したMate 20 Proは国内正規販売モデルです。
シャッター音のことを考えると海外版を購入するのがいいのですが、これまでHUAWEIの端末をP9、Mate9、Mate 10 Proを使ってみて、HUAWEIの端末は国内販売版のiPhoneとは違ってシャッター音はそれほど大きくはありません。
そして、先日、海外版のiPhoneが起動しなくなり海外の販売業者に連絡をしたところ、交換品のiPhoneが届くまでに1か月以上かかったことから、今回は国内正規販売版を購入しました。
HUAWEIの端末に関しては今、goo Simsellerでセールをやっていて、Mate 20 Proもヨドバシで買うより1万円以上安く売られています。
でも、音声契約が必須であり、OCNのブラックリストに載らない半年程度の維持を考えるとその差は数千円に縮まります。
そんなわけで私はヨドバシで購入しました。
開封直後の状態
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2019年3月1日
ビルド番号 9.0.0.228(C635E12R1P16)
ストレージ使用量
128GB中14.79GB使用
実行中のサービス
システム 1.9GB
アプリ 361MB
空き 3.7GB
プリインストールアプリ
48個
アップデート(1回目)
ファイルサイズは257MB
アップデート内容
[セキュリティ]
2019年4月リリースのGoogleセキュリティパッチを統合して、システムのセキュリティを強化。
HuaweiEMUIシステム更新のセキュリティに関する詳細は、Huawei公式ウェブサイトをご確認ください:https://consumer.huawei.com/jp/support/bulletin/2019/4/
[セキュリティ]
2019年5月リリースのGoogleセキュリティパッチを統合して、システムのセキュリティを強化。
HuaweiEMUIシステム更新のセキュリティに関する詳細は、Huawei公式ウェブサイトをご確認ください:https://consumer.huawei.com/jp/support/bulletin/2019/5/
1回目のアップデート後の端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2019年5月5日
ビルド番号 9.0.0.268(C635E12R1P16)
アップデート(2回目)
ファイルサイズは4.14GB
このアップデートはSIMを挿さないと降ってきませんでした。
アップデート内容
変更ログ
本更新によって、ご利用のシステムがEMUI 9.1に更新され、EROFSテクノロジーおよびGPU Turbo 3.0がサポートされます。
[月モード]
マスターAIは自動的に月を識別して月モードを有効にし、カメラの適切なパラメータを選択します。
[システム]
アプリの速度と滑らかさを改善するEROFSシステム機能を追加します。
[着信ビデオ]
連絡先の着信ビデオをカスタマイズできます。
[GPU Turbo 3.0]
HuaweiのGPU Turbo 3.0による高速化技術がサポートするゲームが増え、ゲーム体験が向上します。
[Huaweiのブイログ]
ワンタッチでハイライトリールを自動生成し、効果テンプレートを適用してMVを作成できます。
[Huawei Share OneHop]
携帯電話とHuawei MateBookの間でクリップボードや画面記録を瞬時に共有できます。
Huawei Shareを、高速データ転送機能を持つバージョン4.0に更新します。
[簡素化された設定]
設定とオプションを簡素化し、操作が簡単になります。
[セキュリティ]
2019年6月リリースのGoogleセキュリティパッチを統合して、システムのセキュリティを強化。
HuaweiEMUIシステム更新のセキュリティに関する詳細は、Huawei公式ウェブサイトをご確認ください:https://consumer.huawei.com/jp/support/bulletin/2019/6/
2回目のアップデート後の端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2019年6月5日
ビルド番号 9.1.0.303(C635E12R1P16)
アップデート(3回目)
ファイルサイズは4.17GB
アップデート内容
[セキュリティ]
2019年7月リリースのGoogleセキュリティパッチを統合して、システムのセキュリティを強化。
HuaweiEMUIシステム更新のセキュリティに関する詳細は、Huawei公式ウェブサイトをご確認ください:https://consumer.huawei.com/jp/support/bulletin/2019/7/
[システム]
システムパフォーマンスと安定性を向上。
更新パッケージ2の変更ログ
この更新により、システムのパフォーマンスと安定性が最適化されます。
3回目のアップデート後の端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2019年7月5日
ビルド番号 9.1.0.310(C635E12R1P16)
アップデート(4回目)
ファイルサイズは459MB
アップデート内容
[セキュリティ]
2019年8月リリースのGoogleセキュリティパッチを統合して、システムのセキュリティを強化。
HuaweiEMUIシステム更新のセキュリティに関する詳細は、Huawei公式ウェブサイトをご確認ください:https://consumer.huawei.com/jp/support/bulletin/2019/8/
[セキュリティ]
2019年9月リリースのGoogleセキュリティパッチを統合して、システムのセキュリティを強化。
HuaweiEMUIシステム更新のセキュリティに関する詳細は、Huawei公式ウェブサイトをご確認ください:https://consumer.huawei.com/jp/support/bulletin/2019/9/
[セキュリティ]
2019年10月リリースのGoogleセキュリティパッチを統合して、システムのセキュリティを強化。
HuaweiEMUIシステム更新のセキュリティに関する詳細は、Huawei公式ウェブサイトをご確認ください:https://consumer.huawei.com/jp/support/bulletin/2019/10/
4回目のアップデート後の端末情報
Android バージョン 9
Android セキュリティパッチレベル 2019年10月6日
ビルド番号 9.1.0.350(C635E12R1P16)
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
私の手元に届いたMate 20 Proは開封時のAndroid セキュリティパッチレベルが2019年3月1日であったことから発売開始時(2018年11月30日)の在庫品ではなかったと思います。
それ以降のセキュリティパッチは今回のアップデート状況を見ると各月更新されていたことがわかります。
ただし、2年前の2017年12月1日に発売開始されたMate 10 Proのアップデートが現在、2019年8月1日のセキュリティパッチを最後に配信がなされていないところを見ると油断はできません。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 3 | 10 | 2019年11月5日 | 2019年11月5日 |
Pixel 2 | 10 | 2019年11月5日 | 2019年11月5日 |
HUAWEI Mate 20 Pro | 9 | 2019年10月6日 | 2019年11月27日 |
Black Shark 2 | 9 | 2019年10月5日 | 2019年11月13日 |
Galaxy S8+ | 9 | 2019年10月1日 | 2019年11月14日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2019年9月1日 | 2019年10月8日 |
OnePlus 3T | 9 | 2019年8月1日 | 2019年8月27日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 9 | 2019年8月1日 | 2019年8月26日 |
HUAWEI Mate 9 | 9 | 2019年7月5日 | 2019年8月14日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年12月5日 | 2018年12月4日 |
Moto G4 Plus | 8.1.0 | 2018年12月1日 | 2019年4月5日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2019年1月4日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要