まもなく次期Galaxy S20?が発表されるというこの時期に香港版のGlaxy S10を購入したのでその理由や初期状態を書き残したいと思います。
目次
なぜ今さらGalaxy S10なのか
初めは楽天モバイルで販売されたGalaxy S10を購入しようと思っていました。
理由は大きく以下の3点。
- 次期Galaxy S20?ではイヤホンジャックが廃止されそうなこと
- ワンセグが搭載されていること
- 国内でSAMSUNGから保証サービスを受けられること
どれも必須かと言われると微妙ですが、私が持っている最近の端末ではこれらを満たすものはありません。
しかし、結果は下記記事のように楽天市場は私に楽天モバイルからの購入を認めませんでした。
それなら素直に次期Galaxy Sシリーズの発売を待てばいいと思うのですが、私は既にGalaxy S10のケースも購入していました。
それに一度、欲しいと思った欲求はそう簡単には収まりません。
なぜGalaxy Note 10+でなくGalaxy S10なのか
国内で正規に販売されるSIMフリーのGalaxy S10やGalaxy Note 10+を楽天モバイルから購入できないと悟り、それなら海外通販サイトから購入しようと考えました。
この時Galaxy S10とどちらを買うか悩んだのがGalaxy Note 10+です。
SAMSUNGのフラッグシップモデルといえば、春のGalaxy Sシリーズ、秋のGalaxy Noteシリーズです。
特にGalaxy Note 10+はGalaxy S10+の上位互換と言っていいと思います。
私は昨年BlackShark 2とMate 20 Proを購入しています。
そして2年前にはドコモ版のGalaxy Note 8を購入しています。
これらを使ってみてわかったことが2点あります。
Noteシリーズのペンを活用することがなかった
これは端末をケースに入れて使っていたこともあり、ペンを取り出す際、ケースに開けられた穴に指先を突っ込まなければならず、メモを取りたいという時にスムーズにペンを取り出すことができませんでした。
また、端末に保存されたメモは他の端末やパソコンから参照することができず、端末を頻繁に買い替える私にとってはメモを残す価値がありませんでした。
それならメモはこれまでどおり紙の手帳を使った方が一覧性や手軽さの点で便利だと感じました。
横幅の大きい端末は扱いにくい
これは過去に何台も端末を購入しては「失敗したな」と思っていることです。
スペックに釣られて最上位モデルを購入するのですが、スマホの最上位モデルというのは端末の大きさも大きいものが殆どです。
例外としてPixel 3はPixel 3 XLと比べて、バッテリー容量と画面サイズの違いしかありません。
そして、私が何台もスマホを買い替えてはテーブルに置いておくのですが、一番手に取る機会が多いのは片手で操作のしやすい端末でした。
これらの経験を踏まえると私が手にしやすい端末は横幅70mmくらいまでだということがわかりました。
画面の最低輝度が低く、ブルーライトカットが効いていること
これはMate 20 Pro、Mate 10 Pro、OnePlus 3Tを使ってみてわかったことです。
私は寝る前の時間、布団の中でスマホをいじっていることが多いです。
その時、Huaweiの端末は最低輝度に落とし、ブルーライトを抑えるモードにしたとしても、画面の青さが目に付きました。
OnePlus 3Tもそうでしたが、有機ELディスプレイだからといって皆同じではありません。
今のところ、画面の青白さが気にならないレベルの端末はPixel 2やPixel 3、Galaxy S7、Galaxy S7 edge、Galaxy S8+、Galaxy Note 8でした。
スクリーンショットが撮りやすいこと
これは私がブログの記事や日常の記録として、スクリーンショットを撮ることが多いことと関係があります。
Pixelシリーズは電源ボタンと音量を下げるボタンの同時押しか、電源ボタンの長押しからしかスクリーンショットが撮れません。
この方法だとスクリーンショット1枚を撮るのに時間がかかったり、ボタンを押すタイミングが合わなかったりと結構ストレスです。
また、Pixelシリーズではスクロールスクリーンショット(縦に長い端末の設定画面やWebページのスクリーンショットを縦に繋げて撮る機能です)が標準ではできません。
それにスクリーンショットを撮ると通知が表示されるのですが、その通知をいちいちスワイプして消さないと、連続してスクリーンショットを撮る場合、その通知も写ってしまいます。
Huaweiの端末ではステータスバーにスクリーンショットを撮るためのボタンを置くことができますが、画面の上部にまで指を伸ばす必要があり、片手での操作性はよくありません。
その点ではハードウェアキーの履歴ボタン長押しで撮れるZenFone 3や画面を3本指でスワイプすることで撮れるOnePlus 3Tなどは便利でした。
最近使っている端末ではiPhoneのAssistiveTouchに「スクリーンショット」を割り当てて使う方法が便利でWebのスクリーンショットは主にiPhoneで撮っています。
SAMSUNGの端末はAppleの製品をよく研究しており、このAssistiveTouchとよく似た機能(「アシスタントメニュー」)が搭載されております。
iPhoneとAndroid端末を2台持ちしている私にとっては、この似通った操作がとても便利です。
Galaxy S10の購入先
今回もiPhone 11 Proと同じくEtorenを利用しました。
Galaxy S10はSnapdragon版かExynos版か
Galaxy S10にはChipsetがSnapdragonのSM-G9730とExynosのSM-G973FDがあります。
私は過去にExynos版のGalaxy S7とSnapdragon版のGalaxy S8+を購入したことがあります。
Etorenから購入した時、Exynos版はシンガポール版が届き、Snapdragon版は香港版が届きました。
Exynos版Galaxy S7は各販売国によってアップデートの時期がずれるのが気になりました。
Snapdragon版Galaxy S8+は香港版でしたが、こちらはほぼ毎月アップデートがあったのが好印象でした。
そのため、今回は香港版が来るであろうSM-G9730を購入しました。
注文から到着までの日数
1月6日(月曜日)の朝7時頃に注文して、その日の夕方に出荷。
出荷地はシンガポールでした。
日本国内へ到着したのは1月8日(水曜日)。
そして配達が1月9日(木曜日)でした。
初期状態
ソフトウェア情報
今回は開封直後の初期ソフトウェア情報をGoogleフォトにアップロードする前に端末を初期化し、OSのアップデートをしてしまったため、スクリーンショットは残っていません。
ただ、Androidセキュリティパッチレベルが2019年11月1日であったことは覚えています。
そのため、私の手元に届いた端末は長期在庫品ではなかったと思います。
到着後、端末のセットアップを進めてOSのアップデートを行った直後の情報は以下のようになっています。
Androidバージョン 10
ビルド番号 QP1A.190711.020.G9730ZHU2BSL7
Androidセキュリティパッチレベル 2019年12月1日
Android 10へのアップデートは下記サイトを見ると2019年12月30日から配信が開始されていたことがわかります。
https://doc.samsungmobile.com/sm-g9730/tgy/doc.html
セットアップ直後のプリインストールアプリ
以下のスクリーンショットをご覧ください。
全部で20。
この数はセットアップ直後のPixel 3が21個だったことを考えると少ないと思います。
ただし、この状態からさらにプリインストールアプリのアップデートやSamsungの提供するアプリを入れるセットアップを進めると以下のようになります。
全部で37。
このうち、アプリドロワー画面からアンインストールできるアプリは以下の17。
これらをアンインストールすれば元の20個に戻ります。
Smart Switch
ドライブ
Duo
Playムービー&TV
Play Music
フォト
電卓
Eメール
Galaxy Werable
Samsung Global Goals
Samsung Health
ブラウザ
Samsung Members
ボイスレコーダー
SmartThings
Samsung Notes
Spotify
私の場合、Google ドライブとフォトアプリは使いますので、それを含めるとPixel 3よりもプリインストールアプリの数は多くなります。
ストレージ容量内訳
Samsung製アプリを追加した状態でのストレージ容量の内訳は以下のようになっています。
128GBのストレージ中システムメモリの容量は18.3GBで、残りの空き容量は約105GB。
Pixel 3が初期セットアップ及びプリインストールアプリをアップデートした直後でシステムの容量が9.5GB、残りの空き容量が約113GBでしたから、カスタムされたGalaxy S10はシステムで約9GB、全体では約8GBほど容量を余計に使っていることになります。
実行中のサービス
RAM 8GB中システムの使用量は2.7GB、アプリ780MB、空き容量は4.3GBとなっていました。
同じくPixel 3ではRAM 4GB中システムの容量1.2GB、アプリ517MB、空き2.0GBでした。
とりあえず一晩使ってみての感想
超音波式指紋認証はダメダメ
これは事前に調べていた中でもわかっていたことですが、同じ画面内認証のMate 20 ProやBlackShark 2より認識率が悪いです。
画面内指紋認証といっても、Mate 20 ProやBlackShark 2は光学式なので精度はGalaxy S10の方が上だと思います。
でも、認識率や認識スピードはGalaxy S10がはるかに劣っています。
私は顔認証も取り入れていますが、パスワード管理アプリでは生体認証として指紋しか使えないので嫌々ながら使っています。
Galaxy S10の海外発売は2019年3月8日。
発売開始から10回程度のセキュリティアップデートなどが行われていますが、超音波式の指紋認証に関してはまだまだ発展途上の技術だと思います。
それでも、Galaxy S8+の背面指紋認証はカバーを付けて使用していると、手探りで指先を当てるのが難しかったりして認識率が悪かったので、前面に来ただけでもいいと諦めます。
カメラアプリは使いやすさ変わらず、機能向上
Galaxyのカメラアプリはセルフィーが撮りやすいです。
インカメラに切り替えて、カメラの前で掌を広げると自動でシャッターが切れます。
Xperia XZやMate 20 Proだとスマイルシャッターというのがありますが、これは無理に笑顔を作らなくてはいけないので、自然な写真を撮りたいという使い方には向かないと思います。
「撮影ガイド」はカメラの水平を撮るのに便利です。
撮影時に表示される丸を真ん中に来るように傾きや構図を変えると、スマホが最適と提案した写真が撮れます。
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1907/22/news066.html
残念なのはブルーライトフィルターモードをかけた状態でカメラアプリを立ち上げても、ブルーライトフィルターモードが解除されないこと。
これ私がドコモ版のGalaxy Note 8を使っていた時には解除されていたんですけどね。
私は夜になるとほぼ画面がオレンジ色になるくらい強いフィルター設定にしているので、この時間帯にカメラを使うと正しい色が確認できません。
とりあえず、ステータスバーに「ブルーライトフィルター」のオンオフを切り替えるボタンを設置して、いざという時はそれで切り替えることにします。
印象的な青空が撮れるSAMSUNGのカメラ
私は空の写真を撮ることが多いです。
これまで何台ものスマホで写真を撮っていますが、Galaxyで撮る青空が最も青空の青色と雲の白さが際立って好きです。
私はこのGalaxyのカメラで撮る青空をSamsung Blueと呼んでいます。
今回のGalaxy S10も綺麗な青空を撮ることができました。
私のブログの背景に使っている青空の写真も当時Galaxy S7 edgeで撮ったもので色の加工はしていません。
Android 7.0 以降の端末の Android バージョンとセキュリティパッチレベル、最終アップデート確認日
iPhone 11 Pro、Pixel 3、Galaxy S10の3台が揃いました。
iOSとAndroid OSの最新バージョンを体験できる2台とAndroid端末シェア1位のSAMSUNGの端末を入手し、現在は満足です。
次に買い換えるとしたら、USB Type-CになったiPhoneか超広角レンズを搭載したPixelが出る頃かなと思っています。
Androidバージョン | セキュリティパッチレベル | 最終アップデート確認日 | |
---|---|---|---|
Pixel 3 | 10 | 2020年1月1日 | 2020年1月7日 |
Pixel 2 | 10 | 2020年1月1日 | 2020年1月7日 |
Galaxy S10 | 10 | 2019年12月1日 | 2020年1月9日 |
HUAWEI Mate 20 Pro | 9 | 2019年12月1日 | 2019年12月26日 |
Galaxy S8+ | 9 | 2019年12月1日 | 2019年12月21日 |
HUAWEI Mate 10 Pro | 9 | 2019年10月6日 | 2019年12月4日 |
Black Shark 2 | 9 | 2019年10月5日 | 2019年11月13日 |
OnePlus 3T | 9 | 2019年10月1日 | 2019年11月29日 |
Galaxy S7 | 8.0.0 | 2019年9月1日 | 2019年10月8日 |
HUAWEI Mate 9 | 9 | 2019年7月5日 | 2019年8月14日 |
Nexus 5X | 8.1.0 | 2018年12月5日 | 2018年12月4日 |
Moto G4 Plus | 8.1.0 | 2018年12月1日 | 2019年4月5日 |
Xperia XZ | 8.0.0 | 2018年10月1日 | 2019年1月4日 |
ZenFone 3 | 8.0.0 | 2018年7月1日 | 2018年9月20日 |
HUAWEI P9 | 7.0 | 2018年7月1日 | 2018年7月27日 |
Xperia Z5 Compact | 7.1.1 | 2017年9月1日 | 2017年10月18日 |
上記の表で「セキュリティパッチレベル」が赤文字のものは BlueBorne 対策済み
KRACK 対策はセキュリティパッチレベルが「2017年11月6日以降」であることが必要
Spectre 、 Meltdown 対策はセキュリティパッチレベルが「2018年1月5日」以降であることが必要